かつてインドネシアの保健大臣が、WHOはじめ国際社会に大ゲンカを売っていた次代がありました。
「鳥インフルのウイルス標本は提供しない! 提供したって、それで先進国がワクチンつくって大儲け、途上国はそれを買う金もなく何の恩恵もないやろ!」と。
最初途上国諸国からそれなりの喝采をあびたこの論も、しかし、その後いささか現実離れした発言もあり孤立気味でした。
その後、保健大臣が交代したり、今年4月にはWHOが権利保証もおこない一歩づつ事態は快方に向かってはいましたが、今回、
「インドネシア自身がワクチン国産できることになりそうだ」とドラウマティックな展開になってきました。
- Airlangga University 報告。
- 鳥インフルワクチンのプロトタイプ製造に成功(succeeded in creating a bird flu vaccine seed )
- 今回のvaccine seedは日本の援助を得て製造。所要コストは$234,000
- 今回はインドネシアの鳥インフルウイルスから製造された、さらに、インドネシアの専門家が製造した初の快挙。
ともあれ、インドネシアが自分でワクチンを造れるようになれば、かつてのような意地の張り合いも必要なくなるわけで安心ニュースですね。日本の援助奏功、次のくるにどメールあたりに詳細が載ってくるのでしょうか。
ソースは8月21日付Jakarta post↓
http://www.thejakartapost.com/news/2011/08/21/airlangga-university-produces-first-ever-locally-produced-bird-flu-vaccine-seed.html
Airlangga University produces first ever locally-produced bird flu vaccine seed