隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第251作品目は、『エルビス』をお送りします。
7月1日から全国公開されている『エルビス』を、観に行ってきました。
『エルビス』(原題:Elvis)は、本国では、6月24日に公開されたアメリカ合衆国製作のミュージカル映画です。
「隊長のブログ」では、ミュージカル映画を、これで16作品を紹介したことになります。詳細は、こちらの一覧をご参照下さい 。
監督は、オーストラリア出身のバズ・ラーマン(バズ・ラーマン)。
バズ・ラーマン監督作品は、2001年公開 『ムーラン・ルージュ』 と、
2013年公開 『華麗なるギャツビー』 を、取り上げています。
脚本:バズ・ラーマン、クレイグ・ピアース(Craig Pearce)。バズ・ラーマン、クレイグ・ピアースの共同脚本コンビは、『ムーラン・ルージュ』、『華麗なるギャツビー』に引き続き、一緒です。
クレイグ・ピアースも、エルビスの妻・プリシラ・プレスリー役のオリヴィア・デヨングも、オーストラリア出身なので、作品のテイストに同国の文化的背景が反映されているのでしょうね。
主役のエルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)を演じるのが、アメリカ人のオースティン・バトラー(Austin Butler)。
共演者:トム・ハンクス(Tom Hanks)、オリヴィア・デヨング(Olivia DeJonge)、ケルヴィン・ハリソン・Jr((Kelvin Harrison Jr.)、ほか。
尚、トム・ハンクスの映画作品を、これで14本を紹介したことになります。詳細は、こちらの記事一覧をご参照下さい 。
配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ。上映時間:159分。
あらすじ:緊張した面持ちで故郷のステージに立つ、まだ無名の新人歌手エルヴィス (オースティン・バトラー) 。ピンクのスーツを身にまとい、メイクをし、長 い髪をオールバックにした当時では馴染みのない姿から、観客からはヤジを飛ばされる。
しかし、「Baby Let's play house」を歌い出すと、先ほどまで嘲笑していた観客の表情が、一変します。腰を小刻みに揺らす独特でセクシーすぎる禁断のダンスに釘付けに。
そして誰も聴いたことのないロックを熱唱するエルヴィスに、女性客は大興奮! 叫び声が上がり、会場はやがて熱狂の嵐に包まれます。
音楽プロモーターのトム・パーカー(トム・ハンクス)は、エルヴィスのパフォーマンスを見たその瞬間、「運命の出会いだった」と確信するのでした。。。
鑑賞したのは、東京・日本橋にある「TOHOシネマズ 日本橋」。同館を訪れるのは、先月初旬の 『トップガン マーヴェリック』 に、引き続いてです。
隊長が観賞した先週、本作品を上映していたのは、座席数213の「スクリーン6」。「スクリーン8」では、まだ『トップガン マーヴェリック』を上映していました。
感想:この映画を観て、今までのエルヴィス・プレスリーに対する印象が一変しました。彼のファンは、殆ど白人で、エルヴィス自身も白人至上主義者だと思っていました。
ところが、彼の音楽の原点は、ブラックミュージックで、エルヴィスはアフリカ系アメリカ人に対して親和性を持っていたのですね。
そして、1977年に42歳という若さで死に至る過程と、原因と思われる事象が少しは分かったと思います。
エルヴィスを演じたオースティン・バトラー。ルックスが、エルヴィスに似ていると言うだけでなく、完璧な歌・踊り・演技で、エルヴィスがまるで蘇ったような錯覚を覚えました。
いろいろな役を演じてきたトム・ハンクスですが、トム・パーカーという悪役になりきっていて、彼の演技力の深さを再認識しました。
オープニングから、豪華な金文字のエンドロールまで、2時間40分近い上映時間が、長いと感じさせなかった力作でした。
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