隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

テレビ Vol.187 『未来世紀ジパング ~メード・イン・ジャパンの真実~』

2017年08月31日 | テレビ番組

隊長が観た「テレビ番組」を紹介するシリーズの第187回は、『未来世紀ジパング ~メード・イン・ジャパンの真実~』をお送りします。


『日経スペシャル 未来世紀ジパング ~沸騰現場の経済学~』は、テレビ東京で毎週月曜日22:00~22:54に放送されている経済ドキュメンタリー番組です。


この番組は「世界の沸騰現場から、ニッポンの未来が見えてくる!」をテーマに、世界各地の最新の経済事情の現場を取材し、専門家やゲストとの対談などを通し、経済を分かりやすく伝えてくれています。


出演者はタレントのSHELLYさん、テレビ東京のアナウンサー 秋元玲奈さん。ナレーターは、俳優の蟹江一平さんです。


2014年10月に『未来世紀ジパング ~香港 異変!~』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bd125cf2a2439751e71038be4aebba78 で、


2016年9月に『未来世紀ジパング ~アフリカで日中激突~』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/51eaa09d9d094664744dee2a86521228 で、


この番組をこれまでに、二度紹介しています。


8月28日の放送は、「中国異変!知られざる日本“爆進出”~メード・イン・ジャパンの真実~」と題して、中国企業の日本進出が、かつてないペースで進んでいる現状をレポートしています。


この現象を、かつての「爆買い」ならぬ「爆進出」の様相だと紹介しています。


先ず取り上げたのが、8月に中国で最も知られる老舗ラーメンチェーン「蘭州ラーメン」の“馬子禄(マーズルー)”が、ラーメン激戦区の東京中心部神田神保町に進出したニュースを取り上げました。

 

 


これまでに、日本のラーメンチェーン店が中国に進出しているニュースは、何度も見聞きしているし、上海駐在時には、よくお世話になりましたが、中国のラーメンチェーン店が日本に進出してくる時代になりましたか。


「蘭州ラーメン」の麺は、コシがあって比較的日本のラーメンに近いので、隊長が中国で初めて訪れる地方で、食事場所に困った時に利用します。


この店、麺を手打ちしている様子が見えるので、初めて「蘭州ラーメン」を食べる日本人客には、物珍しいのではないでしょうか。


場所も、神田神保町とよく行くエリアなので、近いうちに食べに訪れようと思います。


次は、中国で空前のブームとなっている乗り捨て自由な「シェア自転車サービス」の日本上陸の話題です。


最大手の“モバイク社”が、8月下旬、日本で初のサービスを札幌市内で開始しました。


中国で、今問題になっているのが、シェア自転車の乗り捨てです。


番組では、担当者が、札幌市役所に市の駅前にある駐輪場を使用させて欲しいと交渉に行ったが、規制が厳しく、地元コンビニ、ドラッグストアに駐輪場を設置する様子を紹介しました。


三番目は、マレーシア政府が力を入れる南部ジョホール州の複合開発地に、中国の不動産デベロッパーによる洪水のような投資の負の側面をレポート。


物価が上がったり、住宅が供給過剰になり、ゴーストタウン化したりの問題が現れているそうです。


日本でも、同様な問題がいつ起こってもおかしくない状態です。


最後は、中国の中堅企業が大阪に工場進出し、「メード・イン・ジャパン」の製品を作り始めたこと。


隊長が4年2ヶ月、上海に駐在していたのも、中国に進出した日系企業をサポートするためでした。


日本に帰任してから、10年。かつての日本と中国の関係の逆転現象が起き始めている様です。


尚、次回の『未来世紀ジパング』は、「異常気象と闘う 第3弾」と題して、9月4日(月)夜10時からの放送予定です。

 

 

===「テレビ番組」 バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/17de26ad35859fd865f52645aba1b27d

Vol.1~175 省略

Vol.176 2017/4/22  『ドラマ「母になる」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9b3d015ee281c9564c3cb0af339b633f

Vol.177 2017/4/25  『ドラマ「人は見た目が100パーセント」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e2e78fef6da142607df38113432651c9

Vol.178 2017/4/27  『ドラマ「リバース」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/99e05f718cf35803d09c9a45a122bab9

Vol.179 2017/4/29  『ドラマ「小さな巨人」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/68a156404a9ef66ed8d1b136d169ff2c

Vol.180 2017/5/3   『路線バスで寄り道の旅』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/10510441ccf46e9ed82172f79c42168b

Vol.181 2017/5/19  『金曜日くらい褒められたい』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2c64711ba5785e2fb18c1794d2acdd16

Vol.182 2017/6/4   『TOKYOディープ!』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4a45b1ccda6279aeed0ee09bbd1cbcd2

Vol.183 2017/6/14  『朝ドラ「こころ」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4fdb7fbe55da5617a784fc0a10e3a68e

Vol.184 2017/6/26  『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2d959d5838bbf9bf7db1aba1b53708d6

Vol.185 2017/8/8   『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/7a472d983014ccd07950d4a43161177f

Vol.186 2017/8/26  『歌謡ファンクラブ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/cfc0571e8a25157ae4aef226013579f4
                                                                                                                                                                                                          

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映画 Film111 『80日間世界一周』

2017年08月30日 | 映画

隊長が、これまでに観た「映画」を紹介するシリーズの第111回は、『80日間世界一周』をお送りします。

 


『80日間世界一周』(原題:Around the World in 80 Days)は、ジュール・ヴェルヌの同名小説を原作にした、1956年制作のアメリカ映画。


日本での公開は、1957年です。


監督は、マイケル・アンダーソン。音楽担当は、ヴィクター・ヤング。


この映画を観たことのない人でも、ヴィクター・ヤング作曲の同名のテーマ曲は、耳にしたことがあるはずです。


主演は、デヴィッド・ニーブン。他の出演者は、カンティンフラス、ロバート・ニュートン、シャーリー・マクレーン、など。


舞台は、1872年のロンドン、まだ飛行機も出現していない時代。イギリス人の資産家フォッグ卿(デヴィッド・ニーブン)は、八十日間で世界一周ができることに二万ポンドを賭けた自ら立証の旅に、ロンドンから出発します。


お供は、前日に雇ったばかりのフランス人の執事パスパルトゥー(カンティンフラス)。フォッグが銀行強盗だと疑うフィックス刑事(ロバート・ニュートン)が二人を尾行します。


インドでは、人身御供にされそうになったアウダ姫(シャーリー・マクレーン)を救い、彼女も旅に加わります。


十九世紀の気球、汽船、列車、象、ありとあらゆる乗り物を駆って波瀾に富んだ旅行が繰り広げられます。


先に原作⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c75e0f2fd594adf77545d2a35f9501ff を読んでから映画を観ました。


ほぼ原作に忠実なのですが、大きく異なるのが、気球に乗りスペインに不時着するシーンです。


原作にはこの話しは、なかったのですが、フォッグとパスパルトゥーが気球に乗り、ロンドンを出発し、途中アルプスを越えてから、スペインに不時着します。


ひょんなことから、パスパルトゥーが闘牛場に引き出されてしまいます。


これは、メキシコ出身で、闘牛士の経験もあるカンティンフラスを引き立てるためでしょうかね。


あと気になったのは、日本が登場ですシーンです。当時のアメリカ人の日本感が良く現れていますね。


例えば、鎌倉の大仏を見学したパスパルトゥーが、屋台をぶらつくシーン。女性の着物の着付けやカツラが、全然似合っていません。


屋台に書かれている日本語もめちゃくちゃです。サーカス小屋(芝居小屋)のシーンも、1870年代(明治初期)の日本では考えらません。


昭和32年に日本で公開された時、この映画を観た日本人は、憤ったのでしょうか。それとも、当時は簡単には海外に行けなかったので、擬似海外旅行体験を楽しんだのでしょうか。


上映時間が169分と長いですが、この作品にカメオ出演しているフランク・シナトラなどの大物俳優が、どの場面で出てくるかと目を凝らして見ていたり、原作との違いや粗探しをしていると、あっという間に観終えてしまいました。


この作品を、現在のCG技術を使い、時代考証をしっかりと行い再制作すると、面白い映画が出来そうです。

 

 


===「映画」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f

Film1~95  省略

Film96 2017/1/15  『母と暮せば』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/012d2dba6f1c44a76922b271b7ee1f9a

Film97 2017/1/20  『初恋のきた道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9520ff4c27be54f59cab8a2c353a7db

Film98 2017/1/28  『華麗なるギャツビー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3bebdf321297c87964d5ffca52d7206f

Film99 2017/2/7   『ビバリーヒルズ・コップ3』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/37d9b2d4d7a7b635b9362a65ec535db4

Film100 2017/3/17 『チア☆ダン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e31e03e457a76218920d0b3bda59fbb3

Film101 2017/3/27 『REDリターンズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7b12fb0dee8e2d3e2ec56c8d2e34fdb

Film102 2017/4/5  『ローマの休日』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c3c4c2db8ae25498a19232f24fff4fe

Film103 2017/4/9  『ムーラン・ルージュ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dd353404f9af37f61883de9efa622efb

Film104 2017/4/15 『激突!』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/54a3c9cd457a76c7640ae5b2d4141f55

Film105 2017/5/9  『わが青春に悔いなし』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f90f3dc23d6e069a34319c3f71da9f46

Film106 2017/6/8  『クリフハンガー』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/81d5d3dde65f4debd911004ee71dc8b4

Film107 2017/6/15 『インフェルノ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf17916f43bed34989290b10d2761dec

Film108 2017/6/30 『トップガン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/60f6f26eae450995705913623f8dec07

Film109 2017/7/31 『いつまた、君と ~何日君再来~』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e01d38357b90fb637344f6884fc8f42c

Film110 2017/8/20 『ミッション:インポッシブル2』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/83a60b796c68b01ba41499a55179f7c0

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ブログ その126 『地球温暖化対策地域推進協議会任期終了』

2017年08月29日 | ブログ

隊長の日々の出来事・雑感を綴った「ブログ」の第126回は、『地球温暖化対策地域推進協議会任期終了』をお送りします。


8月23日(水)に「平成29年度第1回文京区地球温暖化対策地域推進協議会」が、文京シビックセンター⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/08c4444122679eb71808ad22214e0098 24階にある区議会第1委員会で開かれ、出席しました。


「文京区地球温暖化対策地域推進協議会」は、区が地域で地球温暖化対策に取り組むために策定した「文京区地球温暖化対策地域推進計画」を円滑に実施するために、開催されています。


2014年11月4日付けで、協議会の公募委員として任命⇒  http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4669be44784b9f9e34d4054af0e20f6c されてから、年2~4回開かれる協議会に出席してきました。


公募委員の任期は2年、再任は1回のみなので、今年の11月3日で任期が満了になります。11月3日までに、協議会の開催が現時点で計画されていないので、8月23日の協議会が隊長にとって最後の出席となりました。


4年間の任期の間に、「文京区地球温暖化対策地域推進計画」見直しの協議に参画⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/faa2187e22b2dbb511e521ebdced4eb6 し、少しでも地域からの地球温暖化対策に貢献出来たと自負しています。


任期をほぼ終了し、「文京区アカデミー推進協議会」⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/da3df53fe2cb1967c35c9732395bf3a1 の二年の任期が終えた時と同じく、今まで関心を余り持って来なかった地域に対する関心が増したと感じています。


具体的には、これまで殆ど目を通したことがなかった区報を隅から隅まで読むようになったり、区のホームページを頻繁に閲覧する様になりました。


二つの協議会の委員を卒業しても、地域の貢献のため微力を尽くしたいと思っています。


8月23日の協議会終了後、久しぶりにシビックセンター25階にある無料展望室に行ってみました。


こんなに見晴らしが良いのに、相変わらず、訪れる人は少ないですね。


この日は、数組の親子連れだけ。


残念ながら富士山は見えませんでしたが、スカイツリーは、くっきりと見えました。

 

 

===「ブログ」バックナンバー ===
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/537663d2f182cab36960f0c42b1320ca

その1~110  省略

その111 2016/4/16  『クロスのボールペン』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6dee7e8c56d6ab4ec7b4eb2a9095be7e

その112 2016/4/20  『文京区アカデミー推進計画』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1ffa4e4e5fe0dea9a4b17f6719ba5505

その113 2016/5/4   『使用済み切手寄付 2回目』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f2fc7158067b0ce2cc928bc33e1f53f3

その114 2016/5/11  『旅行用目覚まし時計』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e6d22af9ed2c71cd5042931c91e6049d

その115 2016/5/18  『無事帰国しました』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/256b7c297b6ace269fb490991a4b9a7c

その116 2016/9/18  『「文社協だより」に載りました』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2f806bb384e8dc7335e6963d7161aca0

その117 2016/11/20 『また、やられた!!』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5fdd3f82031daded15626f39fe99f54b

その118 2016/12/30 『2016年を振り返る』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4acff83b8acf254a3e51672f0c150ae1

その119 2017/2/4   『使用済み切手寄付 3回目』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9d01212a8bf8aba2d0ee402bb41c3b5f

その120 2017/2/24  『35mmフィルムケースの使い道』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/71b15ce5ba7b2bc8633d016ff4c93509

その121 2017/3/23  『銀座線特別車両に遭遇』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/270e03d3f88ef98a943a2433ed62093c

その122 2017/4/4   『ポーラ GACHI フェイスケアローション』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e409507389affead1dac970f1922707b

その123 2017/5/11  『南京へ行ってきます』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/135419a80481b5fe10b14c207b1a807d

その124 2017/6/19  『初夏の弘前、青森、函館へ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/37ee894cc2b6acad2d6c5df740dd1abd

その125 2017/7/6   『北イタリアへ行ってきます』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9ad7febcc3ade17c62bb621d36ee8b24

 

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本と雑誌 33冊 『レオナルド・ダ・ヴィンチ』

2017年08月28日 | 本と雑誌

隊長が読んだ「本と雑誌 」を紹介するシリーズの第33冊(回)は、『レオナルド・ダ・ヴィンチ』をお送りします。

 

 


この本は、西村書店の「アート・ライブラリー」全44巻の一冊です。「アート・ライブラリー」は、中世から現代までの西洋美術家の中から、とりわけ日本でも人気の高い画家を中心に、その生涯や制作の時代背景なども併せて作品を紹介する画集シリーズです。


著者は、米ニューハンプシャー大学美術史学科教授の、Patricia Emison (パトリシア・エミソン) 。専門は、イタリアのルネサンス美術、およびバロック美術です。


訳者は、愛知県立芸術大学名誉教授の森田義之と、小林もり子。


内容は、「盛期ルネサンス」と呼ばれた驚くべき美術の全盛期を開きながらも、その芸術と人生は時代から逸脱していた、Leonardo da Vinci (レオナルド・ダ・ヴィンチ) 。


彼の画業をカラー図版48点、挿図42点、年譜と、詳しい解説で、紹介しています。芸術家、科学者、そして発明家、多方面にその才能をいかんなく発揮した、レオナルド・ダ・ヴィンチ。


芸術においても数々の不朽の名作をこの世に送りだしました。本書では、その中からレオナルドの代表作《モナ・リザ》、《最後の晩餐》、《岩窟の聖母》、《受胎告知》など、日本でも有名な作品のほか、彼の手稿や素描も取り上げています。


ご存知の方も多いと思いますが、レオナルド・ダ・ヴィンチ、日本では、“ダ・ヴィンチ” と呼ばれていますが、イタリアで “da Vinci” と言っても、誰にもわかってもらえません。


“da Vinci” とは、“ヴィンチ村の” という意味です。本書の原題も、「LEONARD」となっています。


この本を読んだのは、イタリアに行き、作品を生で観て、もっと彼の事を知りたいと思ったからです。


フィレンツェの 「ウフィッツィ美術館」 で観た《東方三博士の礼拝》。

 


この作品は、フィレンツェ郊外のサン・ドナート修道院が、附属聖堂の主祭壇のための板絵として頼みました。レオナルドが、ミラノに旅立つ前に書かれましたが、“未完成” でした。
 

まだ下書き状態だったこの板絵は、ベンチ家の館に保管されることになりました。修道院は、フィリッピーノ・リッピに新たに制作を依頼したとのこと。そのリッピの作品も、ウフィッツィ美術館に収蔵されています。


同じくウフィッツィ美術館で観た《キリストの洗礼》。レオナルドの師、アンドレア・ヴェロッキオとの共作といわれています 。

 


両手を重ねあわせる天使を描いたのが、ヴェロッキオ。キリストの衣を持つ天使が、レオナルド。

 
ヴェロッキオは、自分の描いた天使との違いを目の当たりにして、絵筆を取ることを放棄し、彫刻に力を注ぐようになった、と本書に書かれています。


同館で本物に接して感動した《受胎告知》。この作品は、レオナルドが独立した画家となる前に、師ヴェロッキオの工房で制作されたと推測される、と著者は語っています。

 


この絵は、その形状から、祭壇画として用いられた作品ではなかったことがわかります。この横長の画面の形状は、レオナルド自身によって選ばれたのだろうと書かれています。


ひざまずく天使と腰かけるマリアを、いくらかの距離をおいてあらわすのに、適当な形状だったからであると結論づけています。


ミラノの「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」の食堂で観た 《最後の晩餐》。 

 


1494~98年にかけて、漆喰壁にテンペラと油彩で書かれたこの作品、下部に扉口があります。作品完成前からあった扉口だと思っていましたが、後世に開けられたそうです。


レオナルドの名声は、この作品の制作当初から高まり、それにも関わらず、1652年に扉口が開けられたことから、作品が現在考えれれているほど、当時は特別なものとしてみなされていなかったと、この本の著者は語っています。


レオナルドは、人体解剖にも多くの時間を費やし、その解剖研究に基づき《人体均衡図》などを描いています。


心理学者のジークムント・フロイトが、彼を心理学的パターンで分析しているとの記述も興味深かったです。


尚、『レオナルド・ダ・ヴィンチ』の体裁は、A4変型、126p。発行は西村書店。定価は、2,400円 (+税) です。

 


==「本と雑誌」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/dc30502bb229b843454e38b8994f9be0

1~20冊  省略

21冊 2016/12/7 『テレサ・テンが見た夢』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/003c34225930ed81542e35caf5ec30fc

22冊 2016/12/22『カクテル・ハンドブック』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a1f052d9bc97050f8418a8e12a5f4849

23冊 2017/1/12 『高倉健著「少年時代」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4243287003a72879856b54f7fd572ada

24冊 2017/2/9  『絵本「星の王子さま」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/10551068b08e5edb57b0be02773b31a1

25冊 2017/3/9  『瞳みのる 老虎再来』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4f839d9bbe229dc378239e5811877561

26冊 2017/3/19 『諺で考える日本人と中国人』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1f1dad80dfd1065eb243e2a08f6f25fc

27冊 2017/3/28 『地球の歩き方 中国』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bf64e21d7878240fce15b1470914ac6f

28冊 2017/4/17 『田原著「水の彼方~Double Mono~」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/43b469cdfe84a213638a7a47d58fcb89

29冊 2017/4/30 『邱永漢著「たいわん物語」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/448237a0279a9991426d7e2c89c14e8f

30冊 2017/5/27 『サン=テグジュペリ著「夜間飛行」』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f71a38f366d7cb3d2f9210556865a792

31冊 2017/6/10 『るるぶ イタリア '17 ちいサイズ』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8fd07900803a6cdfe70085b562a20298

32冊 2017/8/10 『八十日間世界一周』 http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c75e0f2fd594adf77545d2a35f9501ff

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テレビ Vol.186 『歌謡ファンクラブ 「テレサ・テン特集」』

2017年08月26日 | テレビ番組

隊長が観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第186回は、『歌謡ファンクラブ』をお送りします。

 


今日、ご紹介する『歌謡ファンクラブ』は、BS-TBSで不定期土曜の18:30~19:00に放送されている音楽トーク番組です。


この番組は、昭和の歌謡曲に関するテーマを決め、そのテーマにまつわるゲストを迎えて放送されています。進行役は、小倉智昭。


7月29日の放送は、「テレサ・テン特集」と題して、歌手でテレサと親交が深かったジュディオング、テレサの所属レコード会社トーラスレコード社長の舟木稔氏、がゲストでした。


番組では、台湾デビュー時のレコード、アイドル路線での日本デビュー 、大ヒットした「時の流れに身をまかせ」、などの裏話が披露されました。


テレサが大好きな隊長なので、殆どの話しは知っていましたが、初めて聞いたのは、1985年12月にNHKホールのコンサートで、ウェディングドレスを着て「愛人」を歌った裏話です。

 


この映像を以前にも観ていて、何故ウェディングドレス姿だったのか、疑問でした。


今なら、「愛人」「ウェディングドレス」で検索したら中川俊直議員がヒットしてしまいますよね(失礼

 
テレサのお母さんが着せたかったウェディングドレスを、その意を汲んで、コンサートで着たそうです。


こうして、また、テレサ・テンの神話が積み重ねられていくのですね。                                            


尚、「隊長のブログ」では、テレサ・テン (鄧 麗君) に関する記事を、これまでに7回アップしています。


詳細は、こちらをご参照下さい


 

==「テレビ番組」 バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/17de26ad35859fd865f52645aba1b27d

Vol.1~170 省略

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