隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

「時代劇映画」 記事一覧

2025年03月11日 | 映画

時代劇映画  」とは、平安時代から明治維新までの日本を題材とした、日本映画の作品の総称と捉えています。

 

 

狭義には、武士が主役で殺陣(たて)を伴う “チャンバラ映画” を指すこともあるでしょうが、隊長は時代背景が明治維新以前であれば、町民が主役でも「時代劇映画」と定義しています。

 

最近では、海外で「時代劇映画」の人気が、ジワジワと広がっているとのことです。

 

そんな「時代劇映画」を、これまでに19作品を紹介しています。

 
詳細は、下記一覧をご参照下さい。

 

==「時代劇映画」記事一覧==

(公開年:タイトル:監督)

1.  1958年 『忠臣蔵』 渡辺邦男

2.  1995年 『写楽』 篠田 正浩  

3.  2000年 『雨あがる』 小泉堯史  

4.  2002年 『助太刀屋助六』 岡本喜八

5.  2002年 『たそがれ清兵衛』 山田洋二  

6.  2004年 『丹下左膳 百万両の壺』 津田豊滋

7.  2004年 『隠し剣 鬼の爪』 山田洋二  

8.  2005年 『蝉しぐれ』 黒土三男

9.  2006年 『武士の一分』 山田洋二 

10.  2008年 『山桜』 篠原哲雄  

11.  2010年 『花のあと』 中西健二  

12.  2010年 『必死剣 鳥刺し』 平山秀幸  

13.  2010年 『桜田門外ノ変』 佐藤純彌  

14.  2010年 『武士の家計簿』 森田芳光

15.  2011年 『小川の辺』 篠原哲雄  

16.  2013年 『清須会議』 三谷幸喜  

17.  2014年 『超高速!参勤交代』 本木克英  

18.  2016年 『殿、利息でござる!』 中村義洋  

19.  2016年 『超高速!参勤交代 リターンズ』 本木克英  

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映画 Film284 『動乱』

2025年02月25日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第284作品目は、『動乱』をお送りします。

 

 


『動乱』は、 昭和55年(1980)1月19日に公開された日本映画。配給会社:東映。上映時間:150分(第一部「海峡を渡る愛」、第二部「雪降り止まず」の2部構成)。


本作品では、昭和史の起点となった五・一五事件から二・二六事件までの風雲急を告げる動乱の中、寡黙な青年将校とその妻の愛と生きざまを、描いています。


脚本:山田信夫。


監督は、森谷司郎(もりたに しろう)。


音楽:三枝成彰。


主演は、初共演となる、高倉健と吉永小百合。


尚、「隊長のブログ」では、高倉健さんに関する記事を、これで29本を紹介したことになります。詳細は、ちらを覧下さい  。


吉永小百合さんが出演する作品・番組は、これで18本を取り上げたことになります。詳細は、ちらをご参照下さい  。


共演者:田村高廣、志村喬(たかし)、米倉斉加年(まさかね)、桜田淳子、永島敏行、にしきのあきら、小林稔侍、佐藤慶、田中邦衛、ほか。


ナレーションは、佐藤慶(広津美次役と兼任)。

 

あらすじ:【第一部・海峡を渡る愛】物語の始まりは、昭和七年(1932)4月の仙台連隊。宮城啓介大尉(高倉健)が隊長を務める中隊の初年兵・溝口英雄(永島敏行)が、脱走しました。溝口の姉・薫(吉永小百合)が、生活苦のため千円で、女郎屋に売られようとしていたからです。


溝口は捜索隊の上官・原田軍曹(小林稔侍)を殺してしまい、銃殺刑に処せられます。宮城は父・広介(志村喬)に用立ててもらった千円を、香典として薫に手渡しますが。


その後、五・一五事件が発生し、陸軍内部の皇道派と統制派の対立が激化する中、宮城は部下から脱走兵を出した責任を問われ、朝鮮の国境守備隊へ異動を命じられます。そこで彼は、芸者になった薫と偶然にも再会し、彼女を引き取ります。


吹雪の日、匪賊との小競り合いで部下から、敵が撃ってきた銃弾が日本製だと訴えます。日本軍が兵器の横流しを行っていたのでした。愕然としている啓介の元へ、賊軍がまた攻めてきて弾丸が尽きた部隊は、剣で突撃をかけ、多くの戦死者を出してしまいました。啓介は、軍上層部に対する不信感と怒りで、肩を震わせるのでした。


【第二部・雪降り止まず】二人は日本に戻り、啓介は自分の家に薫を住まわせます。家には皇道派の青年将校が訪ねてきては軍の腐敗を愚痴り、向かいには憲兵曹長の島(米倉斉加年)が、絶えず見張りをしていました。


啓介は薫を鳥取旅行に連れて行きますが、薫は過去に相手をした将校に出会い、彼女は羞恥の目に曝されながら旅行を終えたのでした。


ある日、薫は上司に当たる皇道派の神崎の妻が双子の息子との幸せな光景を見て、未だ籍を入れる所か抱こうともしない啓介に、自分の体は汚れているから抱けないのかと訴えるのでした。


青年将校たちの不満は募る一方、昭和11年(1936)2月26日、ついに啓介達・皇道派は決起に向かって行きましたが。。。

 

感想:二人とも好きな俳優の、高倉健さんと吉永小百合さんの初共演映画。それに、戦前の歴史的クーデター事件である五・一五事件と二・二六事件を扱っているとの事で、興味深く鑑賞しました。


しかし、第1部第2部合わせて、2時間30分と言う長い放映時間で、テーマが時代に翻弄される男と女の悲哀物語なのか、腐敗した政府に対して死をもって決起した青年将校たちの悲劇なのか、どっちつかずになってしまった印象です。


それに、どこまでが史実なのか、どこまでが創作なのか、困惑する場面もありました。それに、啓介のようなあんなにも、部下思いの上官現実には存在したとは、思えません。

 

また、啓介をはじめとする皇道派の青年将校たちを、余りにも美化しているのが、気になります。皇道派を善、統制派を悪として描き、勧善懲悪の物語にしたかったのでしょうか。


一番ショックだったのは、クーデターに失敗した将校たちが、銃殺刑に処されるシーン。掘られた穴に目隠しして座らされた彼らが、巻かされた鉢巻の真ん中には●が。この●を標的に、一斉射撃がされるラストシーンでした。


主演のお二人、撮影時には、売れっ子ゆえ、年間何本もの出演作があったにも関わらず、演技に対する集中力は、さすがだと思います。


特に、吉永小百合さんに取っては、初の “汚れ役” を、体当たりで演じていました。


豪華な共演陣ですが、特に注目して観ていたのは、小松少尉を演じた田中邦衛さん。共演回数が多い高倉健さんと絡むシーンには、二人の信頼関係が、垣間見られました。

 

 

最後になりますが、この映画が公開されてから45年が経ちました。多くのスタッフ・出演者が、既に鬼籍に入られています;


山田信夫、森谷司郎、高倉健、田村高廣、志村喬、佐藤慶、田中邦衛、など(敬称略)。


亡くなられた皆さんのご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 

 

==「映画」バックナンバー =
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f
Film1~270 省略

Film271  2023/8/2  『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』 

Film272  2023/8/21 『涙そうそう』 

Film273  2023/8/30  『忠臣蔵 (昭和33年)』

Film274  2023/9/8  『こんにちは、母さん』

Film275  2023/10/7 『ベニスに死す』

Film276  2023/11/22  『トゥームレイダー』

Film277  2024/2/8   『ルーキー』 

Film278  2024/4/24 『南極物語』

Film279  2024/7/12 『2046』 

Film280  2024/9/17 『小川の辺』 

Film281  2024/10/15 『あの頃、君を追いかけた』 

Film282  2024/12/12 『ごろつき

Film283  2025/2/7 『ガントレット』 

 

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「高倉健 出演作品・番組」 記事一覧

2025年02月25日 | 映画

昭和を代表する俳優の 高倉 健 《本名:小田剛一》 は、福岡県出身で、生年月日は昭和6年 (1931) 2月16日。愛称は、健さん。

 

 

昭和30年(1955)、東映ニューフェイス第2期生として東映へ入社。翌年、同社の「電光空手打ち」でデビューします。

 

昭和51年(1976)に東映を退社後は、同じくフリーになっていた降旗康男監督とコンビを組み、多くの名作を世に送り出してきました。

 

2005年2月、日中合作映画「単騎、千里を走る。」の製作発表で、降旗康男監督(右)、中国の張芸謀(チャン・イーモウ)監督(左)と、写真に納まる高倉健さん。

 

私生活では、1959年2月16日(高倉が28歳の誕生日の時)に、歌手の江利チエミさんと結婚しましたが、1971年9月に離婚しました。お子さんは、いらっしゃいません。

 

 

60年以上に亘る俳優生活で、数多くの作品に出演されたきた高倉健さんは、平成26年(2014)11月10日に、お亡くなりになりました  。享年、83歳。

 

そんな高倉健さんに関する記事を、「隊長のブログ」では、これまでに29回アップしています。

 


詳細は、下記の記事一覧をご参照下さい。 

 

 

==「高倉健 作品・番組」 記事一覧 =

1.  1965年 レコード 『網走番外地』

2.  1966年 レコード 『唐獅子牡丹』

3.  1966年 映画 『網走番外地 南国の対決』  

4.  1968年 映画 『緋牡丹博徒』

5.  1968年 映画 『ごろつき』

6.  1974年 映画 『無宿 (やどなし) 』  

7.  1974年 映画 『ザ・ヤクザ』  

8.  1975年 映画 『新幹線大爆破』

9.  1976年 映画 『君よ憤怒の河を渉れ』  

10.  1977年 映画 『幸福の黄色いハンカチ』  

11.  1978年 映画 『野性の証明』

12.  1980年映画 『動乱』

13.  1980年 映画 『遙かなる山の呼び声』

14.  1981年 映画 『駅 STATION』  

15.  1982年 映画 『海峡』  

16.  1983年 映画 『居酒屋兆治』  

17.  1983年 レコード 『時代遅れの酒場』

18.  1983年 映画 『南極物語』

19.  1985年  映画 『夜叉』  

20.  1989年  映画 『ブラック・レイン』  

21.  1992年 ドラマ 『チロルの挽歌』

22.  1993年 映画 『ミスター・ベースボール』

23.  1999年 映画 『鉄道員(ぽっぽや)』

24.  2001年映画  『ホタル』

25.  2005年  映画 『単騎、千里を走る。』  

26.  2012年  映画 『あなたへ』

27.  2014年11月  『訃報:高倉健さん』

28.  2016年 著書 『少年時代』

29.  2023年4月 ドキュメンタリー番組 『アナザーストーリーズ』

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「吉永小百合 出演作品・番組」 記事一覧

2025年02月25日 | 映画

 

女優の 吉永 小百合《本名:岡田小百合》は、東京都渋谷区出身で、生年月日は昭和20年 (1945) 3月13日。2025年2月現在、79歳です。

 

昭和32年 (1957) 、小学六年生の時、ラジオドラマ「赤胴鈴之助」でデビュー。

 

昭和37年 (1962) 、高校在学中に『キューポラのある街』にヒロイン役で出演。

 

 

昭和40年(1965)早稲田大学第二文学部西洋史学専修に入学。映画出演など、多忙な仕事を抱えながらも、昭和44年(1969)早大を次席で卒業。


その後、120本以上の映画・数多くのドラマ・CMに出演し、今では、最後の “銀幕のスター” とも呼ばれる存在になりました。

 

日本を代表する名監督に、起用されてきた吉永小百合さんですが、特に 山田洋次監督 の作品で、数多く主演を務めています。

 

 

私生活では、昭和48年(1973)に、当時フジテレビのディレクターだった岡田太郎氏と結婚。おしどり夫婦して知られていましたが、2024年9月に約50年連れ添った同氏と死別しています。お子さんは、いらっしゃいません。

 

そんな吉永小百合さんが出演する作品・番組を「隊長のブログ」では、これまでに18本を紹介しています。


詳細は、下記の記事一覧をご参照下さい。

 

 

==「吉永小百合 出演作品・番組」 記事一覧 ==

1.  1962年公開映画 『キューポラのある街』

2.  1963年公開映画 『伊豆の踊子』

3.  1964年公開映画 『若草物語(日活)』

4.  1972年公開映画『男はつらいよ 柴又慕情』

5.  1974年公開映画 『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』

6.  1982年1月~2月放送ドラマ『続・夢千代日記』

7.  1980年1月公開映画 『動乱』

8.  1982年10月公開映画 『海峡』

9.  2010年1月公開 映画 『おとうと』

10.  2015年公開映画 『母と暮せば』

11.  2019年公開映画 『最高の人生の見つけ方』

12.  2019年10月テレビドキュメンタリー『プロフェッショナル 仕事の流儀』

13.  2021年5月放送バラエティー 『A-Studio+』

14.  2021年5月放送バラエティー 『日曜日の初耳学』

15.  2022年3月TVCM 『スプリングバレー 豊潤 496』

16.  2023年9月公開 映画 『こんにちは、母さん』

17.  2023年9月放送 『徹子の部屋』

18.  2023年9月放送 『ボクらの時代』

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映画 Film283 『ガントレット』

2025年02月07日 | 映画

隊長が、これまでに鑑賞した「映画」を紹介するシリーズの第283作品目は、『ガントレット』をお送りします。

 

 


『ガントレット』(原題: The Gauntlet)は、1977年12月21日公開(日本公開:1977年12月17日)のアメリカ映画。配給:ワーナー・ブラザース映画(Warner Bros.)。上映時間:109分。


本作品は、クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)が、監督・主演を務めたクライムアクション映画です。


尚、「隊長のブログ」では、クリント・イーストウッドの映画作品を、これで14本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご参照下さい  。


題名の『ガントレット』とは、古い軍事的な刑罰「ガントレットの走行」から派生したもので、囚人が兵士の列の間を通り抜け、その間に攻撃を受けるというもの。この映画のクライマックスで、警官隊の銃撃により、主人公たちが同様の仕打ちを受けるシーンがあります。


脚本:マイケル・バトラー(Michael Butler)、デニス・シュリアック(Dennis Shryack)。


共演者:ソンドラ・ロック(Sondra Locke)、パット・ヒングル(Pat Hingle)、ウィリアム・プリンス(William Prince)、マイケル・カバナー(Michael Cavanaugh)、ほか。

 

 

あらすじ:アリゾナ州フェニックス市警察の警察官 ベン・ショックリー(C・イーストウッド)は、ある裁判の証人 ガス・マリー(ソンドラ・ロック)を、ラスベガスからフェニックスまで護送する様に命じられます。


ベンはガスを車に乗せ、ラスベガス空港に向かう途中、正体不明の何者かの襲撃を受けます。その後も、危険な目に合った二人は、飛行機ではなく、陸路でフェニックスに向かうことに。しかし途中でも、執拗な攻撃を受けます。


これらの襲撃は、事件の揉消しを謀る市警察幹部の仕業で、ついに彼らと対決をすることになりますが。。。

 

 

感想:腐敗した警察幹部に、C・イーストウッドが演じる主人公が、傷だらけになりながら向かうと言う、「ダーティハリー」シリーズ  のテイストを感じさせる作品です。


途中でハイジャックしたバスに、ベンとガスが乗り込みんだバスを鉄板で覆い、フェニックス市内の裁判所に向かい、警官隊から一斉射撃を受けるラストシーンは、あまりにも鮮烈な印象からか、オマージュした映画・ドラマが世界中で作られています。

 

 


2023年7月期のドラマ  『VIVANT(ヴィヴァン)』  第1話で、主人公たちが装甲トラックで、日本大使館に逃げ込むシーンも、その一つでしょう。

 

 

 

 

 

==「映画」バックナンバー =
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f
Film1~270 省略

Film271  2023/8/2  『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』 

Film272  2023/8/21 『涙そうそう』 

Film273  2023/8/30  『忠臣蔵 (昭和33年)』

Film274  2023/9/8  『こんにちは、母さん』

Film275  2023/10/7 『ベニスに死す』

Film276  2023/11/22  『トゥームレイダー』

Film277  2024/2/8   『ルーキー』 

Film278  2024/4/24 『南極物語』

Film279  2024/7/12 『2046』 

Film280  2024/9/17 『小川の辺』 

Film281  2024/10/15 『あの頃、君を追いかけた』 

Film282  2024/12/12 『ごろつき

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