隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

テレビ Vol.329 『ドラマ 「太陽の子」』

2020年08月24日 | テレビ番組

隊長が観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第329回は、『ドラマ 「太陽の子」』をお送りします。

 




『太陽の子』(英題: GIFT OF FIRE)は、「国際共同制作 特集ドラマ」として、NHK総合・ BS8K・BS4Kで、終戦記念日の8月15日(土)19時30分~20時50分に放送 された、単発ドラマです。


作・演出は、NHK制作局の黒崎 博。


黒崎博さん演出のドラマは、2017年度前期朝ドラ  『ひよっこ』
 を、取り上げています。


主演は、柳楽 優弥(やぎら ゆうや)。


柳楽優弥さん出演ドラマは、2015年度前期朝ドラ 『まれ
 、


2017年度大河 『おんな城主 直虎』 を、紹介しています。


こうしてみると、柳楽さんは、NHKのドラマへの出演が多い印象です。


共演者は、有村架純 、三浦春馬、田中裕子 、國村隼(じゅん)、イッセー尾形、山本晋也、ほか。

 




三浦春馬さんは、『おんな城主 直虎』  を、紹介しています。



あらすじ:太平洋戦争末期、京都帝国大学の物理学研究室で原子の核分裂について研究している石村修(柳楽優弥)は、海軍から命じられた核エネルギーを使った新型爆弾開発のための実験を続けていました。


空襲の被害を防ぐための建物疎開で家を失った幼なじみの朝倉世津(有村架純)が、修の家に居候することになります。そこに修の弟の裕之(三浦春馬)が戦地から一時帰宅し、母(田中裕子)と、修、世津は、久しぶりの再会を喜ぶのでした。


爆弾開発の実験がなかなか進まないなか、研究室のメンバーは研究を続けていく事に疑問を持ち始めます。そして、裕之が再び戦地へ行くことになったやさき、広島に原子爆弾が落とされたという知らせが届きます。研究者たちは広島に向かい、そこで焼け野原になった広島の姿を目撃するのでした。。。

 


感想:NHKのドラマなので、途中CMがなく、映像の質感と相まって、良質な映画を一本観た感覚になりました。尚、同名の映画が来年公開される予定だそうです。


抑制した調べながら、情感が籠った、Nico Muhly(ニコ・ミューリー)の音楽 も良かったです。


キャスティングも適切で、出演者全員の演技も素晴らしかった。


柳楽優弥さん、「実験バカ」で心優しい青年・石村修役、好演でした。


有村架純さん、最初は、彼女の明るいキャラから『ひよっこ』繋がりでのキャスティングかと思いました。しかし、ドラマを観終えて、朝倉世津は、終戦後の「未来」を考えている当時として稀有な女性なので、有村架純さんは、適役だっと思い直しました。


7月18日に亡くなられた三浦春馬さん、死ぬことを定められた特攻兵の裕之と、ご本人の最後が重なり、“無常”を感じてしまいました。

 

柳楽優弥さん、有村架純さん、三浦春馬さん、の三人にとって、後世でこの作品が大俳優・大女優へのメルクマールだったと云われる可能性があっただけに、三浦春馬さんの遺作となってしまったことは、残殿です。


イッセー尾形さんも、でんでんさんも、『お笑いスター誕生!!』でお笑いタレントとして、芸能界デビューしたのですが、今では映画・ドラマに欠かせぬ存在になっていますね。


タイトルの『太陽の子』の意味に関して、ドラマの公式ホームページでの記載がありません。原子爆弾が爆発する際に“太陽”の表面温度に迫る様な高温となるから、または、爆発時にに“太陽”の様に見えるから、『太陽の子』のタイトルを付けたのでしょうか?




==「テレビ番組」 バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/17de26ad35859fd865f52645aba1b27d

Vol.1~315 省略

Vol.316 2020/6/30  『リモートドラマ Living』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/41a0764bdfb0c1eac9f063d90552642c

Vol.317 2020/7/3   『武田鉄矢の昭和は輝いていた』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/96b203101386acded3fecb246614466f

Vol.318 2020/7/8   『ジャンクSPORTS「豊ノ島引退に密着取材」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dc5f96ad214df046dccb110f36bc1f90

Vol.319 2020/7/11  『ドラマ「スイッチ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d9d45ed8dc4fcb851e19150622258623

Vol.320 2020/7/17  『ファミリーヒストリー「柳葉敏郎」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bfced6b053f99fcdbea1b4ce08a155f6

Vol.321 2020/7/22  『ガイアの夜明け~コロナで気づいた理想と現実~』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1f2f9b964f87bc3a39430a56391c60ff

Vol.322 2020/7/26  『ドラマ「私の家政夫ナギサさん」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dbdc98578794798701b3a7c0c025d8f5

Vol.323 2020/7/29  『ファミリーヒストリー「鶴田真由」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4a3d296cdefeafa75f776baa0e283ce3

Vol.324 2020/8/3   『ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f0e1db14f36e044af2a50937e1c3e4b1

Vol.325 2020/8/6   『ドラマ「ディア・ペイシェント~絆のカルテ~」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ffc5742029d5e58c62663f8bc22d69af

Vol.326 2020/8/9   『ドラマ「半沢直樹」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6043c89756fee9e30005d9aa2a12c199

Vol.327 2020/8/12  『「ヒルナンデス!」で本郷・谷中を紹介』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/84f29172ab81cdd6f2872c965c7f6c8b

Vol.328 2020/8/18  『有吉くんの正直さんぽ~虎ノ門~』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d190bf1dd2769a0ace80f19b72ea3b2d                                                                                      

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グルメ304食 『「京橋千疋屋」のマンゴージュース』

2020年08月23日 | グルメ

隊長が飲んだり・食べたりした美味しい物やお店を紹介する「グルメ」の第304回は、『京橋千疋屋(せんびきや)」のマンゴージュース』をお送りします。




まだまだ暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。この暑い夏を乗り切るために、隊長が朝起きて一番に飲むのが、フルーツドリンクです。


その中で、お気に入りが果物専門店「京橋千疋屋」のマンゴージュース。


マンゴーは、隊長が一番好きなトロピカル・フルーツなのですが、この50%マンゴー果汁入りジュースは、とろりと濃厚な味で朝のドリンクにピッタリです。

 




「株式会社京橋千疋屋」の住所は、東京都中央区京橋1-1-9。電話番号 は、03-3281-0300です。


尚、ブログでは、「マンゴー」に関する記事を、これで七回取り上げたことになります。詳細は、こちらをご参照下さい⇒
https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b82cb0704c5f2021e605ea4c3c2b01a1




==「グルメ」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/436ad5efc63b39d2e26b84923fb15a02

1~290食  省略

291食  2020/4/5   『岩手の酒「菊の司」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/536181674dea013596547ef73d6355ce

292食  2020/4/16  『本郷の珈琲専門店「アンモナイト」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c1142872618a906bc7f3ecba9d5ff605

293食  2020/4/25  『「舞い鶴」のぶどうパン』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ab9235dee16b821e06bffa82cb1a13d8

294食  2020/5/1   『家のみワイン No.11』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/553d1a050a8011bb6367b27df34abb14

295食  2020/5/8   『宮城の酒「伯楽星 純米大吟醸」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/99b8bf4ea7e84f114f51fdcfe3f019da

296食  2020/5/28  『「鳥つね」の上親子丼セット』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/929ed2f648dbcf59f382035caf34766a

297食  2020/6/2   『長野の酒「真澄 純米吟醸 すずみさけ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1db270f6c378db83402569e57b39b133

298食  2020/6/14  『「東京美々卯」全6店が閉店』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/de4610ed26923f86149ae2eab44b5016

299食  2020/6/19  『家のみワイン No.11』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e6f9e6207318bd497bb937a2ff7a604c

300食  2020/7/2   『新潟の酒「夏子物語 吟醸 300ml瓶」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e4a30b458edb607bc463fe7380e2ead9

301食  2020/7/13  『本郷三原堂の「大学最中」と「本郷焼」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b6c0fcea398dbc0cd879e17341d487d9

302食  2020/7/20  『サントリーウイスキー トリス <クラシック>』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3a374191b71b1ad81d93f6789769ac8b

303食  2020/8/7   『福島の酒「会津ほまれ 純米大吟醸 極」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f8949848791e5f437daa85db7e626de2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本と雑誌 55冊 『大森匂子 「本郷菊坂菊富士ホテル」

2020年08月22日 | 本と雑誌

隊長が読んだ「本と雑誌 」を紹介するシリーズの第55冊(回)目は、『大森匂子本郷菊坂菊富士ホテル』をお送りします。

 




『本郷菊坂菊富士ホテル』は、総合演劇雑誌「テアトロ8月号」に掲載された大森 匂子(おおもり わこ)の戯曲です。

 




大森匂子さんは、劇団青年座・文芸演出部出身の劇作家で、劇団匂組(わぐみ)の主宰者でもあります。


「本郷菊坂菊富士ホテル」は、匂子さんが10年以上前から温めていた題材で、この作品で「第33回テアトロ戯曲賞」の最終選考作となりましたが、残念ながら賞には至りませんでした。


この戯曲は、昭和二十年三月まで東京府東京市本郷区本郷菊坂町(現・東京都文京区本郷)に実在していた「菊富士ホテル」を舞台に、経営者一家や投宿していた小説家・芸術家の物語です。


近代建築めぐりが趣味の匂子さんは、当時文京区に住んでいたので、菊坂を通るたびに消えてしまったこのホテルのことを想っていたそうです。
 

本郷に住んでいて、実家が以前旅館を経営していた
 隊長は、本誌を手に取るや、ワクワクしながら、一気に読み終えました。


今では、本郷の旅館は殆ど廃業してしまいましたが、「菊富士ホテル」を含め多くの旅館が岐阜県大垣出身者により営まれていたことを初めて知りました。(ちなみに、うちの旅館は千葉出身の祖父母が開業しました)

 

現存する旅館の経営者への聞き取りなど、匂子さんが丹念に取材をした様子がうかがえます。



谷崎潤一郎、佐藤春夫、竹久夢二、など、登場する著名人たちの台詞も秀逸です。

 

羽田幸之助・きくえの故郷・大垣との関わりや夫婦の物語、同じく中津川から上京して来た吉川早苗と藤沢百合子の故郷への思いや二人の友情物語を、読んでみたかったです。


匂子さんによると、賞応募の枚数制限で、これらをカットせざるを得なかったとのこと。元原稿には、しっかりと描かれているそうですので、本作品上演時には、全編を鑑賞したいものです。


尚、総合演劇雑誌「テアトロ」の発行は、株式会社カモミール社。価格は、1,300円(税込)です。




==「本と雑誌」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/dc30502bb229b843454e38b8994f9be0

1~40冊  省略

41冊 2018/11/18『上海の中国人、安倍総理はみんな嫌いだけど8割は日本文化中毒!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/caa4fb69631a759fae89a59a622711e8

42冊 2019/1/6  『SAKIMORI』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/3b8d6573a2a3ca238ffcf715cfc16e4f

43冊 2019/1/28 『演劇とはなにか』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fb2b24afd8e949f1504e7d8a707b395e

44冊 2019/3/21 『林真理子「最終便に間に合えば」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4ed2c3cc4f363616dac47d66a9155226

45冊 2019/4/29 『五木寛之「金沢あかり坂」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/63df50584ec0b5be41f86c16edc4f711

46冊 2019/6/2  『沢田研二と阿久悠、その時代』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/901be9ea36c2f3065af05e6dc904b6e2

47冊 2019/6/27 『男のきもの入門』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a90f9c9c43226a05d7ea4ec327a0cdce

48冊 2019/9/17 『森鴎外「山椒大夫・高瀬舟」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/32860159f6891be24292c3c88c96692a

49冊 2019/12/11『日本100名城公式ガイドブック』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6e1840d977276b15115b18a3d42fa05a

50冊 2020/2/5  『虎とバット―阪神タイガースの社会人類学―』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8f69b34551bad87fe268e663a7653cef

51冊 2020/4/4  『池波正太郎 「男の作法」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/945a81aa7409b9ecefbf75361d165c6d

52冊 2020/6/25 『芥川竜之介紀行文集』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dadeedca3e5e80fc1250d72fa6c18a80

53冊 2020/7/23 『池永陽「コンビニ・ララバイ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0ded21bfc2a8aa3b71308f512f78b768

54冊 2020/7/30 『大人の御朱印 50にして天命を知る』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9df94033c4eaeeb20caa1d1f65006681

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画 Film190 『サンザシの樹の下で』

2020年08月20日 | 映画

隊長が、これまでに観た「映画」を紹介するシリーズの第190作品目は、『サンザシの樹の下で』をお送りします。

 




『サンザシの樹の下で』(原題:山楂树之恋、英題:Under the Hawthorn Tree)は、2010年9月に公開(日本公開:2011年7月)された中国映画です。オリジナル言語は、中国語普通話(北京語)。


製作会社は、北京新画面影業有限公司(Beijing New Picture Film Co.)、ほか。上映時間:114分。


「隊長のブログ」では、中国映画を、これで21作品を紹介したことになります。詳細は、こちらの記事一覧を、ご参照下さい



原作は、米国在住の中国人女性作家:エイ・ミーの小説「山楂树之恋」。


監督:張芸謀(チャン・イーモウ)。

 

チャン・イーモウの監督作品を、これで7本を紹介したことになります。詳細は、こちらをご覧下さい


主演は、周冬雨(チョウ・ドンユィ)と、窦骁(ショーン・ドウ)。


共演者:奚美娟(シー・メイチュアン)、李雪健(リー・シュエチェン)、成泰燊(チェン・タイシェン)、孫海英(スン・ハイイン)、ほか。


あらすじ:物語の舞台は、1970年代初頭・文化大革命下の中国。「農民に学べ」という毛沢東の方針のもと、都会の学生は農村に派遣され、住み込みの実習を強制されていた時代です。


都会育ちの女子高生の静秋(ジンチュウ)<チョウ・ドンユィ>が、仲間と共に送られた村には『英雄の樹』と呼ばれるサンザシ(山楂)の樹があり、抗日戦争に斃れた志士たちの血を受けて、赤い花を咲かせるのだといいます。しかし、花はすでに散り、次の花を咲かせるには、来年まで待たなければなりませんでした。


ホームステイした農家には、地質調査隊の一員として村を訪れていた青年・孫建新(スン・ジェンシン)<ショーン・ドウ>がいて、その家の三男同然という意味から “老三” (三番目の兄の意味)と呼ばれていました。


互いにひかれ合う二人でしたが、ジンチュウは両親が「反革命分子」として迫害を受けている身。一方のスン・ジェンシンは、父親が共産党幹部という恵まれた家庭でした。


ジンチュウの母親<シー・メイチュアン>からは、“身分違い” を理由に、交際を強く反対されるのでしたが。。。



感想:典型的な純愛悲恋物語です。配給会社の宣伝文句には、「文化大革命に散ったはかない恋の物語」とありますが、二人の恋が成就出来なかったのは、文化大革命が直接の原因ではなく、ネタバレになってしまいますが、スン・ジェンシンの病気です。


時代背景としての文化大革命はありますが、チャン・イーモウ監督が注視してもらいたかったのは、共産党幹部子弟の特権とか、貧富の差だとかではなかったでしょうか。

 

映画の中でも、バレーボールの授業を受けている女子生徒の中に、ジンチュウ一人だけユニホームを身に着けていない姿を見たスン・ジェンシンが、ユニホームを買う費用を与えたり、夏休みの労働奉仕をしていたジンチュウが素足でセメントをかき回したため、足に傷が出来てしまい、その様子を見たスン・ジェンシンが長靴をプレゼントしたり。。。


同じチャン・イーモウ監督の純愛映画 『初恋のきた道』
 の映像美に魅了されましたが、この映画でも、美しい農村風景の映像に魅かれました。例えば、冒頭のジンチュウが村を訪れる時に咲いていた一面の菜の花畑の美しさ。


ジンチュウとスン・ジェンシンの関係性がだんだんと深まっていく描写も見事です。手を触れ合うことも出来ない二人。最初は、道に落ちていた木の枝の両端を持って歩いていましたが、最後にはしっかりと手を繋ぎ合っていました。




自転車二人乗りのシーンも、青春映画そのものですね。

 




2019年の 『芳華-Youth-』 
、 同 『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ』   など、文化大革命時代を描いた中国映画では、写真館で撮った記念写真が効果的に使われることが多いです。


この映画でも、ジンチュウとスン・ジェンシンが二人並んで写真館で撮った記念写真。どのシーンで使われるかと観ていました。スン・ジェンシンの危篤を聞き病院に駆け付けたジンチュウ。亡くなったスン・ジェンシンのベッド。ジンチュウがふと天井を見上げると、そこには記念写真が貼ってありました。病床で毎日、この写真を見ていたスン・ジェンシンを思い、涙が止まらないジンチュウでした。


スン・ジェンシンの遺体が葬られたのは、二人の思い出の “サンザシの樹の下” ですが、そのサンザシの樹も三峡ダム建設のためにダムの底に沈んだとのラストの語り。現代中国の進歩と失ったものの大きさを象徴しているかのようです。


17歳の時、この映画で女優デビューしたチョウ・ドンユィ。『初恋のきた道』で同じくチャン・イーモウに見いだされたチャン・ツィイーが、今では国際的映画スターになった様に、着々と大女優の道を歩んでいますね。


2018年に日本公開された 『恋するシェフの最強レシピ』
 では、金城武と共演し、日本でも話題になりました。

 




==「映画」バックナンバー =
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/226e9f0193a60e6a012384176360666f

Film1~175  省略

Film176 2020/6/13 『超高速!参勤交代 リターンズ』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8b756035874f2baae157760d494484ab

Film177 2020/6/17 『レッドクリフ PartII-未来への最終決戦-』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/384e9228c40aa1ca5df2b5445e15cbcf

Film178 2020/6/21 『イップマン 継承』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2a258dc354dc3c00524c6ac6f712d953

Film179 2020/6/24 『緋牡丹博徒』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/282e2a81b08e1f2f32884b116798f971

Film180 2020/6/27 『日日是好日』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/144841da95f0071cb993a5ed962db3bb

Film181 2020/7/1  『妻への家路』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/57e6b9505869083ba45669ab482392df

Film182 2020/7/5  『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6cabb876713f746740fd7161430c3414

番外編  2020/7/7  『良い邦題、悪い邦題』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/5ea8aa4c56656e55bbdb8cfa491773aa

Film183 2020/7/10 『シチリア!シチリア!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9dd270ca7755cc3711f4fd37ff9208c5

Film184 2020/7/15 『ブエノスアイレス』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a7fe63595b51d7a46fd690fe46ed88ad

Film185 2020/7/21 『伊豆の踊子(昭和49年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/48682c8dfebd961ff035ba785c89f622

Film186 2020/7/28 『タクシー運転手 約束は海を越えて』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d425033c8d4ac29f7ecb40cfe3ef0af3

Film187 2020/8/5  『時をかける少女(昭和58年)』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c074188e35199cabf2d6a81b9474c374

Film188 2020/8/11 『傷だらけの男たち』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c3acc86168322a4303d18048f874b076

Film189 2020/8/14 『隠し剣 鬼の爪』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/55130ae04fa1202f9d4772527db498de  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スポーツ No.195『「甲子園高校野球交流試合」は今年だけで』

2020年08月19日 | スポーツ

隊長が体験や観戦した「スポーツ」を紹介するシリーズの第195回は、『甲子園高校野球交流試合は今年だけで』をお送りします。

 




今年の夏は、新型コロナウィルスの影響で、日本列島各地の “夏の風物詩” が軒並み中止や変更を余儀なくされてしまいましたね。


8月の阪神甲子園球場 での風物詩は、「全国高等学校野球選手権大会」ですが、今年は中止となり、代わりに8月10日から8月17日までの6日間「甲子園高校野球交流試合」が行われました。


これは、今年春の 「第92回選抜高等学校野球大会」がコロナの影響で中止
されたことへの救済措置として、同大会への出場が決まっていた全32校を甲子園球場へ招待し、試合を行いました。


試合は行われたものの、甲子園球場での高校野球試合の “華” ともいえる応援団による、  応援合戦
 もなく、無観客で、観戦を許されたのは、選手の家族など少数の関係者のみ。


試合自体も、春・夏大会のトーナメント形式ではなく、抽選会で決定された対戦相手との一試合のみ。


また、消毒の時間を優先的に確保せざるを得ないことから、試合後にベンチ前で選手が出場の記念に土を集める行為も禁止されました。


その他、様々なコロナ感染拡大防止策が取られるなど、異例づくしの “夏の甲子園” でした。


それでも選手たちは溌溂とプレーし、コロナに負けない姿は、観る人々に感動を与えました。


こんな異例の「甲子園高校野球交流試合」は今年一年限りで終りにし、来年は通常開催出来ることを祈るばかりです。




==「スポーツ」バックナンバー ==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/6f101d6b0ec3426d0116ade60659fbd5

No.1~180 省略

No.181 2020/1/11  『令和二年初場所の注目力士は』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/82df64b152c9b0853c089a5406849d95

No.182 2020/1/18  『「ラグビー大学選手権決勝戦」行きたかった!』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/bb94c59a195e1299dbeb1e3bbc53f09e

No.183 2020/1/23  『獣神サンダー・ライガー引退』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/22e4b658263f96122c0486e98fd25b12

No.184 2020/1/27  『徳勝龍 涙と笑いの初優勝』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2a98078ace813a9ed25d96158e4729f5

No.185 2020/2/2   『豪栄道 大関のまま引退』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e6fa2e148e4198c41ff788872dc550fd

No.186 2020/3/4   『令和二年春場所 史上初の無観客開催』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/73bc907f2070961b431ac759e89c33d0

No.187 2020/3/16  『プロ野球は開幕延期、選抜高校野球は中止』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/970989f52482ad105a5394e458b10ec7

No.188 2020/3/22  『異例の春場所 最後を締めたのはやはり白鵬』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a73043811e06d5607a876a3e94d55ae1

No.189 2020/4/22  『豊ノ島 寂しい引退』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b9a616d96521a2ebd5dbaadaa28821ed

No.190 2020/5/15  『令和二年夏場所 幻の番付表』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0581c625d0db5c7acb1ab6f163e967bd

No.191 2020/6/18  『「楽天生命パーク宮城」が遠ざかってしまった』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/fb7020fd0a5c0be065f6bd0a0ecde153

No.192 2020/7/18  『令和二年七月場所の注目力士は』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/84050c4bbea420c05504412e26491fea

No.193 2020/7/24  『「オリンピック観戦チケット」払い戻し』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/9dff62feb6881635c3afa0f211d837f9

No.194 2020/8/4   『照ノ富士、地獄からの復活優勝』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a190d974b1dcdcbf9d4554aa771964db

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする