吉備高原で開催されたJ3吉備高原大会に参加してきました。
ここのコースは吉備高原都市の住宅区の奥にある遊歩道を利用して作られたMTBコースで1周1.7km、ダブルトラックとジープロードが大半を占めています。
ポイントは序盤の緩めの上りをしっかり速度を維持して上りきること、中盤のジープロード(砂利道)をコースアウトしないように下ること、木製の橋で滑って転倒しないこと、最後の激坂登坂をなんとかよじ登ること・・・。
スポーツクラスは8周、エリート・エキスパートクラスは10周で競う登録クラスですが、僕は今年もエキスパートクラス、なんと登録クラスのMTBレースはドロップハンドルが禁止になっているとのこと・・・昔はドロップハンドルでジャパンシリーズ出ていた選手がいたけど・・・と聞いてみたら10年くらい前にルールで禁止になっているとのことでした。
ルールとあれば仕方ないし知らなかった方が悪いのでどうしようかと思っていると、一応トレーニングということで走らせていただけるという申し出をしていただきました。
しかし悪魔でぃゃあくまで登録レースのルールに抵触するのは良くないと思い、一般クラスへの変更を申し出て表彰対象外のオープン参加にしていただきました。
エキスパートクラスへの出走がなくなったので、ひとまず試走やアップに時間を割く必要性もさほどなくなったので、まずはスポーツクラスの撮影&観戦。
トップの選手はロードでかなり実力のある選手ということで独走。
その画像はまた別の記事にて紹介します。
次にエキスパートとエリート同時出走の観戦&撮影。
スタート3秒から波乱の展開、そしてまたすごい勢いで上ってくる選手とラップタイムの早さ。
この画像もまた別の記事で紹介します。
そろそろこの後の自分のレースの準備をしようと近道で戻ったつもりが道に迷って藪漕ぎしながら頑張ってコース沿いにスタート位置まで戻りさらに駐車場まで戻ってウェアなど準備完了したのがスタート15分前。
なんとなく体も温まってスタートラインの一般クラス(ノービス)に出走9人の中に並びました。
スタートラインでFisticuffへ、そしてシングルスピードへの質問にお答えしたり雑談しているとあっという間にスタートの時刻。
スタートの合図とともに6周のレースが始まり、2列目から踏み出して数秒後・・・なぜかチェーンが外れるアクシデント。
いきなりの不運だけどチェーンを掛けなおして最後尾からもう一度踏み込むとなぜか再び外れるというアクシデント連発。
再度掛けなおしている内にすべての選手が視界から消えてしまい、3度目のアクシデントに恐る恐るペダルを回してみる。
序盤の上りに入り、なんとなくチェーン落ちの不安は無さそうだったので徐々にペダリングを通常モードに戻してみるとようやく1人目の選手を発見。
上りの途中で1人抜き、砂利道を下りきって橋のあたりで2人かわして徐々にポジションアップ。
終盤の激坂をダンシングで上りきると前に見えるは1名だけ!
しかしここからどうにももどかしい状態を一瞬だけ体感する。
シングルスピードで、激坂に合わせたギア比(30×21の1.43)が平地はともかく、ちょっとでも下りで速度が出はじめると脚が空回りしている状態になってしまう。
いつもなら下りに入った瞬間に重めのギアに変速操作して加速させるということが、今日は当然のことながらできない。
このまま前の選手との差が縮められない・・・そんな気がしたけど、ちょっと考えたら答えはシンプルだった。
ギアがシングルなんだから、せっかくシンプルなんだから走り方もシンプルにしたら良い、ただそれだけだった。
ギア比は上りに合わせてあるのだから頑張るのは上りだけ、上りで頑張って上りきった瞬間に最後のひと踏みをして後の下りは休憩するのみ。
いかにブレーキをかけず、いかに最速ラインを抜け、いかに脚を休めるか、そこだけに集中して貯めた力を激坂にぶつける。
【ギア付でもこんな感じの坂です】
いつも使っていた余分な力が抜け、思考もシンプルになるとともにいろいろなことに気づき始めたのが3周回目。
45cという細身にタイヤに迷いもあったけど1.8気圧まで下げた結果グリップも乗り心地もしっくりくるようになっていた。
さらにスチールチューブの持つカーボンとは一味違う振動吸収性が木の根や砂利の衝撃を体に優しく伝えてくれる。
フロントサスペンションの無いことの不安もあったものの、それも杞憂でコラムまですべてスチールの絶妙な優しさと抜群の剛性が行くべき方向へBIKEを向かわせてくれる。
もちろん重いし、横着をして腕を伸ばし切ればたちまち路面に弾かれてアンダーが顔を出す。
でもきちんとした荷重、手首・肘・肩を柔らかく使うなど意識すればきちんと応えてくれるハンドリングだった。
話をレース展開に戻すと、3周目まで競走していた選手の前に実は独走中の選手がまだ1人いて、チェーン落ちを2度直した1周目で15秒差だったらしく、画像のデータでみると2周回終了時点で30秒ほど前を行っていたらしい。
もしもの話、チェーン落ちがなければきっとさらに激しい競走が待っていたのかもしれない。
結果的にはその姿を一度も見ることなく、6周回で2分ほど差をつけられてしまった。
【トップの選手】
【周回ライン付近もけっこうな坂です】
【序盤に競った選手】
トップでゴールラインを通過することはできなかったけど、スタート前、レース中、レース後のいずれもシングルギアとカラーリングに注目してもらい、走行していてもいろいろな方に応援してもらいながら走りきることができた。
さらに今まで変速機付のBIKEしか乗ったことがなくてわからなかったけど、リアディレイラーに関するチェーンの抵抗が一切ないことの走行の滑らかさはとても気持ちが良いものだった。
レギュレーションの関係で登録レースでは使用できなくなってしまったけど、今シーズンのそれ以外の耐久レースには、このFisticuffで出場してシンプルに走り切りたいと強く思っています。
次は6月に島根県・瑞穂ハイランドで開催の瑞穂MTBフェスティバルでVASSAGO Fisticuffが出走予定です。
ぜひ皆さんで一緒に走りましょう!
【スイスイ進みだしました】
【気分も乗ってきます!】
【ビジュアル的にも注目していただきました】
【TEAM VASSAGO JAPANのイメージガールもFisticuffに注目】
【試乗中です】
【リザルト】
TEAM VASSAGO JAPAN - Ride Like the Devil- tak147
フレーム:VASSAGO Fisticuf(Lサイズ)
フォーク:VASSAGO スチール
ギア比:1.43(30×21)
タイヤサイズ:700×45c(1.8bar)
本日の走行距離:15km(アップ5km、レース10km)
1日1回クリックして→←“tak147”のランキングを検索してください
ここのコースは吉備高原都市の住宅区の奥にある遊歩道を利用して作られたMTBコースで1周1.7km、ダブルトラックとジープロードが大半を占めています。
ポイントは序盤の緩めの上りをしっかり速度を維持して上りきること、中盤のジープロード(砂利道)をコースアウトしないように下ること、木製の橋で滑って転倒しないこと、最後の激坂登坂をなんとかよじ登ること・・・。
スポーツクラスは8周、エリート・エキスパートクラスは10周で競う登録クラスですが、僕は今年もエキスパートクラス、なんと登録クラスのMTBレースはドロップハンドルが禁止になっているとのこと・・・昔はドロップハンドルでジャパンシリーズ出ていた選手がいたけど・・・と聞いてみたら10年くらい前にルールで禁止になっているとのことでした。
ルールとあれば仕方ないし知らなかった方が悪いのでどうしようかと思っていると、一応トレーニングということで走らせていただけるという申し出をしていただきました。
しかし悪魔でぃゃあくまで登録レースのルールに抵触するのは良くないと思い、一般クラスへの変更を申し出て表彰対象外のオープン参加にしていただきました。
エキスパートクラスへの出走がなくなったので、ひとまず試走やアップに時間を割く必要性もさほどなくなったので、まずはスポーツクラスの撮影&観戦。
トップの選手はロードでかなり実力のある選手ということで独走。
その画像はまた別の記事にて紹介します。
次にエキスパートとエリート同時出走の観戦&撮影。
スタート3秒から波乱の展開、そしてまたすごい勢いで上ってくる選手とラップタイムの早さ。
この画像もまた別の記事で紹介します。
そろそろこの後の自分のレースの準備をしようと近道で戻ったつもりが道に迷って藪漕ぎしながら頑張ってコース沿いにスタート位置まで戻りさらに駐車場まで戻ってウェアなど準備完了したのがスタート15分前。
なんとなく体も温まってスタートラインの一般クラス(ノービス)に出走9人の中に並びました。
スタートラインでFisticuffへ、そしてシングルスピードへの質問にお答えしたり雑談しているとあっという間にスタートの時刻。
スタートの合図とともに6周のレースが始まり、2列目から踏み出して数秒後・・・なぜかチェーンが外れるアクシデント。
いきなりの不運だけどチェーンを掛けなおして最後尾からもう一度踏み込むとなぜか再び外れるというアクシデント連発。
再度掛けなおしている内にすべての選手が視界から消えてしまい、3度目のアクシデントに恐る恐るペダルを回してみる。
序盤の上りに入り、なんとなくチェーン落ちの不安は無さそうだったので徐々にペダリングを通常モードに戻してみるとようやく1人目の選手を発見。
上りの途中で1人抜き、砂利道を下りきって橋のあたりで2人かわして徐々にポジションアップ。
終盤の激坂をダンシングで上りきると前に見えるは1名だけ!
しかしここからどうにももどかしい状態を一瞬だけ体感する。
シングルスピードで、激坂に合わせたギア比(30×21の1.43)が平地はともかく、ちょっとでも下りで速度が出はじめると脚が空回りしている状態になってしまう。
いつもなら下りに入った瞬間に重めのギアに変速操作して加速させるということが、今日は当然のことながらできない。
このまま前の選手との差が縮められない・・・そんな気がしたけど、ちょっと考えたら答えはシンプルだった。
ギアがシングルなんだから、せっかくシンプルなんだから走り方もシンプルにしたら良い、ただそれだけだった。
ギア比は上りに合わせてあるのだから頑張るのは上りだけ、上りで頑張って上りきった瞬間に最後のひと踏みをして後の下りは休憩するのみ。
いかにブレーキをかけず、いかに最速ラインを抜け、いかに脚を休めるか、そこだけに集中して貯めた力を激坂にぶつける。
【ギア付でもこんな感じの坂です】
いつも使っていた余分な力が抜け、思考もシンプルになるとともにいろいろなことに気づき始めたのが3周回目。
45cという細身にタイヤに迷いもあったけど1.8気圧まで下げた結果グリップも乗り心地もしっくりくるようになっていた。
さらにスチールチューブの持つカーボンとは一味違う振動吸収性が木の根や砂利の衝撃を体に優しく伝えてくれる。
フロントサスペンションの無いことの不安もあったものの、それも杞憂でコラムまですべてスチールの絶妙な優しさと抜群の剛性が行くべき方向へBIKEを向かわせてくれる。
もちろん重いし、横着をして腕を伸ばし切ればたちまち路面に弾かれてアンダーが顔を出す。
でもきちんとした荷重、手首・肘・肩を柔らかく使うなど意識すればきちんと応えてくれるハンドリングだった。
話をレース展開に戻すと、3周目まで競走していた選手の前に実は独走中の選手がまだ1人いて、チェーン落ちを2度直した1周目で15秒差だったらしく、画像のデータでみると2周回終了時点で30秒ほど前を行っていたらしい。
もしもの話、チェーン落ちがなければきっとさらに激しい競走が待っていたのかもしれない。
結果的にはその姿を一度も見ることなく、6周回で2分ほど差をつけられてしまった。
【トップの選手】
【周回ライン付近もけっこうな坂です】
【序盤に競った選手】
トップでゴールラインを通過することはできなかったけど、スタート前、レース中、レース後のいずれもシングルギアとカラーリングに注目してもらい、走行していてもいろいろな方に応援してもらいながら走りきることができた。
さらに今まで変速機付のBIKEしか乗ったことがなくてわからなかったけど、リアディレイラーに関するチェーンの抵抗が一切ないことの走行の滑らかさはとても気持ちが良いものだった。
レギュレーションの関係で登録レースでは使用できなくなってしまったけど、今シーズンのそれ以外の耐久レースには、このFisticuffで出場してシンプルに走り切りたいと強く思っています。
次は6月に島根県・瑞穂ハイランドで開催の瑞穂MTBフェスティバルでVASSAGO Fisticuffが出走予定です。
ぜひ皆さんで一緒に走りましょう!
【スイスイ進みだしました】
【気分も乗ってきます!】
【ビジュアル的にも注目していただきました】
【TEAM VASSAGO JAPANのイメージガールもFisticuffに注目】
【試乗中です】
【リザルト】
TEAM VASSAGO JAPAN - Ride Like the Devil- tak147
フレーム:VASSAGO Fisticuf(Lサイズ)
フォーク:VASSAGO スチール
ギア比:1.43(30×21)
タイヤサイズ:700×45c(1.8bar)
本日の走行距離:15km(アップ5km、レース10km)
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まさかのシングルスピードのシクロクロスでご参加されていらっしゃったのでびっくりしました!
チェーン落ちていなければぎりぎりの展開だったようで、次回どこかのレースでまたお会い出来ればよろしくお願いします!
そうですね、チェーンが落ちていなければ2周くらいは楽しく競走させてもらえたかもしれませんね。
でもきっと結果は同じだったと思いますよ、1周あたり15秒くらいずつ離されていましたからね~。
脚のある人は強いです。
ぜひMTBも登録して参加してみてください、一気に昇格されることと思います。
自転車競技は3足以上履いて楽しまなきゃ!