J2かかみ野3

5周回で行われたエキスパートで出走のＴ端君はスタートループを終えてコントロールラインに9位で戻ってきた。
スタート前、僕は彼に
『5位くらいに入ってよ』
と声をかけていた。
すると
『スタートリストに自分よりランキング上位が何人もいるから難しいかも』
と返ってきた。
でもスロースタートな彼だから、この9位からは少しずつ上がってくると思って見ていた。


シングルトラックを抜けてオフィシャルフィードで彼はトップから僅差の6位まで上がっていた。
そしてトップのマーク・パーカー選手がコントロールラインに戻ってきて、少し間をおいて2位の選手が戻ってきたときの僕と周囲の反応は
『え～？』
Ｔ端君が2位だった。


その後、さすがに少しずつ順位を落としながらもしっかりと周回を重ねて7位でゴール。
これで来シーズンのエリート昇格は確実だろう。


同時に出走していたエリート女子のD選手も4位でゴール。
ゴール後、とある方々から『今、女子で一番伸びている選手だから頑張れ』と声をかけられていた。


ようやく体力の回復した僕はエリート男子の“あなご”選手を撮影するために山中に入ることにした。


あまり調子は良く無さそうなあなごさんだけど、しっかりとしたペダリングで前へと進んでいたけど…でもシングルトラックを終えるところで待っているとなんだか遅れている感じ。
そして通過するときに
『パンクしたー』
と一言。確かに前輪が潰れていた。


その後はボンベでエア入れて走ってはいたけど元のリズムには戻れず5周目あたりで80％ルールにより終了。



【小笠原選手】


【千田選手】

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