今日は中国シクロクロスシリーズの第2戦、島根県の西部にある金城ウェスタンライディングパーク ステージ。
初めての会場だけど、前日設営していてとても可能性のある会場だと感じた。
今回使用していない場所もたくさんあり、使用した公園も今回以上にテクニックと試走の重要性が求められるコースにできる。
もちろんパワーも必要な上りがある。
さて、今回もメインバイクは VASSAGO Fisticuf だけど、少し事情がありサブバイクでの乗車が多くなってしまった。
その1つの要素が斜度のきつい長い上りがあったこと、もう一つが舗装路区間ではギア比の関係で脚が回りきってトップスピードで不利になってしまうこと。
そして最大の要因がパンク…前日のコース設営が終わり、少し陽が傾いてきた頃にタイム計測と総合的な実走チェックを兼ねてFisticufで走行した際に、少し荒れたジープロード下りで前後輪同時リム打ちパンクをやってしまった。
クリンチャーなのに低圧にしていたこと、日暮れで石が見えにくくなっていたこと、Fisticufが下りを積極的に楽しめるポジションにしてあることから下り速度が速かったことなどが要因と思われる。
幸いチューブの予備を3本、タイヤを1本持ってきてあったので、前後ともチューブ交換と、サイドカットもしていフロントのタイヤも夜のうちに交換した。
そしてレース当日の朝、昨日よりも少し空気圧を上げて、BIKEによるタイム差確認のために試走しているとまたまたパンク。
今度は後輪だけだけど、下りでリム打ちした感覚は無かったが、チューブを見るとやはりスネークバイト。
これ以上パンクすることはできないので、仕方なく3気圧まで高めた(2.1→2.4→3.0)タイヤでの出走となり、なおかつレースに対しても不安が残ってしまった。
今回はカテゴリー1が2人で同時出走のカテゴリー2も2名と人数的に寂しいものとなってしまった。
高速道路を降りて10分ほどとアクセスの良い会場だが、初開催ということで認知度の低さと他のイベントと重なったことが原因かもしれない。
C1は僕とDosankoさん、それぞれが島根と鳥取ただ一人ずつのC1選手。
とはいえ、Dosankoさんは関西に遠征して残留ポイントを獲ってくる脚のある選手。
僕よりも体が大きくパワーのある選手だけに、軽量でパワーの無い僕が相手のペースで競っても勝てる見込みは少ない。
ポイントは公園、重い芝登坂、階段担ぎ、ジープロード下り、乗馬練習場のクネクネの5か所。
公園は昨日2人で設定したコースでクリア方法はよくわかっていて差がつきそうにない。
重い芝と階段担ぎはパワー勝負で僕には不利。
乗馬練習場も凸凹に上半身が負け気味なのと、試走段階でクネクネがリズムに乗れない。
やはり勝機があるとすればジープロード下りのみだが、ガレているのでここをマシンの性能に任せて下れば試走のようにあっという間にパンクしてしまう。
クロスの時は細いタイヤを履いているのに、FisticuffのセッティングがかなりMTB寄りなのでつい速度を上げてしまう。
レースはスタートからC2の選手が猛ダッシュ、僕はシングルスピードなので目いっぱいペダルを回すけど離されないのが精いっぱい、そんなスピードで舗装路を駆け抜けて公園に到達した。
【キャンバー走行】
【階段】
4人で公園エリアをクリアして重い芝生の緩斜面から激坂登坂を2番手でこなしていく。
ピットを過ぎて階段上りもなんとか食いついてクリアしそのまま背中にぴったりつけて行くが、背後にはDosanko選手の足音が聞こえている。
パンク注意のジープロード下りに入り、ここでペースを上げて先頭に出て差を広げにかかる。
ただこれは諸刃の剣、調子に乗って繰り返せはどうなるかは昨日今日の試走で明白になっていて、今日のレースで勝ちを狙うのであれば残念ながらクリンチャーの付いた車輪で60分走り、途中でパンクしたBIKEを抱えてジョギングするわけにはいかない。
僕が乗馬練習場のクネクネでリズムに乗れない間に、Dosankoさんが2位に上がり背後に迫ってきている。
オブストラクションを越えた所で全力でペダルを踏んである程度リードした状態で周回ラインを通過し、ピットに用意してあった代車に乗りかえる決断をした。
この乗りかえでDosannkoさんに追いつかれて2人パックでレースは進む。
1周目でペースを上げた分、2周目はDosankoさんの背後で呼吸を整え走行ラインを観察する。
3周目は逆に前に出ての展開。
やはりパワーセクションは不利、特に階段担ぎはあっという間に追いつかれるし、クネクネのリズムも僕は悪すぎて頑張っても一気に詰められる。
4周目からの作戦は公園に前で入り、少しペースを上げることで重い芝に先行して入り、階段担ぎまで粘って先行してジープロードを下る。
ここで貯金をしっかり作ってクネクネは諦めて休憩することで、Dosankoさんが少しでも脚を削りながら追ってくることに期待。
【2人で前後しながらの展開…kondoh様撮影】
【2人で前後しながらの展開…kondoh様撮影】
これを繰り返したのが良かったのかどうなのか、徐々に僕が先行する割合が増え、少しずつ差を広げることに成功している気がした。
【背後に迫るDosanko選手】
40分が経過してC2の選手がいなくなり残り3周回は2人の勝負。
先行しているとはいえミスをすれば追いつかれる程度の差でしかなく、回復のため少しペースを落とせばすぐに数メートルの差が縮まっている。
泳がされているのか?そんな疑いも持ちつつ残り2周ということで目いっぱいペースを上げて差を広げにいくがDosankoさんも踏んで付いてくる。
周回ラインを過ぎて残り1周となり、リードを利用してピットインしてFisticuffに乗りかえて最終周の公園をこなす。
公園内の折り返しでのリードはこれまで同様の距離があることを確認、重い芝生も最後の1周と思えば全身の力で踏み込める、階段担ぎは最後まで走れなかった、ジープロード下りは慎重にラインを選んで、クネクネは距離を見ながら、最後の舗装路スプリントで思った以上に詰められてヒヤヒヤだったけどなんとか勝利。
【かなり差を詰められた】
【なんとか勝利】
Dosankoさんが本調子には程遠い状態だったかもしれないけど、60分間を全力で競い合えたことは意義があった。
あと、結婚記念日(11年)に優勝というのも良かった。
代車メインで走った最大の理由はホイールの問題だけど、それ以外にももちろんSSは万能ではないので、頭打ちのトップスピード、代車よりも2kg近く重い構成、激坂での失速は避けられない。
1周7分弱のコースで代車+15秒程度試走タイムが余分にかかったことも要因の一つ。
シクロクロスの短いコースで毎週15秒稼ぐことはかなり厳しい。
なお、昨年デビューして今年は代車になっているマシンのチェーンリングはウルフトゥースの40t、あらためてフロントシングルのシンプルさはシクロクロスにちょうど良いと思った。
Fisticuffについては2周回しか乗らなかったとはいえ、ゴール後の注目度は高く、
変速機なしでこのコースが走れるのか?
ギア比は?
車重は?
メリットは?
質問は多かったし、試乗もしてもらうことができた。
乗って結果が伴うかどうかは別にして、Fisticuffを見てもらったことにも意味があったと思う。
11/2の中国シクロクロス#3 さくらおろち湖は担ぎが非常に長く、代車と比較して2kg近く重いFisticuffで出走するかどうかは試走での状況次第となるけど、担ぎ以外では有利に働く可能性もあり当日までたぶん決まらない。
11/9のシクロクロス鳥取はタイヤ幅の規則が適用されないと確認してあるので、Fisticuffに太いタイヤを履いて本来の姿(モンスタークロス)で走る予定。
11/16の中国シクロクロス#4はどんなコースだろうか?
とにかく6周連続レースが半分終わっただけ、苦手な寒さが本格化する前に目いっぱい楽しもう!
結果:カテゴリー1優勝
BIKE:VASSAGO Fisticuf(30×16t・シングルスピード)
BOMA D・OLA(40×12-27t)
本日の走行距離:19km
その他の画像はこちらに保管しています。
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初めての会場だけど、前日設営していてとても可能性のある会場だと感じた。
今回使用していない場所もたくさんあり、使用した公園も今回以上にテクニックと試走の重要性が求められるコースにできる。
もちろんパワーも必要な上りがある。
さて、今回もメインバイクは VASSAGO Fisticuf だけど、少し事情がありサブバイクでの乗車が多くなってしまった。
その1つの要素が斜度のきつい長い上りがあったこと、もう一つが舗装路区間ではギア比の関係で脚が回りきってトップスピードで不利になってしまうこと。
そして最大の要因がパンク…前日のコース設営が終わり、少し陽が傾いてきた頃にタイム計測と総合的な実走チェックを兼ねてFisticufで走行した際に、少し荒れたジープロード下りで前後輪同時リム打ちパンクをやってしまった。
クリンチャーなのに低圧にしていたこと、日暮れで石が見えにくくなっていたこと、Fisticufが下りを積極的に楽しめるポジションにしてあることから下り速度が速かったことなどが要因と思われる。
幸いチューブの予備を3本、タイヤを1本持ってきてあったので、前後ともチューブ交換と、サイドカットもしていフロントのタイヤも夜のうちに交換した。
そしてレース当日の朝、昨日よりも少し空気圧を上げて、BIKEによるタイム差確認のために試走しているとまたまたパンク。
今度は後輪だけだけど、下りでリム打ちした感覚は無かったが、チューブを見るとやはりスネークバイト。
これ以上パンクすることはできないので、仕方なく3気圧まで高めた(2.1→2.4→3.0)タイヤでの出走となり、なおかつレースに対しても不安が残ってしまった。
今回はカテゴリー1が2人で同時出走のカテゴリー2も2名と人数的に寂しいものとなってしまった。
高速道路を降りて10分ほどとアクセスの良い会場だが、初開催ということで認知度の低さと他のイベントと重なったことが原因かもしれない。
C1は僕とDosankoさん、それぞれが島根と鳥取ただ一人ずつのC1選手。
とはいえ、Dosankoさんは関西に遠征して残留ポイントを獲ってくる脚のある選手。
僕よりも体が大きくパワーのある選手だけに、軽量でパワーの無い僕が相手のペースで競っても勝てる見込みは少ない。
ポイントは公園、重い芝登坂、階段担ぎ、ジープロード下り、乗馬練習場のクネクネの5か所。
公園は昨日2人で設定したコースでクリア方法はよくわかっていて差がつきそうにない。
重い芝と階段担ぎはパワー勝負で僕には不利。
乗馬練習場も凸凹に上半身が負け気味なのと、試走段階でクネクネがリズムに乗れない。
やはり勝機があるとすればジープロード下りのみだが、ガレているのでここをマシンの性能に任せて下れば試走のようにあっという間にパンクしてしまう。
クロスの時は細いタイヤを履いているのに、FisticuffのセッティングがかなりMTB寄りなのでつい速度を上げてしまう。
レースはスタートからC2の選手が猛ダッシュ、僕はシングルスピードなので目いっぱいペダルを回すけど離されないのが精いっぱい、そんなスピードで舗装路を駆け抜けて公園に到達した。
【キャンバー走行】
【階段】
4人で公園エリアをクリアして重い芝生の緩斜面から激坂登坂を2番手でこなしていく。
ピットを過ぎて階段上りもなんとか食いついてクリアしそのまま背中にぴったりつけて行くが、背後にはDosanko選手の足音が聞こえている。
パンク注意のジープロード下りに入り、ここでペースを上げて先頭に出て差を広げにかかる。
ただこれは諸刃の剣、調子に乗って繰り返せはどうなるかは昨日今日の試走で明白になっていて、今日のレースで勝ちを狙うのであれば残念ながらクリンチャーの付いた車輪で60分走り、途中でパンクしたBIKEを抱えてジョギングするわけにはいかない。
僕が乗馬練習場のクネクネでリズムに乗れない間に、Dosankoさんが2位に上がり背後に迫ってきている。
オブストラクションを越えた所で全力でペダルを踏んである程度リードした状態で周回ラインを通過し、ピットに用意してあった代車に乗りかえる決断をした。
この乗りかえでDosannkoさんに追いつかれて2人パックでレースは進む。
1周目でペースを上げた分、2周目はDosankoさんの背後で呼吸を整え走行ラインを観察する。
3周目は逆に前に出ての展開。
やはりパワーセクションは不利、特に階段担ぎはあっという間に追いつかれるし、クネクネのリズムも僕は悪すぎて頑張っても一気に詰められる。
4周目からの作戦は公園に前で入り、少しペースを上げることで重い芝に先行して入り、階段担ぎまで粘って先行してジープロードを下る。
ここで貯金をしっかり作ってクネクネは諦めて休憩することで、Dosankoさんが少しでも脚を削りながら追ってくることに期待。
【2人で前後しながらの展開…kondoh様撮影】
【2人で前後しながらの展開…kondoh様撮影】
これを繰り返したのが良かったのかどうなのか、徐々に僕が先行する割合が増え、少しずつ差を広げることに成功している気がした。
【背後に迫るDosanko選手】
40分が経過してC2の選手がいなくなり残り3周回は2人の勝負。
先行しているとはいえミスをすれば追いつかれる程度の差でしかなく、回復のため少しペースを落とせばすぐに数メートルの差が縮まっている。
泳がされているのか?そんな疑いも持ちつつ残り2周ということで目いっぱいペースを上げて差を広げにいくがDosankoさんも踏んで付いてくる。
周回ラインを過ぎて残り1周となり、リードを利用してピットインしてFisticuffに乗りかえて最終周の公園をこなす。
公園内の折り返しでのリードはこれまで同様の距離があることを確認、重い芝生も最後の1周と思えば全身の力で踏み込める、階段担ぎは最後まで走れなかった、ジープロード下りは慎重にラインを選んで、クネクネは距離を見ながら、最後の舗装路スプリントで思った以上に詰められてヒヤヒヤだったけどなんとか勝利。
【かなり差を詰められた】
【なんとか勝利】
Dosankoさんが本調子には程遠い状態だったかもしれないけど、60分間を全力で競い合えたことは意義があった。
あと、結婚記念日(11年)に優勝というのも良かった。
代車メインで走った最大の理由はホイールの問題だけど、それ以外にももちろんSSは万能ではないので、頭打ちのトップスピード、代車よりも2kg近く重い構成、激坂での失速は避けられない。
1周7分弱のコースで代車+15秒程度試走タイムが余分にかかったことも要因の一つ。
シクロクロスの短いコースで毎週15秒稼ぐことはかなり厳しい。
なお、昨年デビューして今年は代車になっているマシンのチェーンリングはウルフトゥースの40t、あらためてフロントシングルのシンプルさはシクロクロスにちょうど良いと思った。
Fisticuffについては2周回しか乗らなかったとはいえ、ゴール後の注目度は高く、
変速機なしでこのコースが走れるのか?
ギア比は?
車重は?
メリットは?
質問は多かったし、試乗もしてもらうことができた。
乗って結果が伴うかどうかは別にして、Fisticuffを見てもらったことにも意味があったと思う。
11/2の中国シクロクロス#3 さくらおろち湖は担ぎが非常に長く、代車と比較して2kg近く重いFisticuffで出走するかどうかは試走での状況次第となるけど、担ぎ以外では有利に働く可能性もあり当日までたぶん決まらない。
11/9のシクロクロス鳥取はタイヤ幅の規則が適用されないと確認してあるので、Fisticuffに太いタイヤを履いて本来の姿(モンスタークロス)で走る予定。
11/16の中国シクロクロス#4はどんなコースだろうか?
とにかく6周連続レースが半分終わっただけ、苦手な寒さが本格化する前に目いっぱい楽しもう!
結果:カテゴリー1優勝
BIKE:VASSAGO Fisticuf(30×16t・シングルスピード)
BOMA D・OLA(40×12-27t)
本日の走行距離:19km
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