かぐや姫

今回、久しぶりに、イメージしていたものが出来あがりました。

２ｃｍ　の球の中に、タテイングを縫い留め、純和風の　根付けに仕上げました。
反対側は、また別の雰囲気に仕上げてあって・・・実物をお見せできないのが、すごく残念・・・これまでの作品とは、かなり雰囲気の違うものになりました。

光は、ビーズで輝くのでは無く、日本独特の、やさしい輝き・・金糸・銀糸で、光を集めています。

輝く太陽の　まばゆい光ではなく、満月の　月の光を受けて輝く、星のひかり・・・

「　かぐや姫が、月に帰る時、羽衣に着替えた際に、零れ落ちた　着物　」　をイメージしてみました。


素材は、純羊毛を、ひと針、ひと針、刺し込んで、丸く仕上げました。　ひとつ　ひとつの思い出を、針先に込めて、丁寧に、丁寧に、心を込めてみました。

タテイングとしては、１．５ｃｍ以内のモチーフでは、複雑模様は、かなり難しいで、基本的なものですが、忠実に作ってあります。　ＤＭＣの４０番、（　残念ながら、８０番の白が手元になかったんです・・・　）、　深緑　と　若草色、淡い黄色は、ＤＭＣの８０番　を使ってあります。　画像だと、判りにくいですが、微妙に色を変えてあるんです。

英国のタテイング　と、日本の手まり　の、コラボレーション・・・いかがですか？

手まり　を大きくすれば、かなり複雑な　タテイングも可能ですが、大きな　手まりを、持ち歩いて、楽しむ事は難しいですからね・・・
２ｃｍ　の大きさにこだわるのは、この大きさが、私達が普段持ち歩いて、楽しむのに、丁度いい大きさだと思ったからです。

これ以上、大きいと、邪魔だし、小さいと、模様とかあんまり付ける事が出来なくて、面白くないし・・・・

・・・・昨日　作った、手毬かんざし・・・・何かすごく貧弱に見えちゃいます・・・　家内も、今日の、　根付けの方が、気に入ったみたいですけど・・

「　これは、手芸フェスタに出品するから、あげないよ・・・　」　って　言っておきました。


今度は、和風の男物、作ろうかな・・・　もちろん、私が使うようにネ・・・・