まっ白な羊毛珠に、真紅と金の帯、両面に 白い梅を金糸で留め、着物の帯飾りにしてみました。
帯の間に挟んで楽しんで頂けるような・・・初春の装いに・・って、どうかな・・・
名前をなんて付けようか、いろいろ考えたんですけど・・・「 白無垢 」 とか 「 初春 」 とか 「 初恋 」 とか・・・・
でも、白に関しての初めての想いって何だろうって自分を振り返った時に出てきた言葉が、 『 白鳥の歌なんか聞こえない 』 という言葉でした。
なにこれ・・・って思う方、多いかもしれませんけど・・・実は、これは、『 白鳥の歌なんか聞こえない 』 って小説の題名なんです。
庄司薫 という小説家、ご存じでしょうか・・・
日比谷高校から、東大に進学し、東大在学中に 『 喪失 』 という作品が、中央公論社新人賞を受賞して、大江健三郎、石原慎太郎、有吉佐和子らと並ぶ新進気鋭として、注目されたんですが、その後、小説を書く事をやめ、10年後、 『 赤ずきんちゃん気をつけて 』 を発表して、芥川賞を受賞し、 『 さよなら怪傑黒頭巾 』 『 白鳥の歌なんか聞こえない 』 『 ぼくの大好きな青髭( あおひげ ) 』 と青春四部作を発表して、その後も、『 狼なんか怖くない 』 『 バクの飼い主をめざして 』 『 ぼくが猫語を話せるわけ 』 など、自分らしさを表現した小説を書かれているんですよね・・・
奥様は、ピアニストの中村紘子さん なんですけど・・・ご存知でしたか?・・・
『 赤ずきんちゃん気をつけて 』 『 さよなら怪傑黒頭巾 』 『 白鳥の歌なんか聞こえない 』 『 ぼくの大好きな青髭 』 の 薫くんシリーズ ( この4作品は、主人公薫くんの青春を描いていて、庄司薫の自伝的小説と言われていたんですよ・・・)
『 赤・黒・白・青 』 の色は、確か四方を司る色と言う事で、お相撲の土俵の上にある大きな屋根の四方の房も、この色になっていますよね・・・ この4つの色をテーマに、青春を書きあげるとか言われていて、当時、私は、まさに、高校生の多感な時期、 庄司薫の本を読み漁っていたんです・・・( まあ、当時は、学校の図書館の本、ほとんど読み漁った位、いろんなジャンルの本を、手当たりしだい、夢中で読んで居ましたけどね・・・)
白鳥の歌・・というのは、死ぬ前の最後の言葉とか、歌とか、そういう意味があるんですよね・・確か・・・
赤ずきんちゃん・・・黒頭巾・・・青髭・・・それぞれに、言葉に込められたキーワードが実はあるんですよね・・・
そんな訳で、私にとって、 『 白 』 の初めての強烈な印象が、この小説との出会いだったという訳です・・・「 はじめての・・・ 」 ってね・・
誰にでも、『 色 』 にまつわる想いとか、想い出ってあると思うんですけど、それって、大切にしていくべきだと、思うんですよね・・・・
色 は、不思議な魔力を持っていますから・・・ その力が、作品にも表れて行く筈です・・・・表れているかなぁ・・・・でも、今回のこの作品・・・私、個人的には、凄く気に入っています・・・シンプルで、素朴だけど、青春時代の、ピュアな心が、どこか感じられて・・・・
初心に帰る・・・っていうか・・・これからも頑張ろう!・・・って気持ちになっちゃうんですよね・・・
帯の間に挟んで楽しんで頂けるような・・・初春の装いに・・って、どうかな・・・
名前をなんて付けようか、いろいろ考えたんですけど・・・「 白無垢 」 とか 「 初春 」 とか 「 初恋 」 とか・・・・
でも、白に関しての初めての想いって何だろうって自分を振り返った時に出てきた言葉が、 『 白鳥の歌なんか聞こえない 』 という言葉でした。
なにこれ・・・って思う方、多いかもしれませんけど・・・実は、これは、『 白鳥の歌なんか聞こえない 』 って小説の題名なんです。
庄司薫 という小説家、ご存じでしょうか・・・
日比谷高校から、東大に進学し、東大在学中に 『 喪失 』 という作品が、中央公論社新人賞を受賞して、大江健三郎、石原慎太郎、有吉佐和子らと並ぶ新進気鋭として、注目されたんですが、その後、小説を書く事をやめ、10年後、 『 赤ずきんちゃん気をつけて 』 を発表して、芥川賞を受賞し、 『 さよなら怪傑黒頭巾 』 『 白鳥の歌なんか聞こえない 』 『 ぼくの大好きな青髭( あおひげ ) 』 と青春四部作を発表して、その後も、『 狼なんか怖くない 』 『 バクの飼い主をめざして 』 『 ぼくが猫語を話せるわけ 』 など、自分らしさを表現した小説を書かれているんですよね・・・
奥様は、ピアニストの中村紘子さん なんですけど・・・ご存知でしたか?・・・
『 赤ずきんちゃん気をつけて 』 『 さよなら怪傑黒頭巾 』 『 白鳥の歌なんか聞こえない 』 『 ぼくの大好きな青髭 』 の 薫くんシリーズ ( この4作品は、主人公薫くんの青春を描いていて、庄司薫の自伝的小説と言われていたんですよ・・・)
『 赤・黒・白・青 』 の色は、確か四方を司る色と言う事で、お相撲の土俵の上にある大きな屋根の四方の房も、この色になっていますよね・・・ この4つの色をテーマに、青春を書きあげるとか言われていて、当時、私は、まさに、高校生の多感な時期、 庄司薫の本を読み漁っていたんです・・・( まあ、当時は、学校の図書館の本、ほとんど読み漁った位、いろんなジャンルの本を、手当たりしだい、夢中で読んで居ましたけどね・・・)
白鳥の歌・・というのは、死ぬ前の最後の言葉とか、歌とか、そういう意味があるんですよね・・確か・・・
赤ずきんちゃん・・・黒頭巾・・・青髭・・・それぞれに、言葉に込められたキーワードが実はあるんですよね・・・
そんな訳で、私にとって、 『 白 』 の初めての強烈な印象が、この小説との出会いだったという訳です・・・「 はじめての・・・ 」 ってね・・
誰にでも、『 色 』 にまつわる想いとか、想い出ってあると思うんですけど、それって、大切にしていくべきだと、思うんですよね・・・・
色 は、不思議な魔力を持っていますから・・・ その力が、作品にも表れて行く筈です・・・・表れているかなぁ・・・・でも、今回のこの作品・・・私、個人的には、凄く気に入っています・・・シンプルで、素朴だけど、青春時代の、ピュアな心が、どこか感じられて・・・・
初心に帰る・・・っていうか・・・これからも頑張ろう!・・・って気持ちになっちゃうんですよね・・・