つわぶきの庭

~明日の元気のために~
 写真と拙詠で綴ります
 (脳トレになればと・・・)
   

   母の想い出・・ 2 ≪回顧・手≫ 

2013年07月15日 | 短歌
            ♪日経歌壇 《H・19・栗木京子選》


   
  ~~★彡・【節太く

            爪の形は 悪しきとも

                        老母の介護に この手頼もし】


 
    ~~朝の目覚めに、横になったまま伸びをした、東窓かから射す朝日に

          磨り減った薬指の物が、一瞬キラッと光った

             「そうだ!写真を撮ろう~」その姿勢のままバックの

                 カメラを・・そして激写?


      ★~生まれつき、手先が器用なら人生はトクすることが多かったであろうに・・と

           回顧するも手の存在は彼の日、母の世話で実感した、アリガタサ。

           
              自由に物が掴めたり、細かい作業も全て手がやっている

                 意思表現も手に委ねるシーンは多い・・。~

 母の想い出・・ 3 ≪法事・会席≫

2013年07月15日 | 短歌
            ♪母を偲びつつ・・


  ~~★☆彡・【田のなかに

             西日を背に 只ひとり

                         稲刈る母の シャカリキを見し】


  ~~少女時代(小学高学年頃)父の遺した田にその日母はひとり、稲刈りをしていた

       手間借りと言って、互いに労力を貸あってソウサイしていたが

           この日は一人で・・。  「田んぼに居る」のメモがあり

                遇いたくなって20分ほど歩いて、着いた

                   2反きの続きの、大きな田んぼに人影、母である。

                      暫らく佇んで、その光景は無性に悲しかった。

                          料理の運ばれてくる、涼しい部屋で 

                             その情景を思い出していた・・。~