介護されし者

介護を受ける武久ぶくの視線

老もう

2017-10-27 11:21:28 | 武久の視線
「老もう」と言う言葉を知った
もちろん専門的なことは分らぬ浅い知識なのだけれど

僕の疑問を晴らすには十分な言葉だった

シルバー世代おいては、介護されることに強く嫌悪を示していたのに
なぜ老いてゆく段階では普通に介護を受け入れてゆくのだろうか?

老いてゆく、、、どんな心の変化があるのだろう?
五十代の僕は、あれこれ想像するしかなかった

そんな矢先に出合った「老もう」という言葉

老いてゆく段階で身体機能の低下はもちろんのことながら
殆んどの人は脳の機能も低下してゆく、思考力や記憶力なども低下してゆく

死に対する恐怖や、介護されることによるもろもろの感情、葛藤
そんなものが老もうによって緩和されてゆくのだろう、と思えた
ただただ、時の流れに身を任せ老い、そして逝く

ならば、老いに心の準備など要らないのかも知れないが
老い、病になり思考などが鮮明ながら介護を受けるようになったり

身体機能は低下しても、脳の機能は低下しなかった方や
介護する側の方の参考にでもなれればと、このカテゴリを僕は書き続ける。




(写真提供 「風の記憶」

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