「せどり男爵数奇譚」
著者:梶山季之
広義のミステリだが、奇妙な味わいの短編集。
せどり:古書の仕入れ業。
方法は様々。本作中で詳しく書かれている。
古書に限らず、古い物には色々な曰く因縁が付いて来る。
そうしたエピソードを「男爵」が主人公に語り始めて…。
最終章の「装丁」に関する話ではもはや「伝説」と化した珍品が登場(?)する。
ある種「悪趣味」な本著だが、この手が好きな方には堪らないかと…。
…特に
「廃刊本マニアですが何か?(疾風編)」
…なんてコーナーを持っているぶろぐ主…とかには。
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ