「シャーロック・ホームズたちの冒険」
著者:田中啓文
あっ!と驚くパスティーシュww
しかもタイトルの「たち」が実にクセモノで、色々と辛辣なレビューも見られる…(「パスティーシュ:模倣」だと明記されてないのが不親切、という意見にも首肯できるんだが…)。
「『スマトラの大ネズミ』事件」
…ホームズ譚パスティーシュの定番「語られざる事件」の一つ。
…最後、モノすっごい所に着地したwwww
(キチンと伏線も張ってあるんだが)コレは怒る人も出て来るわww
「忠臣蔵の密室」
…至極真っ当な歴史ミステリ。キツい書評の中でも一番高評価なのがこの短編。
(ただしオマケ部分除くwwアレはムチャだw)
「名探偵ヒトラー」
…コレもまぁ…。その為なら何してもええんか、的な…。
ヒトラー絡みならやりそうだから「有り」っちゃ「有り」…なんかなぁ(ガチな人には怒られるかも知れんが)。
「八雲が来た理由(わけ)」
…あまりにも有名な◯◯と△△の話、そう言えば小泉八雲の本ですわww
コレをこう片付けるとは…。
「mとd」
…他と違ってタイトルから全く窺い知れないがアルセーヌ・ルパンが主人公の短編。
本作も
アクロバティック過ぎるネタばらしがココまで来るといっそ爽快←
どこかのレビューにもあったが「著者のファンでなければブチ切れるレベル」という意見にも同意する。
けど…
「著者のファン」のオレはそれなりに楽しめたし、こんな切り口のパスティーシュもたまには良いじゃん…。
(何故か作品を擁護するレビューw)
蛇足…なんと二冊目(続編)が出てるwやっぱそれなりに受け入れられたんだろうかww←大変失礼
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②…シャーロック・ホームズまとめページっ資料室(仮):「シャーロック・ホームズ」
「満足度:○」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ