医学部に入るためにあれだけセンター試験を頑張らないといけなかったのに、医学部に入ってからもセンター試験っぽいものを受験しなければならない。その名を“CBT”という。それをパスしないと病棟実習に進めないという仕組み。大学生になると、幼稚な塗り絵はしなくてよくなる代わりに、コンピューター上でポチポチやるようだ。CBTには模試まである。模試は全員受験だから6000円払えという脅しみたいなメーリスが回ってきた。定期試験まであと一か月ほどでそろそろやばいなというところなのだが、CBTまでも実はあと四か月しかないということが判明して、さらにヤバいんじゃないかと感じ始めたわけである。とはいえ、「国試」とか「CBT」とかブログに書くとアクセス数がうなぎ上りになることは知っている(笑)。ブログの為なら勉強もがんばれそうな気もしてきた。ああ、自分という人間がよく分からなくなってきました(笑)。医大生・たきいです。
お堅いビジネスメールを打たなければいけない局面に出くわしたので、文例をググった。「お礼 メール」と打ってみる。すると、「合コン お礼 メール」という余計な検索結果が。そういうのいりません。「“合コン お礼”ではありませんか?」って、ちげーわ。こっちは真面目にお仕事中なのに。
女の子相手のメールなら楽しいかもしれないけれど、なにせこっちはおじさんが相手です。
「改めて心より厚く御礼申し上げます」とかいう自分の頭では決して作文できそうにないフレーズを学びながら、ビジネスメールを打っていて考えた。
――メールとは、虚栄心の表象である――
「お礼のビジネスメール」をググる人がいるのも、「合コンのお礼メール」をググる人がいるのも、本質的にはその魂胆は同じに違いない。いかに自分をよく見せるか。ビジネスも合コンもこれに尽きる。
ビジネスの後のお礼は早さが大事なのだけど、合コンの後はタイミングが重要らしい。
ビジネスはthe-sooner-the-betterだろうが、合コンでは例えばあえての翌日というのも正解になるらしい。合コンの後に速攻で全員にお礼メールをかますのは、向こうは女子だけの反省会中の恐れもあるから禁忌とか書いてある。全員ではなく、気になる人にだけならいいらしいけど。ほほお、なるほど。
あ、気が付いたらビジネスマナーの話はそっちのけで合コンのことばかり考えていた。失敬失敬。
(珍しく牛乳を買うと大抵賞味期限近くまでその存在を忘れている人(笑))