医大生・たきいです。

医大生的独言。

大学生の自由研究発表会

2014-10-23 23:59:44 | 医大生的生活

あ、これは目覚ましかけ忘れたやつだと気がついた。こうして起きた時の目覚めは悪くないものだから気分はよろし。ただ、遅刻という仮の事実があればその気分も吹っ飛んでしまう。所謂寝坊をまたしてしまったかとやな予感が胸をよぎるわけだが、時計を覗くとまだ学校に間に合う時間。これは恍惚感。医大生・たきいです。




大学では、夏にやらされた「大学生の自由研究」の発表会が続く。凝っている班は結構凝っていて面白い。そんな中で我々の班も発表を。プレゼンは理系学生の中では得意な方だと自負しているので正直高を括っていたわけだが、前日に練習してみたら思いの外上手くいかず、焦る焦る。気づけば夜遅くまで練習するハメに。いかにセンセーショナルな発表をして、きわどい質問が来るのを回避するか。直前の課題はこれだった。

真面目な班の取り組みはすごい。面白そうなことのデータ収集の努力がすごい。そんな真面目な班は原稿まで用意しているようだが、それの音読になってしまっているのがすごく勿体無い。伝わってこない。普段の授業と違ってその内容が試験にもならないわけだからそもそもそこまで真面目に聞いていないという聞き手側の問題は確かにある。レセプターなしには現象は起こらないのだから。でも、真に伝えるとは、聴衆にレセプターの発現さえさせることではなかろうか。

「伝える」領域では、直感で分かることが重要だ。広告代理店でCMを作る人は、「偏差値40の人でも分かる」ことを目標としているのだとか。そうではないと内輪の面白さに過ぎないというのがその理由なのだという。それと同じで、初見の人にも直感で分からせること。それができなければ聴衆には疎外感が生まれる。

ひとまず無事に発表は自分たちの発表を終えられた。友達から発表面白かったという感想をいくつかもらってまずまずだったとは思う。でも、たきいがやったからうまく誤魔化しているだけで、あのテーマは穴がいっぱいあるはずという話も聞こえてきた(笑)

体裁さえ整えれば中身は誤魔化せるとさえ思う。バイアスを巧く飼い慣らす。発表とはそういうものだ。批判を生む表現かもしれないが、弁護士さんのようにそれを仕事としている人だっている。こんな考え方をしてしまう自分は、少なくとも研究者には向いていないと最近気がきつつあるわけだ。

これからの人生でもっとプレゼンさせられるのだろうから、もっと上手くなりたいものである。







(行きつけのとんかつ屋でぬか漬けをサービスされるようになった人(笑))