医大生・たきいです。

医大生的独言。

飲み屋で話したくなる皮膚科

2014-10-30 23:59:59 | 医大生的生活

ホテルを予約した。合計で男6人。できることなら全員シングルの部屋に泊まってゆっくりとした時間でも過ごしたいものだが、世の中とは厳しいもので金がない。致し方なくセミダブルにふたりずつ。こういう体験も大学生が最後だろうからまあいいかという結論に落ち着く。こういう思い出に残る経験とかいうのは嫌いではないタイプだ。すると予約したホテルから急に電話がかかってきて、「本当にこれでいいんですか」という確認の電話をされてしまった(笑)。MSMでもなんでもなくて、ただの貧乏大学生なのです。しかし社会の常識に悖ることをしてしまったようでどうもごめんなさい(笑)。医大生・たきいです。





人が汗を掻くのは、そこに「エクリン汗腺」があるからだ。汗を掻くのにはなんと上手い下手があるらしく、汗を掻き慣れている人は電解質の喪失が少ないらしい。電解質の喪失が少ない水に近い汗。所謂「いい汗」というのはまさにこのこと。

女性があぶらとり紙を使うのは、「皮脂腺」があるからだ。高校の化学の教科書の最後のほうで出てくることでお馴染みのトリグリセリドが分泌され、常在菌によって分解されて脂肪酸が出てくるらしい。「加齢臭」はこれに関係してくるのだとか。「ノネナール」、「ペラルゴン酸」、「ジアセチル」。研究は日進月歩の如く進む。流石、カネになる分野は違うなともちょっとは思ってしまう。さておき、加齢臭の犯人は皮脂腺なのである。

さらには「アポクリン腺」というのもある。この存在意義とは。なんと、異性を誘うためだというのだから驚きだ。だったらもっとアポクリン腺欲しいと思っちゃったあなたは残念。アポクリン腺が働きすぎている人のことは、「ワキガ」が気になると言われてしまうのだから。バランスが難しい。


思ったよりも皮膚科の総論がオモシロイ。もうちょっとこのネタを吟味すれば飲み会ネタレパートリーに加えられそうな気がする。だけど、こういうオモシロイところって試験に出ないというのが世の常なのだ。







(「君嘘」読みたくてたまらない人(笑))