医大生・たきいです。

医大生的独言。

「麻酔科医ハナ5」を読んで

2015-03-07 23:59:59 | 読書感想文

先日卒業式が挙行されました。毎年恒例の県人会の写真に収まります。今年の卒業生の先輩方は自分と1-4の関係。割と近いかもしれません。中には飲み友達みたいな先輩もいて、冷えたジョッキがうちの冷蔵庫に常備されているのは今年卒業される某先輩のせいに他なりません。早く稼いで豪勢にいかせてくださいよ!と言ってみては寂しさを紛らわせます。ご卒業おめでとうございます。医大生・たきいです。




さて、麻酔科医ハナに新刊が出ました。久々の新刊のようです。

麻酔科医ハナ(5) (アクションコミックス)
松本 克平
双葉社


医療系マンガに出てくる医者には、

1)スーパー外科医モノ
2)新人医師モノ

に大別されると思いますが、麻酔科医ハナは後者。ひたむきな成長に心打たれる人気シリーズとなってます。

「麻酔科医ハナ」で学ぶ麻酔科―医大生・たきいです。2015/1/25
先月あった麻酔科の試験前には既刊の1~4巻を読みましたが(笑)、

先輩ドクター「実際に麻酔科まわるときはこれ役立つよ笑」

とのこと。医学部の学生なら必読の作品でございましょう。意外に描写が細かいのだとか。



そしてこの度の新刊。

「スタンダードプリコーション…??」
みたいなことをハナ先生が言ってるんですが、違和感ありまくりでした。今や感染防御のこの概念は学生レベルでさえ誰しもの常識のはず。ただ作者の方も時代設定に苦慮しているようで、昔話だと思えばなるほどという感じなんですけど。医学部の学生生活も折り返し地点にきました。いよいよ中途半端な医学知識のせいで作品を心から楽しめなくなってきました。つらい。笑

あとがきから推察するに、6巻の発売も近いかもしれません。麻酔科医ハナから目が離せません。

個人的に医学部の学生は医療モノの作品には努力して目を通すべきだと思っています。ひとつには外部からのまなざしを獲得ができるというのが大きい。さらには何かしらの会話のきっかけになることもございましょう。

この春休みは、医療マンガで。







(「遠く遠く」の替え歌を考えていたら寝れない人(笑))






麻酔科医ハナ コミック 1-4巻 セット (アクションコミックス)
なかお 白亜
双葉社