いつもより早い時間に寮のお風呂にお邪魔したら掃除が終わったばっかりだったのか、塩素の香りが広がっておりました。なんだか小学生のときの夏休みのプールを思い出しました。医大生・たきいです。
どうやらわたくしは、中学生のときから医者になりたかったようだ。ふと、中学生のときに職場体験実習的な行事で大学病院にお世話になったことを急に思い出した。今思えばスーパーとかの職場体験とかやっておけばよかった。たまに職場体験と思しき初々しい中学生を見ると微笑ましいが、あれ、やってみたかった。スーパーの裏の倉庫とかどうなっているのか気になる。大学病院なんて、今となっては嫌でも毎日いかなければならないんだから。
医局の部屋に入るのはいまでも少し緊張するのだから、中学生のときは相当緊張した記憶がある。しかも当時のぼくら中学生の相手をしてくださったのは某科の教授だった気がする。医局のフカフカなソファーに座らされ、足を組んで座る如何にもという感じの先生が受け答えをしてくれた。中学生相手に医学部の教授が時間を取ってくださっただなんて、当時こそそんなに有り難くは思わなかったものの、今となってはよく中学生が来るのをOKしてくれたものだと感謝してもしきれない。なんだか、当時の自分に粗相がなかったなと今になって心配になってきた。確か、質問を予め準備して当日聞いてみるという段取りになっていたと思う。当時どんな内容を質問したのか全く憶えていないのが惜しい。
帰り際、建物の案内をしてくださった事務の方が
「みんなの中で医師になりたい子はいるのかな?」
みたいなことを聞いてくださった記憶もある。気恥ずかしくて、「はい!」とは言えなかったが、あの頃から少しずつ医師への道を志したのかもしれない。
(数ヶ月にいっぺんは気分の悪い朝を過ごしながらお酒はほどほどにしようと思う人(笑))