天気予報どおり
昨夜から断続的な雨降りが続いて
朝からは本格的な雨に…
なので
予定どおり今日は休足日
昨日連チャンでも走っておいて良かった
雨の日は鬱陶しくてさ…
東京で暮らした
学生時代の4年間を除けば
降水量の多い北陸の地に生まれ育ち
そしておそらく死んでいくことに…
だから
雨に慣れてるといえば
慣れてるはずだけど…
マラソンを走るようになってからは
やっぱり雨が降らない方が…
特にいまの愛車に乗り換えてからは
オープンカーのため
屋根に雨除け?の仕組みがないので
乗り降りするたびに雨が流れ込んで憂鬱に…
いわゆるレインドリップモールというヤツ?
専用の市販品もあるけど
安くないしスタイリングにも影響するので
購入する気にはなれない
で…
初孫くんの送迎時は
他車からドア当てされないよう
いつも園の駐車場の端っこに停めるのだが…
雨の日だけは濡れないように
できるだけ玄関に近い場所に…
2シーターの狭いオープンカーには
初孫くんと僕の傘を置くスペースなんて
もちろんなくて…
まぁ近くに停めても
ドアを開けるとルーフから
雨が室内に容赦なく流れ込んできて
ビショビショになるのは変わらないけど…
でもそんな憂鬱な今日の雨の登園時
良いことがひとつあって…
初孫くんが2歳児だった3年前に
1年間通っていた別の園で
当時担任の先生だったM先生が
4月から異動になって同じ園に…
そのこと自体は玄関下駄箱前に張り出された
先生たちの異動名簿や
職員紹介の顔写真で知っていたけど
初孫くんとは別のクラスの担任だったので
今まで顔を合わせることもなく…
それが今日
久しぶりに顔を合わせることができて…
園の玄関横の事務室の中にいたM先生と
大きなガラス越しに目が合うと
彼女は僕のことを覚えていたのか
ニッコリ微笑んで会釈を…
そして僕が驚いたように
彼女を指差す仕草をすると
すぐに事務室から出てきて…
おはようございま〜す!
先生久しぶりです〜♪
○○園のときはお世話になりました
○○くんも年長組になっちゃいましたよ〜
すっかり大きくなりましたね〜
前と変わらず毎日元気いっぱいですよ〜笑
クラスも違うしあと1年だけですけど
よろしくお願いしますね〜
ハイ!
こちらこそ〜
笑顔で話し合ってると
いつも声かけをしてくれる美人の園長先生が
怪訝そうな?表情で僕とM先生を見ていた
初孫くんが1歳から2歳になる1年間別の園で
毎日送迎をしてM先生と顔を合わせてたのを
知らないからだろう
あの当時は初孫くんも
まだちっちゃくて泣いてばかりで
大変だったなぁ
紙オムツもしてたし…
ジジイも大変だったなぁ
替えのオムツやタオルに着替えなど一式
毎日園児室に入って
園児ごとに指定された場所に配置するなど
初めてのことばかりで
先生たちに教えて貰いながら…
コロナ禍になる直前で
まだ誰もマスクをしてない頃
白いアゴ髭の若者ぶった痛いファッションで
孫と一緒に園児室を出入りする変なジジイは
目立っていたに違いなくて…
M先生はそんなに美人じゃないけど
口元が魅力的な和風で整った顔立ち
背が高くてスタイルも良く
つまりはエロジジイのタイプのど真ん中…
以前はポニーテールで若く見えたけど
今はショートボブで落ち着いた感じに…
もうアラフォー近くなのだろうか?
そんなM先生と話を交わすことができて
朝からウキウキ気分になっちまうなんて
エロジジイぶり…
まだまだ健在?なんだよなぁ〜
園から帰ってきた初孫くんに
M先生のこと覚えてる?と訊いてみると
覚えてるよと…
初孫くんの返事がどことなく
アッケないというかサッパリしてて
本当に覚えてるのかどうか怪しいような…
たしかに
1歳や2歳の頃の記憶なんて
5歳になったいま
ハッキリしてるのかどうか…
オヤジが今の僕と同じ68歳で死んだとき
チャラ息子はまだ4歳で…
そのチャラ息子に
死んだオヤジを覚えてるかどうか尋ねると
ボンヤリとしか覚えていないと…
まぁ
亡くなる前の1年間はずっと入院してたから
チャラ息子のオヤジの記憶は
おそらく3歳までくらいしかなくて…
グウタラ娘なんか
まったく記憶に残ってないと…
1歳や2歳なら当たり前か?
もう30年以上も前のこと
チャラ息子もグウタラ娘も30代になって
それぞれ家庭も持ち
すっかり哀しいオトナの仲間入り…
僕に至っては
哀しいオトナを通り越して
痛いだけのジジイになっちまったか?
初孫くんももう20年もすれば
哀しいオトナになっちまうのだろうか
良いことも悪いことも経験して…
初孫くんはドラえもんのTVアニメが大好きで
毎夕6時に我が家のCATVから流れてくると
いつもかじりついて
他のことが目にも耳にも入らないほど…
毎晩夕飯の箸が止まって
しょっちゅうカミさんに叱られるのがツネ
そんな初孫くんの
大好きなドラえもんの主題歌の歌詞の中に
大人になったら忘れちゃうのかな?
というフレーズがあって…
なぜかそのフレーズを耳にするたびに
老いぼれジジイは胸をえぐられる想い
哀しくなってしまうほど…
純粋だった子どもの心なんて
どこへやっちまったやら…
欲望や煩悩と雑念
エゴばかりの哀しいオトナに…
正しかったのか?
間違ってたのか?
迷いながら歩んできた道
もう後戻りなんてできやしないのに…
後戻りどころか
いま現在ですら老いらくの恋とか言って
典型的な痛いジジイでしかない
しょうがないか?
いくら考えたって…
自分の想い
歩んできた道
正しかろうと間違っていようと…
どっちみち死んじまうんだから…
誰だって
いつかは…