朝早くまだ薄暗いうちに
裏口から初孫くんがやって来たのは
学校へ送ってほしいからじゃなくて…
3日前にカミさんがチャラ息子に渡した
ぜんざいの鍋を返すための
登校前のお使いみたいで…
息子たちにいいように使われてるというか
チャラ息子やお嫁さんが返しに来るよりは
初孫くんが顔を見せた方が
僕たちに喜ばれることを知ってて…
初孫くんも
なんとなくそういうことを心得てるような…
ということで
今日は初孫くんを送るミッションもなく
ノンビリと朝のルーティンを…
そしてジョグの準備もノンビリと…
ただ雨模様だし
風も結構強そうで迷ったのだが…
でも走れるうちは走っとこうと…
いつ走れなくなるかわからないからなぁ
今日はこの子をお供にして…
一昨日から痛み始めた
右足親指の付け根部分
今日も違和感というか痛みは続き
これで3日目になった
だけど
ほんの少しずつ和らいで来ているようにも…
それなりにケアしてるから
当たり前なのかもしれないが
本当は走らない方がいいに決まってると…
でも走らないとなぁ
走りたいんだよなぁ
こんな強風で雨の日でも…
きっとイカれてるに違いないと
すれ違う車の人たちも
絶対にそう思ってるだろうなぁ
暖かそうなダウンや分厚いコートを着て
車を運転してる人たちにとって
ペラペラのウィンドブレーカーで走る僕の姿
キチガイ沙汰にしか見えないはず
この強風と雨の中じゃ…
まぁ気にするとはないさ
みんなもそれほど深くは思ってないだろう
バカなジジイだなんて…
どうせヒトゴトだから…
それにしても
この強風と雨の中
走ってるランナーはもちろん
歩いてる人影すら全くなくて…
辛うじて
バス停で待ってる2〜3人だけ…
そんな中をゆっくりと走り続けながら
右足親指付け根の痛みを庇うだけじゃなく
溜まり始めて来た疲労を感じつつ
水しぶきを上げて…
長い上り坂に差し掛かった6キロ過ぎから
それまで追い風気味だったのが
俄に向かい風に変わり…
上るだけでもひと苦労なのに
腕を振れども前には全く進まない状況
メガネを曇らす雨の滴もハンパなく…
それでもなんとか走り切ったいつもの10キロ
強い風雨と疲労
そして右足親指付け根の痛みに抗いながら…
スタート直後はバタバタだったけど
ゴール時点は少しはマトモになったか?
まぁマトモになったところで
ポンコツジジイのジョグだから
たかが知れてるけど…
とりあえずは
まだ痛みの引かない右足親指付け根を
しっかりケアしとかないと…
ついでに疲労も取れればなぁ
それは休足日にしないとムリか?
昨夕
メンバーからグループメールで
合同練習のお誘いがあった
今度の土曜日
どうやら天気まわりが良いらしく
みんなで20キロほど走ろうと…
実は年末に忘年会を兼ねた合同練習をと
申し合わせていたのだが
ずっと悪天候ばかりで結局オジャンに…
その代わりに
年が改まったから新年会を兼ねた合同練習?
そんなところだろうか?
ただ合同練習といっても
そこそこの準備が必要で…
大会に出るような準備までは必要ないものの
それとそんなに変わらないほどの…
20キロを走るための準備だけじゃなく
走り終わった後のお風呂の用意なども…
そして
そのあとは軽く一杯やりながらという
段取りなのかもしれない
そうなれば
その分の費用も考えておかなくちゃなぁ
正直なところ
楽しみでもある一方
メンドいという思いも…
大会なら
それなりの覚悟をして臨むところだけど
合同練習ってのは不都合もあって…
大会の場合は参加費も払ってるから
途中にエイドで水分補給や給食にトイレなど
至れり尽くせりみたいな面があるけど…
自主練となれば
あらかじめそういった部分を
自分で考慮した上で走らないと…
特に老いぼれジジイの場合
厄介なのがトイレ問題
メンバーたちはまだ若いから
全然問題なく走れるだろうけど…
頻尿の老いぼれジジイにとって
トイレは殆ど死活問題?
5キロごとくらいにトイレがないと
寒いこの時期は安心して走れなくて…
だから
毎日のジョグも10キロにして
途中で必ず1回トイレに寄ることに…
もし20キロを走るとなれば
途中最低でも2回
出来れば3回以上は寄りたいところ
念のためにも…
でも合同練習を想定してるコースは
手軽な公衆トイレなんか殆どないはずで…
だから
いまひとつ乗り気になれなくて…
まぁいざとなれば
立ちションってことも想定しとけばいいか?
女子メンバーもいるけど…
っていうか
果たして無事に20キロ走れるのか?
いまの状態で…
彼らのジョグのスピードって
おそらくキロ6分ちょっとほどで
僕には真剣な走りと変わらないペースだし
それで20キロって…
でもせっかく誘ってくれてるんだから
些細なこと?は気にしないで
喜んで参加してくればいいか?
殆ど変化のない老いぼれジジイの日々に
少しでも張り合いをつけるためにも…
ムリなペースなら途中で終了か
ショートカットすればいいさ
そのうち彼らとも
いくら一緒に走りたくても走れない日が
必ずやって来るんだろうから…
文句も言わずに…
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