今朝も初孫くんは
幾分早めにやってきた
やっぱりママの出勤時間の都合で
今日までチョット早いらしく…
初孫くんは毎朝
裏口のある物置からやってくるのだが…
ひとりでも入って来られるよう
事前に裏口の鍵を開け
物置も廊下も電灯をつけたまま…
それでも春になる前までは
物置の中や廊下が怖いのか
大声でジイちゃ〜ん！と叫んで
僕が迎えに来るのを待ってたけど…
最近は僕を呼ばずに
ひとりでトコトコと入って来れるように…
陽が昇るのが早くなり
明るくなったこともあるんだろうけど…
ジイちゃ〜ん！と呼ばれなくなって
近頃は結構な寂しさが…
ポンコツジジイでも頼りにされてたのに
もう頼らなくて良くなったみたいで…
こうやって
段々とひとつずつ
ジジイの役目も無くなっていく？
そう思うと本当に寂しい…
寂しいけれど
そこは初孫くんの成長を喜ばないとなぁ…
これからあらためて
誰かや世の中のために
役立つことを始めたいとは思わないけど…
役立つことがなくなってしまえば
生きてる価値もなくなってしまうような
そんな想いが心のどこかにあって…
何かで見たか聞いたか覚えてないけど
動物の中で生殖機能を失っても
堂々と生きているのは人間だけらしい
まぁ
人間には人間社会を築いて維持していく
重要な知恵とかが必要だから？
そういうことなんだろうけど…
そこまでの知恵もなくなった老いぼれジジイ
もうそろそろ生きていく価値ないのかなぁ？
マラソンを走るだけしか
能がなくなって…
今日は午前中からカミさんが出かけた
お昼ご飯を用意して…
買い物だと言ってたけど
ジャージみたいなイデタチで…
買い物は毎日のように出かけるから
間違いなくしてくるんだろうけど
ジャージ姿ってなんだろう？
どこかのジムみたいなとこ通ってるのか？
かもしれないなぁ…
まぁどこで何をしようと
カミさんの勝手だから
知ったこっちゃないけど…
ということで
カミさんが出かけたあと
僕も今度のウルトラマラソンのための
チョットした買い物を…
新しいTシャツやテーピングなんかを…
スポーツ店までの行き帰り
オープンカーをオープンにしながら
この子をお供にボリュームを上げつつ…
信号待ちで停まったとき
窓を開けてた隣のミニバンのオジさん
コッチを向いたけど…
音楽がうるさかったのだろうか？
いい歳のジジイがこんなの聴いてるなんて
呆れられたかも…
まぁ構わないさ
好きなものを聴くさ
好きなようにするさ
坐骨神経痛のため
長いドライブは無理だけど
買い物くらいなら難なく…
帰ってきて
チョット早めの昼食は
カミさんがいないのでプチチートデイ
午後から出かける用事もないし…
初孫くんのお迎え時には
ちゃんと酔いが覚める程度の
コップ1杯だけにとどめ…
ホロ酔いになるまでもなく
昼食を簡単に済ませてから
前庭の草むしりに精を出す
平凡な老いぼれジジイの暮らし
坐骨神経痛には苦しめられっ放しだけど
これといって大した不幸もないのが
幸せの証…
か？
だな…
初孫くんも
段々と大きくなってきたし…
幸せなんだろうなぁ
オレって…