道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

12/27今日のスロージョグ10km(走り納めかも…)

2022-12-27 16:29:00 | 日記



6日ぶりのスロージョグ10km
誰も走ってなかった
散歩してる人さえ…



寒くて天気も良くないし
どうしようか迷った挙句
9:30を回ってから決断…

やっぱり走ろうと…

1週間近く走ってないし
今年の走り納めになるかもしれないし…

それに
もしこのまま死んだら
おそらく後悔するだろうと思って…






そんな想い
大袈裟だと思われるかもしれないけど
大袈裟でも構わない

これからは少しだけでもいいから
悔いのない毎日を送って行きたくて…


だからこそ
この歳でオープンカーを買って
初孫くんとはしゃぎながら
乗り回しているのだし…

親戚や身の回りの人に嗤われるのを承知で
真っ白なアゴ髭を生やし
長く伸ばした髪を茶髪に染めてるのだし…

そして
恥知らずなジジイと思いつつも
引かれたり嫌われたりするのを覚悟の上で
独身キャリア女子に告白したのだし




明日できることは明日にまわせという
考え方がある一方で
今できることは今のうちにやっておけという
そんな生き方もあるのは間違いないと…

どっちが正しいのか
両方とも正しいのか
それとも間違いなのか
僕にはわからないけど…






31〜32年前
オヤジが夏に68歳の誕生日を迎えたとき
すでに病院生活は1年以上に及んでいた

病院の許可が出て春先に一時帰宅したけど
その日の夜に再び緊急入院してから以降
オヤジの肉声を聞くことは叶わなかった

仕事を終えてから
400ccのバイクを駆り立て
毎夜病院に通った数ヶ月

同室でずっと付き添いをしていた
今の僕よりずっと若かった歳のバアさんは
オヤジに日課のように必ず尋ねていた

顔を出した息子に
何か言いたいことはないのかと…

ベッドに横たわったオヤジは
聞こえているのかいないのか微動だにせず
いつも目をつぶったままだった

言いたいこと山ほどあったのかもしれない
迷惑をかけ続けた出来の悪いバカ息子に…





92歳の誕生日を1ヶ月後に控え
91歳でバァさんが亡くなった一年前の年末
入所施設の計らいで
亡くなる前日に見舞うことができた

そのときはまさか
日付が変わった真夜中に息を引き取るとは
施設の人も僕も姉も妹も
誰も思ってなかったけど…

ベッドのバァさんにかわるがわる声をかけ
僕たちが部屋を出ようとしたとき
最後に僕の方を見て目を大きく見開いて
何かを言おうとしていたけれど声には出ず…

わかってるよ!
わかってるよ!
なにも言わなくていいよ!
心配しなくていいよ!
わかってるから!

思わず僕はそう声をかけたけど
その声はバアさんに届いたのだろうか?

おそらくバァさんが心配していたのは
嫁いでそれぞれ幸せな家庭を築いてる
シッカリ者の姉と妹ではなく…

いい歳をして
まったく大人になりきれてない
バカな息子を気にかけて…





永遠の旅立ちに
何も言わなかったオヤジ
何かを言おうとしたバアさん

68歳の誕生日の1ヶ月後と
92歳の誕生日の1ヶ月前の絶命に
何か意味があるようにも思えて…






足のシモヤケや手のアカギレ
もっとひどくなるのをわかってて
無理やり今日の悪天候のなか走ったのは…

クリスマスの日曜日に
バアさんの一周忌に併せ
オヤジの33回忌も終えたせいもあるのか?


オヤジが死んだ年齢まで
あと半年足らず…

いまだにチャラくて
でももう老いぼれで
すっかりポンコツで
マトモに走れない…

とても
バアさんの年齢まで生きれる自信はない

そんなジジイになっちまって
あと何年生きることができるのか
わからないけど…

少しだけでもいいから
悔いを残さないで死んでいきたいと…

もしもいま死んでしまうとしたら
チャラ息子やグウタラ娘に
言っておきたいことは山ほどあるけど…

たぶん
僕は何も言い残さないだろう
もちろんカミさんにも…

何かを言い残して
彼らの人生を縛るくらいなら
何も言い残さない方がよっぽどマシだ

死んで後悔するのは
僕自身だけで充分だと…



オヤジやバァさんが亡くなったあと
もちろん僕の中に2人に対する後悔は
数えきれないほどあったしいまもある

ああすれば良かった
こうすれば良かったと…

でもたぶん
オヤジもバアさんもわかってたのだろう
残された者が生きていくために必要なこと

それは
亡くなった者が何かを伝えることじゃなくて
生きていく者が何かを感じ取ることだと…

だから
僕は何も言い残さないで
あるがままに死んでいきたいと…

あとは残されたチャラ息子やグウタラ娘が
彼らの思うままに生きていくだけでいいと…









ひどくなったシモヤケやアカギレに
クリームを塗りながら想いにふけって…

今日はそんな一日か…

今日でもう走り納めなのだろうか?

だとしても
年明けには走り初めが叶うよう
クリームを塗っておかなければ…



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