今日は桃の節句ですね。東京は春を思わせる暖かな日でした。
過去記事の「お知らせ ~このブログの折り紙記事について~」や「折り紙 ~季節の風物:小笠原雛~」で触れていた折り紙の吊るし雛が完成したので、紹介します。
主役は、くだんの記事で紹介した「小笠原雛」(小林一夫氏監修『お節句折り紙 お雛様と兜を折る』参照)です。
この内裏雛や橘(「たちばな」:作者は今のところ不明です)をモチーフの一つとして、初めて折り紙の吊るし雛作りにチャレンジしました。
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折り紙 ~手作りの吊るし雛~
◆ 吊るすモチーフは、布の吊るし飾りをネットや本で調べて参考にしました。縁起物の動物や小物・季節の風物が選ばれるようですね。
小笠原雛
梅・桜・橘・花(山口真氏作「すみれ」の折り方で)
うさぎ(小林一夫氏による伝承折り紙からのアレンジ)
鶴・うぐいす/メジロ(伝承折り紙の「ことり」の折り方で)
亀(伝承折り紙)
金魚(伝承折り紙のアレンジ)
ユニット折り紙
らせん状の飾り(「かざり」)
計40個作りました。
◆ 吊るし糸の本数は奇数が多いようですね。特に、日本では「4」や「9」のような忌み数を避けるのだろうと憶測しましたが、輪の大きさと吊るすバランスを考えると4本がベストではないかと思い、タブーを犯しました(^_^;
吊るし糸1本ごとに折り紙を分けたところです。彩りと種類を考えながら一旦分け、料理用の量りで重さを見ながら、なるべく均等になるように調整しました。
因みに、紙皿は、一度こちらの記事で紹介した、遠藤和邦氏作の「浅皿」という折り方で作ったものです。とても便利ですよ(#^.^#) これについては、近日中に別途紹介記事を載せます。
◆ 糸は、一般的な木綿の手縫い糸より撚(よ)りの大きい糸を求め、あちこちの手芸店やホームセンターの手芸売り場を見たのですが、見つからず…結局落ち着いたのがレース編みの糸です。「リリアンの糸 >X >木綿の手縫い糸」というXを探したのですが(単なる私のイメージによります)…(^_^;
ストッパーとしての大きめの玉止めを作り、その上に折り紙を入れるという方法で、下のモチーフから順につなげていきました。数cmずつ間隔を開けたつもりですが、目分量なのでマチマチに…ま、いっか…(^_^;
◆ 手許にあったプラスティックの輪っか(直径13cm)に、100均のリボンを両面テープでらせん状に巻きつけ、6mm幅のサテンテープ4本でぶら下げました。この辺りは適当もいいところです(^_^;
こうしてできあがったのがトップ画像(↑)です。
雄雛と雌雛の上に作った玉止めは、ほとんど意味がありません。ずれちゃってるし、入れない方がよかったわ…(^_^;
エアコンの風が当たる窓辺に吊るしたので、時折風に揺られ、ビーズが光ったりして、なかなか乙な味わいでございます(#^.^#)
適当に作ったので、仕上がりはそれなりですが、楽しかった(*^▽^*)v 端午の節句ヴァージョンとか、七夕ヴァージョンとか、また作ってしまいそう…糸やリボンも余ってるし…(^_^;
こちらはおまけ…
「上谷戸緑地体験学習館」の「雛祭り人形展」(こちらの過去記事をご参照ください)で飾られていた吊るし飾りです。
さらにおまけ…
過日、息子の誕生日にかこつけて食したコージーコーナーのケーキ。見た目は美味しそう…味はお値段なり…(^_^;
近所の和服屋の店頭に、1年を通して季節の和菓子が並んでいるのですが、可愛さに釣られてしまいました(^_^; 「御菓子司 彩嘉」の「さらわぎ」。麩焼き煎餅の間に柚子風味の餡が挟まれています。自分で作った紙皿に入れてみました。
[左] 『改訂版 かわいい 折り紙こもの』(ブティック社)掲載の「花の器」。30cm四方に切った包装紙で折っています。
[右] 左の紙皿が同著掲載の「かご皿」、右が既述(↑)の遠藤和邦氏作「浅皿」。それぞれ15cm角の100均千代紙で折っています。
読者のみなさまのお嬢さん、女児のお孫さんの健やかなご成長をお祈りいたします。