えつこのマンマダイアリー

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最近の新聞記事より ~「国策を信じた末の悲劇」~

2025年03月04日 | 政治・社会

(↑ 昨日2025.3.3の自宅周辺の雪景色@東京都稲城市
※記事内容とは関係ありません。)

 

 少し前の記事で恐縮ですが、2025年2月15日付東京新聞朝刊の読者投稿欄に掲載された投書を紹介します。
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 国策を信じた末の悲劇

                  パート 浅野 紀子 66 (埼玉県富士見市)

 昭和4(1929)年生まれの私の父は、学校からの募集に応じ、満蒙(まんもう)開拓青少年義勇軍に参加し、44年に旧満州(中国東北部)に渡りました。開拓作業ではなく、銃を渡され、国境警備をさせられたということでした。
 「満州は寒いぞ。ションベンがすぐ凍って、氷柱(つらら)みたいになるぞ」「雪道を歩いとったら、ぼた餅が落ちとって、食べようとしたら、馬ふんだった」…。つらかったこともユーモアを交えて語る人でしたが、戦後補償の話になると「そんなもんはいらん。オレはこの国策を見抜けなかっただけだ」と口にしました。
 そして「国のやることに騙(だま)されたら、イカン」「自分の頭と心でよく考えて、騙されないように生きていかな」と。今、父の言葉の重みをかみしめています。
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 もう一篇、2025年2月16日付の東京新聞朝刊の日曜版に掲載されたコラムを紹介します。

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 『法』が襲いかかる恐れ、現代でも

              荻野 富士夫(おぎの ふじお) (歴史学者・小樽商科大学名誉教授)

 1925年から敗戦まで運用された治安維持法は、「来たるべき戦争遂行の準備」のための最強の武器として猛威をふるった。
 その脅威は過去の話ではない。為政者は常に治安法制を欲していて、今も作り続けている。52年に破壊活動防止法が成立した。成立時の強い反対運動で、「暴力主義的破壊活動を行った団体」の解散は現在に至るまで発動されていないが、安倍政権下で成立した特定秘密保護法や、共謀罪を盛り込んだ組織犯罪処罰法など、治安維持法の機能を実質的に代替するような仕組みは着々と整備されている。
 怖いのは運用のされ方だ。治安維持法は当初、厳格に運営するとしていた。だが結社の協力者を処罰する目的遂行罪などが特高警察や思想検索に拡大解釈され、人々に襲いかかった。現代も「公共の福祉」という名目で成立した法律が、都合よく解釈され乱用される恐れがある。

 韓国大統領は昨年発した非常戒厳について「民主主義のためだった」と主張している。日本でもこうした言葉が、捜査当局の突破口になるのは、あり得ないことではない。
 治安維持法が悪法というのは、一般的な共通認識としてあると思う。だがどこがどのように悪法だったかはあまり知られていない。朝鮮、台湾、旧満州国では日本国内以上に過酷に運用され、「法の暴力」の暴風雨が吹き荒れた。そうしたことも知ってほしい。

 「悪法も法なり」と、治安維持法を肯定する政治家もいる。しかし法律を発動・処罰する側が法律を破り続けるような「悪法は法にあらず」だ。そんな危険がある法律は権限を与えないよう、芽や根が生じないよう阻止しないといけない。成立してしまった場合でも、国民は監視し廃止に追い込まないといけない。
 現代は「新しい戦前」が進行している。私たちは「新しい戦中」にしないように行動する必要がある。
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 (※両文とも、文中の段落分け・太字化はブログ管理人によります。)

 

 国策にまつわる記事を2篇紹介しました。
 国策と聞くと、当然ある一国の政策を思い浮かべますが、何もかもがグローバル化した現在では、国という政治単位を越えた大きな組織や体系(少なくとも資本や権力の観点での大きな組織)の権謀術数ともいえる策略によって世界全体が動かされている感があり、それに目を向ける必要があると私は考えています。
 その「国という政治単位を越えた大きな組織や体系」を、トランプ氏は「Deep State(ディープステート)」と呼び、現在攻撃(反撃)の対象としているのですよね。そして、この「ディープステート」が実体を明らかにしにくいことから、多数の呼称や定義(ネオコン・国際金融資本・ユダヤ金融資本・[国際的な]軍産複合体・グローバリスト・全体主義者など)があり、また、これについて言及すると「陰謀論」と言われ、言及する人を「陰謀論者」とレッテル貼りされています。
 でも、この「ディープステート」なる組織は最近認識され始めたわけではないようですよ(↓)。

    
 これは、衆議院議員の原口一博氏がSNSで提供している報知新聞の記事です。昭和16年6月の日付が手書きされていますが、実際の発行日かどうかはわかりません。でも、少なくとも、すでに戦前から「アメリカの地底政府」という言葉で「[国という政治単位を越えた]大きな組織や体系」なるものが認識されており、「ユダヤ財閥」という言葉も使われています。
 それがいつのまにか日本の社会や日本人の頭からのみならず、世界から消え去ったかのように、長い間一般人に認識されなくなってしまったのはなぜなのでしょうね...。

 本当にズル賢い支配者とは、自らの正体を隠し、被支配者に支配されていることを悟らせないように洗脳しながら支配するのではないかと私は思います。そのためなら、それに必要な知恵や労力や資金や時間を投じることを辞さないのだろうとも。まさに持てる種々の力を注ぎ込んだ「権謀術数」によって、人々を洗脳、操作、支配するのだろうと思います。国家という枠を持たないからこそ、その正体や実態を暴くことが極めて困難なので、推量して物申すしかない...すると、相手の足許を見て「エビデンスを示せ!」と迫り、メディアを巧みに操って「おまえは陰謀論者だ!」とレッテル貼りし、異端児、狂人に仕立てて葬ろうとする...。そんな邪悪でかつ巧妙な仕掛けが私には見えてしまいます。おそらく、いろいろな意味で一般人の常識とは全く違う基準で生きている人たちだろうと想像します。
 そんな輩たちと、自分の任期内でできるところまで対峙&退治しようと、ものすごいスピードで仕事しているのがトランプ氏なのではないのかな?? 一見、乱暴でハチャメチャに見える彼の政策も、彼の中では筋も脈絡も通っているのでは??? っと、陰謀論者の私はつぶやくのでありました(^^ゞ (あっ...お断りしておきますが、こちらの過去記事に書いたように、私は決してトランプ支持者でも信奉者でもありません。ありませんが、彼のしようとしていることがなんとなく理解できますし、ある程度期待もしております。)

 話が逸れましたm(__)m 
 「国策を信じた末の悲劇」という文言で、最近起きたこととして私がまず思い浮かべるのが、新型コロナワクチン接種が原因と見られる大量の副反応・後遺症・死亡です。日本で今起きているこれらが、まさにこれに該当する事例だと考えているのですが、メディアが騒がないので多数の知るところとはなっていないように思えます。それについては後日別途記事にしたいと思います。今回はこの辺で...(@^^)/~

 


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