
(画像はイメージです)
今から30年前のこと。
モーさんは当時20代やった。
そして一人旅が趣味やった。
当然、
費用を安くすることを心がけていた。
そんなモーさんが、
とある良さそうな民宿を見つけ、
更に、
一泊一万円という低価格に魅了された結果、
そこに宿泊することにした。
予約を入れると、
いつでも宿泊くださいとの女将の返事に、
モーさんはうれしくなった😃💯
休日になったので、
モーさんは、
その民宿に行った。
50代くらいの女将が一人で経営していた民宿やった。
しかし、
モーさん以外に客はいなかった。
モーさんは気にすることなく、
この民宿にお世話になることになった。
モーさんは部屋に通された。
その時モーさんが女将に、
「一万円でここで一泊できるなんてうれしいです」と言うと、
女将は顔を赤らめて、
「あの------あと一万円をお払いくだされば、あたくしを好きなようにできますのよ」と言った。
モーさんはキモがってお断りした。
すると女将の顔付きが変わり、
態度が邪険になった。
モーさんは、
昔映画館で観た「エクソシスト」を思い出した😱
夕飯の時間になった。
テーブルには、
ご飯🍚と味噌汁と漬け物と、
新鮮魚介類の舟盛りの大きな写真が置かれていた。
モーさんはあ然として女将に、
「この献立は😨❓」と問うと、
女将はツンツンしながら、
「一万円で宿泊なさるんですからそれ以上お求めになる方がおかしゅうござんす!」と言い返した。
食事が済むと、
女将がモーさんの部屋にブルーシート敷いて、
たらいを持ってきて、
中に、
やかんのお湯と水を入れ、
「お風呂のご用意が出来上がりました」と言ったので、
モーさんは再びあ然となり、
「女将😨😨」と呟いた。
女将はツンツンしながら、
「一万円で宿泊なさるんですからそれ以上お求めになる方がおかしゅうござんす!」と言い返した。
お風呂を拒否したモーさんをよそに、
女将は部屋を片付けて、
布団を敷いた。
布団は見た目は高級感があった。
が、
女将はツンツンしながら、
「ユーレイが寝ていたお布団にござんす」と言ったので、
モーさんは悲痛に😢
「困ります!」と言った。
女将はツンツンしながら、
「一万円で宿泊なさるんですからそれ以上お求めになる方がおかしゅうござんす!」と言って、
電気を消した。
夜中にモーさんは金縛りにあった😱
翌朝、
モーさんが女将に挨拶して帰ろうとしても、
女将はシカトした。
寂しげに列車に乗って家路に向かっていたモーさんは、
かばんに一通の手紙✉️が入っていたことに気づいた。
それは、
女将からやった。
それにはこう書かれていた、
「私はあなたに悪いことをしました。けど、あなたにとっては一度の気ままな旅でも、私にとってはあなたと過ごす永遠の旅のはずでした。けど、あなたは私を拒んだ!女は常に気丈に振る舞いながらも、陰では月明かりを浴びてすすり泣くものなのです。この気持ちをおわかりください。結果として、わたしはあなたに残酷な仕打ちをいたしました。けど、これが、あなたの心の傷になりませんように。この旅が終わっても、あなたの人生という名の旅は続くのですから」。
この一人旅の後、
モーさんは旅することをやめた。
その後、
多くの休日があった。
多くの人々と知り合い、
時には理解し合い、
時には反目した。
多くの喜びがあり、
多くの悲しみがあった。
けど、
あの民宿での経験から、
モーさんは過剰に喜びを追求することの無意味さを知った。
モーさんは10階のアパートで述懐する。
「俺はあの時に、年寄りになった」、と。
そしてため息😮💨混じりに、
「民宿の女将」と呟くんやった。