大学アメフトで無敵の男のはずやった、
タックルベリーフィン。
最強無敵のタックルで、
大学の最後の試合を飾ろうとしたが、
対戦校のソウマという選手が、
たまたま貧血起こして仰向けに倒れたことから、
タックルベリーフィンは、
そのまま、
審判員のベンチに突っ込んで敗戦した。
この件を根に持ったタックルベリーフィンは、
ソウマにタックルあびせないと気が済まないという考えに支配され、
絶えずソウマ探しまくっている。
アメフトのコスチュームのまま。
そしてある日、
ソウマが、
とある古くて小さなラーメン屋を覗き込んでいた。
それを見つけたタックルベリーフィンは、
膝をつき、
ソウマを見上げて、
腰を上げて、
凄まじくタックルして来たが、
ソウマはそれに気づかずに、
ラーメン屋から歩き去ったので、
タックルベリーフィンは、
そのままラーメン屋に突っ込んだ❗️❗️
ラーメン屋店内では、
店の出入り口が完璧に壊れて、
タックルベリーフィンがうつ伏せになっていた。
そして、
「ソウマーっ❗️❗️」と叫んだ!
ここに、
ケイシロウの叔父、
獅子ヶ原カズチが、
カウンター席からタックルベリーフィンを見つめ、
「もっともっと叫べ!それだけの時間はお前にはたくさん与えてやるから。だが、その後の時間はお前の弔いとなろう」と言った。
ラーメン屋店主はガチギレして獅子ヶ原カズチに、
うつ伏せのままのタックルベリーフィンを指して、
「コイツを冥土に送ってください❗️」とお願いした。
獅子ヶ原カズチは、
うつ伏せのまま動かないタックルベリーフィンにかがみ込み、
小型チェーンを懐から出して、
「お前は突っ込みさえすれば人生は晴れ渡ると思うとんのやろ?お前にとって実社会はストレートでも実際は八百八町の顔を持つことをお前は知ろう」と言って、
チェーンを構え、
「お前はアディダスとナイキはどっちがイイか?」と問うた。
タックルベリーフィンはうつ伏せのまま苦しそうに、
「アディダスにてござります」と答えた。
獅子ヶ原カズチはチェーンを懐に入れて、
「お前の人生観は八百八町をタックルでぶち壊しながらストレートすることを知らされた」と言った。
そして、
財布から一万円札を出して、
うつ伏せのタックルベリーフィンの背中に置き、
店を後にした。
尚、
獅子ヶ原カズチの甥のケイシロウ(FK)は、
ナイキの数百万倍のアディダス派やから、
もし、
タックルベリーフィンがナイキと答えた時は、
どうなるかは書き記す必要がないコトになる。