
数年前、
カッちゃんは、
早朝マラソンしようと、
アディダスの青ジャージ上下をAmazonで買い、
朝の走りを日課とした。
近道にあたる細い道を通れば大学やバイトに間に合うことを計算に入れていた。
ところがある朝、
寝坊したカッちゃんは、
日課になっている朝のマラソンをしようと、
コースを短くして、
いつもの近道になる細道を通ろうとした。
するとこの細道に金色の帽子をかぶったメタボ達がぎっしりと細道に群れまくり、
「こんな細い道を作るとは肥満者を馬鹿にしている」とキレ合っていた😡😡😡😡😡
カッちゃんはここが一番の近道やから、
無理矢理通ろうとしたが、
肉の壁に遮られて一歩進むのがやっとという状態やった。
しかもあるメタボからは「押すな❗️」と怒鳴られて、
細道の入り口まで放り投げられてしまった。
なぜこんなにメタボがひしめいているのかという理由やけど、
この日は肥満児友の会の定期会合で、
細い道はメタボにとってどういう意味をもたらすのかを議論してる最中やったとのことやった。
すっかり困り果てたカッちゃんは、
バイトが間に合わないことを悲しく思った。
すると、
肥満児友の会の常任幹事であるごつもり君がカッちゃんに気付き、
他のメタボ達に、
「こいつを持ち上げて道を渡らせてやらないか?」と提案した。
メタボ達はごつもり君の言う通りに、
カッちゃんを持ち上げて、
手渡ししながら道を渡らせた。
ちょうどそこに花愛好じじいのミヤザキとエイジが口論しながらやってきた。
エイジはミヤザキに、
「ナンでプレステの野球ゲームでホームラン打ったことがミヤザキさんとこの窓ガラスを割ることになったんですか?」と、
食ってかかると、
ミヤザキは、
「お前がワルやからや!」と言い返した。
その時2人は、
青い上下のアディダスジャージに身を包んだカッちゃんを金の帽子をかぶったメタボ達が持ち上げて運ぶ様子を目撃した。
同時に冷たい北風が吹いてきた。
エイジが、
「うわー!風が出てきた!」と大声出すと、
ミヤザキがいきなり叫び😱
「そのもの青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。失われし大地との絆を結びついに人々を青き清浄の地へ導かん」と呟き、
「エイジ❗️ワシは生きてこの目であの予言を目撃している!ありがたいことや!!」と涙した😭
エイジは、
「ボケんじゃねーよ❗️ただのつまらないにいちゃんがメタボ達に担ぎ上げられてるだけだろ❗️」と呆れ、
カッちゃんもミヤザキに、
「俺はナウシカじゃねー!!」と叫んだ!