ひとりの排煙設備工の老職人、灰田エンジが重い肺炎になり、
病院のベッドで弱々しく寝ていた。
灰田エンジの腕は一級であり、
排煙口から入って、
這いながら仕事をしていたものやった。
ただ、
灰田エンジは、
呼吸系の持病があり、
よく咳き込んでいたことを、
病室に詰めかけた見舞客は記憶に残していた。
そして彼らが集まった理由は、
灰田エンジの臨終が近いとの知らせからやった。
担当医と看護師は見舞客達に、
「最後のお話しがあるそうです。短い時間だと思われますので、拝聴されてください」と語った。
灰田エンジは、
自分の直近の部下を呼び、
弱々しく語った。
「ワシが死んだ時は、ワシを火葬した後に骨を骨壷に入れずに、遺骨丼として食することをかたく禁ずる」、と。
見舞客はあ然としたまま、
互いに視線を交わし合った。
灰田エンジは弱々しく続けた。
「ワシの骨は骨壷に入れて納骨堂に納める。その後、一周忌までに墓🪦をたて、そこに遺骨を移す。それで、墓石の大きさはお前ら------」と、
(注;以下の文章は暇を持て余した方のみお読みくださいませ)
腰石から竿石までの高さを11寸を基準に179、
腰石の奥行きを11寸を基準に144、
腰石からの幅を11寸を基準に112、
竿石は11寸を基準に幅・高さを定め、
塔婆立てを11寸を基準に大きさと長さを定め、
スリンを11寸を基準に大きさと奥行きを定め、
上台を11寸を基準に幅・高さを定め、
中台を11寸を基準に幅・高さを定め、
芝台を11寸を基準に幅・高さを定め、
墓誌を11寸を基準に幅・高さを定め、
花立て水鉢を11寸を基準に大きさと長さを定め、
香炉を11寸を基準に大きさと高さを定め、
排石を11寸を基準に大きさと奥行きを定め、
羽目を11寸を基準に幅・高さ・奥行きを定め、
大柱を11寸を基準に幅・高さ・奥行きを定め、
これら全ての部位を腰石に11寸を基準に比例構築する。
竿石の前後左右に11寸を基準とした桃の花の彫り物をする。
桃の花の彫り物の花びらの数は5枚とする。
花びらはギザギザ模様に彫る。
塔婆立てに11寸を基準にした桃の花の彫り物を五つ作成する。
桃の花の彫り物の花びらの数はそれぞれ5枚とする。
花びらはギザギザ模様に彫る。
😨😨😨😨😨
ここから、
灰田エンジの墓石の各部位への桃の花の彫り物指定が延々と語られ、
上の書き出しだけで疲れまくってるのに🥱
やってられんので割愛する。
尚、
ここまで真面目に読まれた読者の方々には敬服いたします🙇💯❗️❗️
この灰田エンジの最後の言葉は、
語られて、
3時間超えてもまだ続くので、
担当医は恐る恐るカルテを検証しまくり、
「排煙工事で這いまくって胸を傷めて炎症を起こして咳が止まらなくなったことで這い炎と仮称したことと、排煙設備工の設備工が抜け落ちて、排煙と病名に誤記された可能性が高くなった」と顔を青ざめると😨
看護師は、
「あのお見舞い客にナンと言ったものでしょうか?彼らは3時間も灰田さんの言葉を聞かれています。下手すれば、私たちの語らいが医学会での最後のお話しとなることでしょう」と、
力なく語った。
今晩は〜🌠
灰田さんのお話💦11寸基準の😆長いお話が3時間😆💦
部下の人達ずっと聞いて偉いです〜😊👏✨
でも覚えられたのかな😅
煙突の中のお仕事大変ですょね😢
細かい粉塵のお仕事はマスクしてても肺に入りますもんね💧
日々の事なので職業病ってみんなありますもんね💧
私達は座ってる時間が長いので⤵たまに立ったり歩いたりしないとですね😆💦
明日も凶公様に良い日になります様に〜🍀
確かに職業病は辛くて大変ですよね。
その意味で、
担当医と看護師も、
たくさんの患者さんとの接する中での勘違いだったので、
許されない職業病ではありますね。
ちなみに、
アメリカのオフィスでは、
全員立って事務の仕事をしているそうです。
理由は、
椅子に座るのは、
血流が悪くなり不健康だということらしいです。
医学的データもあるそうです。
だから私も、
この事実を知ってからは、
出来るだけ立とうと思ってます。
けど、
立ちっぱなしはきついです。
健康にいいことは体にとっては辛さを感じることなんですね。
jasmine様も土曜日出勤は大変でしょうけど、
大変だった分、
日曜日にたくさんの楽しさを得て取り戻されますように。
リアクションとコメント、
ありがとうございます😊