
またケイシロウが泊まりに来てたので、
書き込みが遅くなったけど、
G-CEO当人とのダベりからのことやから、
今からでいいとのこと。
本題や。
ハギモトというオトコが子供時代に体験した出来事。
ハギモトは、
両親を交通事故で早くに亡くし、
親戚の叔父さんに引き取られた。
この叔父さんは親切でやさしくハギモトに接してくれた。
叔父さんの家は大きく、
屋根裏があったが、
叔父さんからは、
絶対に入るなと言われていた。
そして、
そんな叔父さんも、
仕事関係での出張が多く、
ハギモトは、
一人で留守番するのが常やった。
その日も、
叔父さんが出張したので、
退屈🥱のあまり、
叔父さんの言いつけに背くことにした。
ズバリ、
屋根裏散策や!
ハギモトが恐る恐る屋根裏に初登りした時、
ドアが開いていた。
そして、
室内からは、
陽気な音楽が流れていたので、
ハギモトは中を覗いた。
すると、
叔父さん似のおばさんが、
テーブルに腰掛けて、
紅茶を飲んでいる光景が目に入った。
おばさんがハギモトの存在に気付くと、
笑みを浮かべて手招きした。
ハギモトが中に入ると、
このおばさんもすごく親切でやさしかった。
ただひと言、
ここに来たことを叔父さんには言うなという条件を出し、
ハギモトは従った。
こうして、
ハギモトの二重生活が始まった。
叔父さんがいる時は、
屋根裏には行かずに、
叔父さんがいない時は、
屋根裏でおばさんと過ごした。
時が大きく流れた。
ハギモトは、
留学することになり、
そのまま外国で暮らすことになった。
そんなハギモトの耳に、
親戚から、
叔父さんの死を知らされたので、
帰国することにした。
懐かしい叔父さんの大きな家での法要の際、
ハギモトの、
叔父さんの友人の一人に挨拶した。
ハギモトは、
子供時代のいろいろな思い出話しをした。
その際、
初めて、
公に、
屋根裏のおばさんのことを話し、
その後の行方を問うた。
その時、
叔父さんの友人から、
屋根裏のおばさんは叔父さんやったことを聞かされた。
つまり、
叔父さんが出張していなくなると、
屋根裏のおばさんになって生活してたということやった。
ハギモトは訳がわからず、
「なんで😦❓」と問うた。
叔父さんの友人は答えた。
「人の精神ほど謎に満ちたものはないんやさかい」、と。