フーリエ変換の公式の一部である。
やはり、数学が出来る人はどこか宇宙人的なイメージが拭えない。
冨田勲先生の世界観を意識する様になったのは
ちょうど 5歳の頃。
当時FM放送で、先生の音楽特集が頻繁にあったり
して、自然と聞く機会が多かった。
そして、先生のCDを購入し始めたのが高校生の頃で、
サイズは小さいけど、CDに同梱されている
ライナーツ ノートにこんな一節があり、「フーリエ変換」に興味を抱く
自分としての解釈は、
ムーグという電子パーツで、アナログの音色を再現するにあたり
アナログ音波の波形をそっくりそのまま再現できれば、
完全なる楽器のコピーであるか否かといった内容に興味を抱いた。
このフーリエ変換とは、時間軸を加味して、その現象を解析し
含まれている成分を平均化して見た目でわかる様にする、と解釈する。
でも、楽器に含まれる音の周波数を忠実に電気的に再現できても、
まだまだ、謎の多い倍音とか、単純に作れない成分もおおく
ぱっと見、似ていても近似値が関の山で、そのものにはなれない。
でも、再現することの難しさはあるものの
そこで、イメージが膨らみ面白さが出てくるのが、芸術であり、クリエイターだと
先生は語っている。
物理もそうだと思うが、
全て数字で片付け用と思えばできないことではないと思う。
今、そんな境目を、行ったり来たりしている自分がいる。
「制作費」という縛りで動かされるか
「やりたいこと」で動かされるか
明確な答えは出ないけど、時と場合によって上手く
クリエイターとして活動を続けたい。
でも、数学に疎い自分だけど
ここで、関数を勉強し直して
フーリエ関数が暗算できなくとも、その公式の持つ意味を考えてみたいと思った。
それには、やはり、
関数が持つ意味を勉強し直す必要があるかも、と、感じたのである。