辛口の中にも愛を!!ビデオグラファー愛

赤ちゃんから皇室を撮るカメラマン
そんな自身の創意と意志を伝えるブログ

みんなぁ、レコードプレーヤーをしゅうりしているかぁー テクニクス SLー1650 修理完了

2025-02-03 19:44:53 | オーディオ

テクニクス 渾身の1台

SL1650の修理を請け負いました

 

症状は以下の通り・・・

針がレコードに降りない

オートスタートできない

 

過去の修理経験からして

トーンアームの動きを司る

カムのグリス劣化による特有の故障と断定

5分ほどで分解しつつ、固着した状況を確認してみることにする

 

本体裏のカム機構

右側のカムはダイレクトドライブの回転を

トーンアームに伝える仕組み

 

右側はトーンアームの上下を司る機構に

動作を認識させる機構

 

取り外し古いグリスを取り除き

シリコンオイルを塗布して

スムースに動作を確認する

 

筐体を分解

スイッチは取り外した上部のボディーに取り付けられている

黒の台座には、 回転素子とトーンアームが

取り付けられていて、ほどなく全部分解する

 

 

トーンアームを取り外す

ポッチのある柱が

トーンアームを上下させるダンパー

故障のため、このダンパーを上下させる

カムが固着して中途半端にカムが固定

そのカムを分解・清掃

 

 

 

スイッチでレコードサイズを検知するレバーが完全に癒着して固定

 

内部清掃も実施

そして、組み立て

 

 

 

オートスタート時のスタート地点を調整

 

1.上側の丸い穴がスタート地点調整ねじ

2.下側の丸い穴が レコードのエンドを決める調整ねじ

 

30分ほどで分解清掃、調整

 

2時間ほどリピート再生を行い

問題が無いことを確認

 

物理的損傷が無いので

まだまだ使い続ける事ができます

 

エージング中の様子(クリックでご覧いただけます)

 

カム機構の挙動に萌えてます

 


みんな、光ファイバーケーブルコネクター清掃しているかぁーい

2025-02-01 20:28:10 | 撮影機材
光ファイバーケーブルでの伝送で
映像が乱れたりし始めたら
 
コネクター内部の汚れを疑い
清掃してみると改善されることがある
 
SC LCにしろ、基本的に
接続するときにコンタクトクリーナーで清掃するのが鉄則
 
そこで、便利なのが
 
 
SC LC各コネクター専用のクリーナーで
コネクターのメス・オスに対応
 
差し込んで、数回、軽く押し込んであげると
内部のコンタクト部分を
極細の糸が汚れを吹き飛ばす仕組みである
 
光ファイバーケーブルを用いた現場で
接続時、清掃をしない状態では
300mの光ケーブルで
画と音が途切れる症状が頻発していた
 
クリーナーを掛けると
効果覿面で、5時間ほどの中継も
画と音 途切れることなく
光伝送ができた
 
テレビ局の中継カメラも光接続が主流で
汚れることが多く
出先でも手軽に、安全に、確実に
クリーニングできる
 
各コネクター毎に
購入する手間はあるが
 
ノイズに悩まされるなら
手元に置いておくべきかと感じる
 
光ケーブルを多用する方にお勧めしたい逸品
 
 
 
 
 
 
 
 
 

HXR-NX800 使いこなしているかーい

2025-01-24 20:56:04 | 撮影機材

昨年の下半期に発売された
HXR-NX800 と PXW-Z200 

当初、アイリスリングがダイヤルだ! と、
惜しまれる声が多く聞かれる中

最近、現場でHXR-NX800 を使う機会も
増えプレビューして感じることがある

それは

ピント AFの精度が進化した

特に人を撮影していると
背景にコントラストの高いエッジの効いた
背景(LEDスクリーンとか窓枠など)があっても
ピントが合っていて欲しい人物を外すことが
殆どない
骨格を認識しつつ
人認証の精度が上がっているのを
撮影しながらでも感じられる

FS7を2式も持つ身としては
大型撮像センサーだけで撮影する作品作りを慣行すべく

800や200をお借りしながら
今年は作品作りにも熱心に行っていきたい

舞台のマルチカメラ しかも 大型センサーで
1オペ撮影なんて計画段階でも面白そうである

800や200のAFの精度を
体感するには舞台撮影が一番である

一昔前のNEX VG20とも比較は面白そうである



55年前のテロップ入れ技法

2025-01-05 06:17:44 | ビデオ制作


55年前、8㎜フィルムで撮影された
京都の修学旅行をテレシネする中

随所に、現地名の文字が出てくる

最初、撮影後、後日、編集で文字だけ入れたのかと
思いつつ、フィルムを見てもスプライスされた形跡が無い
で、そのままテレシネを続けていると

あー、こんな風に文字を入れていたのね、と
光景が映っていた

それが

文字を書いたボードを生徒に持たせて
撮影当時、現地で撮影していた!

思わず、微笑ましく感動

こんな感じのテロップが約20分くらいの映像に10か所くらい
入っている


撮影されてから55年も経つと
高画質で編集もテロップ入れもできてしまう
凄いよなぁー、と思いつつ

自分が生まれた年の修学旅行の様子を垣間見れ
違った意味で感動している
夜行列車で移動している光景も圧巻だ!

同窓会で上映する55年前の修学旅行
高画質ではないので表情もぼんやりとしか
映ってないけど

当時の生徒たちが観れば
誰だかわかるんだろうなぁーと

そんな、思い出を呼び起こす
お手伝いができるよう
最高の機材で日々準備しています

フィルムに関しては
8mm 16mmフィルムの
簡易的ではあるけど、
デジタイズが可能

磁気メディア・リポジトリ協会 始動

2025-01-01 01:34:56 | 会社経営



謹賀新年
日頃、弊社
ビハインド・スクリーン有限会社を
ご指名いただきありがとうございます
2025年 1月1日より
以下の協会を始動

当面は、任意団体として活動しつつ
磁気メディアにおけるメディア変換・保存について
各業界(業界団体・大学など教育団体・各官庁と、
皆様のお手伝いができるよう
情報発信とメディア変換を行えるように
段階的に進めていきます

設立趣旨
主にテープメディアに収録された時期アーカイブには
貴重な文化的価値があり
それらを再生するすべが消滅しているのは
現在進行形です。

磁気テープに収録された
主に映像・音声を変換して視聴し続けられるように
する役目のサポート(有料・無料様々に)

と、考えています

協会名のリポジトリとは
英語「Repository」と書き
「倉庫、収納庫、貯蔵庫」という意味であります

当面は任意団体として活動
数年をめどに社団法人化としての
格上げ予定

どうぞ、告知などを含め
お知らせしていく所存でございます

2025年も弊社
ビハインド・スクリーン有限会社を
よろしくお願いいたします。

今年も地味に忙しくなりますなぁ