そろそろ1月も終わろうという頃。。。
新会社への移行と併せて
仕事のあり方をブラッシュアップする
意味も込めて考えている。
高校卒業後、地方公務員への道を選び軌道修正、
現在に至るわけだが、映像や音響の学校すら卒業せず、
師弟関係も嫌いでフリーで独学をしながら
カメラマンという仕事を続けてきている。
そんな学校に行っていれば、寄り道せず
器用に近道を進めたのかもしれないが、
現状、こんな私でございます。
フリー時代には、撮影助手やビデオエンジニア、音声収録、照明技師アシスタントと
しながら、車の免許も取得してロケ車の運転もしてきた。
そもそも、器用な人種ではないので、仕事を受ける時は
「ギャラの額面」ありきで、安く仕事を受注してきたのが
今から30年くらい前の話である。
で、当時、感じたのは、「安値は先細りする」ということ。
バブル期でそんな心配は無用だ! という意見が圧倒的だったが
当時は、心配で仕方なかった。
だから、自分なりにできることは、30年前から
無駄を省き、少数精鋭的な感じで、撮影の無駄を省いて
お客さんに喜んでもらえることに力を入れていた。
ビデオでも写真でも、しっかりしたクオリティーで、お客さんが
望むものがあれば、納品点数は少なくても全然問題ないというのが
僕の仕事方針だ。
もちろん、クライアントさんbんと打ち合わせして、打ち合わせして、打ち合わせしてと
くどいくらい顔を合わせて無駄を省く。
コストが省ければ、クライアントさんも喜んでくれた。
通常、広告代理店が中間にいたが、
代理店に口出しをさせないくらい、カメラマン対クライアントという構図を
作ってきたので、代理店も余計な仕事をせず、評判も上々であった。
「ワンストップ」的な状況かな。。。
30年前はインターネットも無く、クライアントも「撮りたいイメージ」を決めるにの
カメラマンと相性が重要視されていたころである。
そして、意外にもカメラマンって、クライアントの意向を汲まないまま
仕事をする人が多いので、撮影シチュエーションの相違があったりして
僕のところに連絡をいただく機会が増えました。
カメラマンというと技術力 と、思われますが
もう、そんな時代ではないんだと感じます。
もっとも、基礎的なことがしっかりできるという
ことは必要ですが、
注力として「できること」をどのように拡張して
人に伝えるか!
そんなことだと感じています。
まぁ、気の利いた営業トークはできませんが、
問い合わせに対してのお返事の高レスポンス、現象に関する松竹梅の価格設定の幅広さで
勝負かなぁと思っております。
違う表現をするならば
「撮影だけなら他のカメラマンにお願いするけど、
トータル的な成果物と高クオリティを求める」から
自分にお願いしたいと頼られるカメラマンであり続けたい。