電源コードの刻印から、1976年製造の ナショナル オーディオタイマーTE903
当時は、FM放送のエアチエックが全盛期で
昼間の録音はオーディオタイマーに頼る事が大半であった。
1976年といえば、幼稚園から小学校に上がった年だったかなぁー、と懐かしい。
40年経た機器ではあるが、我が家には同様のTE903が4台ある、
そのうち3台は、写真の様に稼働していて正確に時を刻んでいる。
今は電波時計が主流だが、このTE903もかなり正確である。
いわゆる、使っている地域の電気の周波数で制御するタイプなので、
50 60ヘルツの切り替えスイッチがある電気製品であるが、
1年に数分早まる程度なので、年間のうちどこかのタイミングで1度
電話の時報などで合わせてしまえば、今後1年間は、ほぼ正確な時刻を
表示してくれる。
もう、こんな時計を10年近く使用している。
TE903は、近所のリサイクルショップやオークションで入手。
写真の通り、オレンジのFL菅表示盤を分解して綺麗に清掃
現役で時計として使っている。
最近は、このタイマーの様に、真っ暗な中でも光を放っている
タイプのものは少ないので、家庭で使う時計としては
非常に便利であり、見やすい製品である。
分解修理もしているので、安心して使える。
機能も本来はタイマーであるがタイマーとして使う事は殆どないが、
強いて言うならば、年末のクリスマスシーズンで、
クリスマスツリーの電飾の点灯をこのタイマーで制御している。
40年前は、こんな製品が多かったんだなぁーと、感じつつ
当時の記憶を懐かしんでいる。
非常にアナログな時代だったが、レコードのしろカセットテープにしろ
面白いものが充実していた時代だった。
これからも、こんな製品を収集していきたいものだ。