Steel Pan 珠(たまき)

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久々に長いブログになりました。

2023-09-03 08:50:00 | スティールパンで童謡唱歌
久々に素敵なハイビスカスに出会いました🌺✨

昨日の金井優佳さんのファンクラブイベント・演奏サポート出演は、私にとって、とことん"臨機応変・現場処理"で、笑いまくってました。笑
いい刺激をいただきました🙏

いただいた写真ですが、こんな素敵な夕焼けの中クルーズをされてきたそうですよ!
(SOHさん、写真お借りしましたー!)

好評だったのは、お客様が半分くらいクルーズに行かれている時に、会場に残っている方々に向けての"タマキコーナー"!
スティールパン説明&ちょこっと弾き😆
最後に私が持っているスティールパンの数当てクイズをして、ニアピン賞にコチラ差し上げました!
(ちゃんと、苦手じゃないか聞きましたよ!w)
影が結構リアルになってしまったけど!
アルミホイルで作ったクモ!!!😆


頭の飾りにもいかが?笑


ニアピン賞の女性の方、喜んでくださいました♡よかった!

朝早くから長丁場でしたが、仕事したり、話をしたり、ウクレレ弾いたり、いろんなことをしたイチニチでした。
皆々様、ありがとうございました☆

さぁ、そして本日も、
スティールパンで童謡唱歌、
れっつらごー!!!


9月3日。
スティールパンで童謡唱歌(246)
『ちいさい秋みつけた』
作詞:サトウハチロー
作曲:中田喜直


本日の曲は、日本の歌百選にも入っている、とても素敵で有名な曲です。

1955年にNHKの特別番組『秋の祭典』の楽曲の1つとして作曲された曲だそうです。

最初は、番組内限定・ソロの歌唱だったそうで、レコード化されなかったそうですが、1962年にキングレコードのディレクターさんが合唱に適しているとして、ボニージャックスサンの歌唱でレコーディングされたとのこと。
同年末の『第4回日本レコード大賞』では、童謡賞を受賞したんですって!

1965年以後、小学校・中学校・高校の音楽の教科書にたびたび掲載されているそうです。

◎作詞のきっかけ。
サトウハチローサンが住んでいた東京都文京区のご自宅の庭にはぜの木が植えられいて、この木の紅葉する情景を見たのが作詞のきっかけとなったそうです。

【歌詞を引用します】
1.
だれかさんが だれかさんが
だれかさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋
ちいさい秋 みつけた
めかくし鬼さん 手のなる方へ
すましたお耳に かすかにしみた
よんでる口ぶえ もずの声
ちいさい秋 ちいさい秋
ちいさい秋 みつけた

2.
だれかさんが だれかさんが
だれかさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋
ちいさい秋 みつけた
おへやは北向き くもりのガラス
うつろな目の色 とかしたミルク
わずかなすきから 秋の風
ちいさい秋 ちいさい秋
ちいさい秋 みつけた

3.
だれかさんが だれかさんが
だれかさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋
ちいさい秋 みつけた
むかしの むかしの 風見の鳥の
ぼやけたとさかに はぜの葉ひとつ
はぜの葉赤くて 入日色
ちいさい秋 ちいさい秋
ちいさい秋 みつけた


【歌詞の意味】
◎1番
まず、「誰かさん」というのは、火傷の後遺症で家にこもりがちになってしまった幼少期のサトウハチローサン自身のことのようです。

幼少期、引きこもりがちだったサトウハチローサンは、外で遊んでいた"ほかの子どもたち"をうらやましく思いながら、その部屋の中で外の様子をじっと耳を澄まして聞いていた…。

すると、そこへかすかに耳にしたモズの鳴き声がした!→あまり外に出られず、季節の変化を肌で感じる機会が少なかった幼少期のサトウハチローサンにとって、部屋の中でかすかに聴いたモズの鳴き声は、ほんの小さい声ではあったけれど、季節が感じられた印象的な「ちいさい秋」だった…ということなんですね。

※モズは秋になると、鋭い声で「キーイッ、キーイッ」と鳴いて縄張り争いをする習性があるそうで、俳句では秋の季語となっているそうです。

※「めかくし鬼」とは昔の子供の遊びの名前で、鬼役の子供が目隠しをして、それ以外の子供は手をたたいて鬼から逃げ回るという遊びです。京都・大阪では「めんない千鳥」と呼ばれたそうです。


◎2番
2番の歌詞も、幼少期のサトウハチローサンが火傷の後遺症のせいで引きこもっていた部屋の中が舞台とのこと。

幼少期、サトウハチローサンがこもっていた部屋は、日が当たらない薄暗い北向き部屋、不透明な曇りガラスに閉ざされていたみたいですね。

そんな薄暗いイメージの部屋の中で、窓の隙間から部屋の中に入り込んだわずかな風を肌で感じることで、「ちいさい秋」を見つけることが出来たのかもしれないですね。


◎3番
「むかしの むかしの 風見の鳥」というのは、幼少期のサトウハチローサンが母親に連れられて行った教会の屋根にあった風見鶏(かざみどり)のことだそうですね。
「ぼやけたとさか」とは、風見鶏の"とさか"が風雨にさらされて摩耗した様子を表しているのだとか。

「入日色(いりひいろ)」は、西に沈もうとする夕日の色=夕焼けのまっかな空の色。
「はぜの葉」は、秋になると美しく紅葉する葉だそうです。

素敵な言葉・情景のの数々…。
秋を感じている雰囲気が伝わってきますね。


◎ジャジャーン!!!似ている曲シリーズ!!!笑。
モンテヴェルディの「マドリガーレ集」第4巻に収録された『死ねるものなら』と似ているそうです!

2分18秒のあたりとか、2分35秒あたりからが、そう聞こえます☆


本日久々長い解説でした。
勉強になりました!

コメント
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