インドの参加資格停止を解除 2014.2.11 20:29
ソチ五輪では五輪旗で入場行進するインドの3選手=7日
【ニューデリー=岩田智雄】ソチ五輪でインドが国としての参加資格を停止されていた問題で、国際オリンピック委員会(IOC)は11日、資格停止処分を解除した。PTI通信などが伝えた。

戦後わが国のスポーツ界が国際舞台に復帰したのは、1951年3月にニューデリーで開催された第1回アジア大会である。ネール首相とソンデイIOC委員というインドが誇る偉大な政治家とスポーツマンの尽力があったからこそ、と言っても過言ではない。
ネール首相は,次代を担う若者が一堂に集まり、交流を深める事で、アジアの平和を築き上げようと、スポーツ大会を提唱した。競技会には、日本の参加が不可欠と各国に呼びかけた。世界的な指導者の意向を受けた、ソンデイ委員はアジア競技連盟(AGF)を創設、2回目以降は五輪開催を4年に1回実施する事になった。
日本スポーツ界にとって、ニューデリー大会はターニングポイントとなる競技会だった。アジアの輪に中に戻ると、52年ヘルシンキ大会で五輪復帰を果たす。ソンデイ委員は東京が64年五輪の開催地に選ばれた59年のミュンヘンIOC総会でも良きアドバイザーとして、奔走するなど招致成功に協力・貢献してくれた。
恩義のあるインドNOCが窮地に陥っているなら、何かできないだろうか。今のところ、日本オリンピック委員会(JOC)が資格停止解除にひと肌脱いだという情報を耳にしていない。近代五輪の提唱者、クーベルタン男爵は五輪のあるべき姿として「スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍など様々な差異を超え、友情・連帯感、フェアプレイの精神をもって理解しあう事で、平和でより良い世界の実現に貢献する」と述べている。オリンピズムで日本を導いた、インドを忘れない。いや、忘れてはならない。
五輪開催のインドの入場行進にインドの国旗と選手がいなかった。五輪の旗を掲げて入場したのが3選手のみ。後ろ髪を引かれたので、産経新聞をめくると上記の記事が書いてあった。
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