なかよしリトミックピアノ

神戸市垂水区のリトミック&プレピアノの教室です。

これを使うと、プレピアノのレッスンが楽しくなるよ その1

2013-03-30 12:24:45 | ネタの引き出し
リトミックとピアノレッスンの間に、
「もうワンステップ欲しいな~」と始めた「プレピアノ」。

ここ最近、ぐんとプレピアノレッスンを希望される生徒さんが増えてます。


さてプレピアノのレッスンですが、
「これぞプレピアノレッスンだ!」という王道的な指導法はまだ無いようです。

なので、これが正しいかどうかわかりませんが、
「ウチのプレピアノはこんなのですこんな教材、道具使ってます
というのをご紹介したいと思います。

その1
デスクベル

正式名称はスズキ楽器の「ベルハーモニー デスクタイプ」

もう、このデスクベル抜きではウチのプレピアノは成り立ちません!というくらい重要です。

デスクベルを手のひらで「りん♪」と上手に鳴らせることは、打鍵につながります。

ドレミカードと組み合わせても使います


ウチのプレピアノの一番最初は「どんぐりさんのお家はどこですか」

「どんぐりさんのお家のベルを鳴らしてね」とベルを差し出す。
そして
「どんぐりさんのお家はどこですか~」
と歌って(あ、歌は自作です)ドのベルを鳴らします。

そしてある日、ベルがキーボードに変わります。
「今日は小さい小さい、どんぐりさんのお家のベルを鳴らそうか。小さいベルだから「1」のお指(一本指)で鳴らしてね」

と気長~に鍵盤に持っていくのです。

ちなみに「ド」をどんぐりの家のベルに見立てると、
全然違う音を鳴らしても、
「おっ!お隣さんだったね」「〇〇ちゃんはミカンのお家に行きたかったんだね
と、和やかにレッスンを進められるのがいいところです。


そして、デスクベルとドレミカードを使うと、知っているお歌を演奏できます こちらの記事

また、小さな生徒さんの合奏にも使えます
いっぴきの野ねずみ
まねっこきらきら星

まったくもって、奥の深いデスクベルです

もし
「こんなでデスクベルの使い方もあるよ!」と言う先生がいらっしゃいましたら、
ぜひコメント欄でお知らせくださいね


新聞紙1枚でリトミック

2013-01-30 15:20:13 | ネタの引き出し
私の大好きな「谷口先生」の新聞紙遊び。

何年か前に見せていただいた時に「おお、これはリトミックにできる!」と思ったのです。

一度だけ育児支援リトミックで「新聞紙」リトミックをしたのですが、
なかなかに面白かったので、メモっときます。

使うもの…新聞紙1枚 輪ゴム2本 ビニール袋

◆まずは新聞紙1枚を広げ、お家にします。
「みんな、自分のお家を覚えておいてね」

そしててくてくお散歩。
雨が降ってきました。
急いで新聞紙のお家に帰ります。

自分のお家、分かるかな?

お家はどんどん小さくなるよ

上手に入れるかな?


◆雨がひどくなってきました。
なかなかやみません。

そうだ、傘を作ろう!

新聞紙を丸めて、両端を輪ゴムでとめて

傘のできあがり。

これを傘のように持って、再びお散歩。

途中、音楽を風雨が強くなったり、晴れたり、します。
これで
長調と短調、歩き方のニュアンスの違い、テンポの遅速など、いろいろ音楽要素を対比させて体験します。


◆海に到着魚を釣ります

傘が釣竿に変身!

釣る動作で拍子を表したり、
「竿でゆーらんと振って魚を探り、ちょいちょいと吊り上げる(二分音符、四分音符、四分音符)などリズムパターン、
といろいろ展開できます。

◆ボートを漕いで沖に行こう
竿がボートのオールに変身です。

漕ぐ動作で、
遅速、拍子、強弱などが展開できます。
ボートが浸水して、ぶくぶく…また浮かび上がる、だと音階の上行・下行ができます。

◆島に上陸!
みんなのオールをつないで、島の形を作ります。
さあ、島を探検だ!

島の周りをみんなで回ります。

途中、
落とし穴があったり、
栗がおちてきたり、
ウニを踏んだり、
オバケの森に入ったり、
道を間違えて逆戻りしたり、
といろいろ遊べます
ピアノ即興の頑張りどころです。

◆魚を焼こう
さきほど釣った魚を焼きます。
新聞紙をびりびりと破いて、薪と火種を作りましょう。

お歌は「かれっこやいて」
新聞紙に手をかざして歌います。

そのあとはビニール袋に新聞紙を詰めてボールにしたり

輪ゴムをつけてヨーヨーにしたり


まだまだ遊べます



ネタの引き出し やっぱりお正月はおせち

2012-12-07 20:34:47 | ネタの引き出し
お正月といえば、やはりおせち料理。

手作り派も、お買い求め派も、それぞれに思い入れのあるおせち料理で晴れやかなお正月のお祝いをする、
というのが、なんともいえずステキではないですか。

(ウチの生徒で「三が日、おせちじゃなくて、ずっとすき焼き食べてる。」という強者がいますが

「まめに働けますように」「先を見通す」「よろこぶ」など、それぞれの料理に込められた意味も、子どもたちに伝えたいものですね。

というわけで、年末のリトミックには「おせち」がよく登場します。

レッスンで使うフェルト製の「おせち」、なかなかリアルでしょ♪

伊勢えびなんか、ウチのおせちに入れたいわ…いや、本気で


さて、「ネタの引き出し」
ネタの引き出しとは?
ネタのタネが断片的というか、思いつきのネタであるのに対し、
ネタの引き出しは、もうちょっと流れも考えて、「いつか教案に困った時のためにストックしておこう!」というものです。

今回は【10組くらいの異年齢クラス。0~3才さん】対象のネタを考えて「引き出し」に入れていきます。

行事の絵本やフェルトのおせちなどを使って、「いわれ」や料理の名前を紹介

おせちの材料を買いに出発! (即時反応)
  途中、お友だちとこんにちは、雨、雪が降る、道に迷ってママに高い高いしてもらって探す、など定番ネタも入れましょう

スーパーに到着。食料品売り場を探します (即時反応、音の高低)
 テクテク歩いて、「キョロキョロ」(探す)曲でキョロキョロ探しましょう。上の階、下の階も探そうね。
 ↓
 食料品売り場を見つけたら、次は食材探し。(拍子)
 「えび」2歩歩いて「キョロキョロ」 
 「たまご」3歩歩いて「キョロキョロキョロ」
 「かまぼこ」4歩歩いて「キョロキョロキョロ」
 試食もいいかもね。「えび・パクパク」とか

おせちを作ります (音符の長さ)
 たまごを割ります  「コンコン」4分音符

  グーの手をパーの手に打ち合わせる
 人参、れんこんの皮をピーラーで剥きます 「スーイ」2分音符
  宙にスーイ、と描く。赤ちゃんは腕をママが「スーイ」とさする

 なます用の大根は細く切ります「トトトト」8分音符 (なます、とか分かるんだろうか
  手のまな板を手の包丁で切る。赤ちゃんはママが指でつついてあげる

  ↓
  赤ちゃんも参加なら、手遊び歌を絡めてもいいですね
  トマトはとんとんとん、を使って・・・

   ♪たまごは コンコンコン  
    皮むき スーイ
    なますは トトトトト(…なますって…
    こんにゃく プルプルプル~ 、と、くすぐる

お子さんの指を「ごまめ(田作り)」に見立ててママに触ってもらう (拍)
  「ど・の・ご・ま・め・が・炒・れ・た・か・な」
  炒れたごまめは、食べちゃってください
煮しめをつくります 
 「あぶくたった」「なべなべ」で遊びましょう 

重箱にできあがった料理を詰めていきましょう (フレーズ)
 パネルシアターを使います。

  フルーツパフェの歌を使って・・・

 ♪にんじん  きんとん
  たづなこんにゃく~ (手綱こんにゃくがわかるんだろうか
  くろまめ  こんぶ
  かまぼこ こんこんこん
  お重につめて おせちりょうり

 フレーズがわかるように料理の絵をパネルに貼っていきます。
 子どもたちに料理の絵を渡して、歌に合わせて貼りに来てもらうのも楽しいぞ


まだまだ色々と展開ができそうだけど、赤ちゃん参加だと40分くらいが限度かな?というわけでこれくらいに。
年齢別クラスだったらまた別の展開になるだろうけど、
異年齢クラス、ということで、みんながそれぞれ最適のやり方で楽しめるようにしてみました



ネタの引き出し ~ いとまき

2012-12-02 01:34:21 | ネタの引き出し
12月に入ったとたん、一気に気候は冬っ!

リトミックネタも冬モードに衣替えです。

昨年作ったパネルシアターの「いとまき」
今年も活躍です。

「いとまきのうた」は、皆さんよ~くご存じの歌なので、どの年齢でも使えて便利です。

今回は赤ちゃんむけ内容のネタを「ネタの引き出し」にストックしまーす。


赤ちゃんの場合は音楽を聴くこと&ふれあい音楽遊びメインです。

ママの抱っこで、楽しくテクテクおさんぽ

冷たい北風が吹いてきましたよ~わらべうた「おおさむ こさむ」に合わせて大きく揺れる

風がおさまって、おさんぽ再開…が、またもや北風が吹いてくる これの繰り返し(4分音符と2分音符)

お散歩の音楽も、少し寒そうな感じに変えて…
体が冷えないように、合図でママが赤ちゃんをさする(4分音符と8分音符)

で、パネルシアター登場。
パネルシアターを見ながらお手々をぐるぐるして歌います。

「靴」「セーター」「帽子」「てぶくろ」「マスク」「マフラー」など、
出来上がったものを付ける”体の部分”をさわってあげます。
なでたり、さすったり、つついたり、こちょこちょしたり。

スカーフを「マフラー」「帽子」などに見立てて赤ちゃんに巻いたり、被ったりしても良いのですが、
赤ちゃんそれぞれに感触の好き嫌いがあるので、やっても、やらなくてもどっちでも良いです。

さて、ここから2ルートに分かれます
【その1・おふろに入ろう】

わらべうた「どんぶかっか すかっか」に合わせて、リズミカルに赤ちゃんを揺すります。
割と長いお歌なので、しっかり聴く経験には良いと思います。
最後は「じゃっぼーん」とお風呂に入ります。

またはピアノ教本のお歌を使います。
「うたとピアノの絵本 みぎて」 どろんこぼうや おふろにはいる→お歌の最後にじゃっぼーんとお風呂に入る
「ぴあのだいすき」 おふろにはいりましょう→お湯につかって10まで数える 

赤ちゃんの時にママと遊んだ歌が、後々ピアノレッスンにつながるってステキではないですか

【その2・クリスマスなのだ】

私が作ったパネルシアターは小人さんがサンタにも変身できるので、
そこからクリスマスネタにつなげていきます。
(去年はこんなのしました  )




どんぐりネタを少々

2012-10-24 01:22:47 | ネタの引き出し
秋になるとリトミックで「どんぐりネタ」は、かかせません。

毎年、ああでもない、こうでもないと教案を立てるのですが、
今日、学園都市のサークルさんでやったネタを少しご紹介。

使うのは、カラーボール。

100均でも売ってますね。

・お子さんひとりずつに「♪どんぐり どんぐり こーろころ」、と
歌いながら転がします。

ボールが行きわたったら、子どもとママで向かい合わせになって「こーろころ」と転がします。

・転がしの次は、「♪どんぐり どんぐり はい、どうぞ」と優しく手渡し。

・ボールをもう一つ渡して、ママと一緒にどんぐりを食べちゃいましょう
 「♪どんぐり どんぐり かーりかりっ」

・ボールとボールで「こっつんこ」と打ち合わせます。
 「♪どんぐり どんぐり こっつんこ」

フレーズと、レガートと、スタッカートを盛り込んでみました

この後、カラーボールを持ってテクテクおさんぽ。
「どんぐり」の曲が聞こえたら、こっつんこ、とボールを打ち合わせました。

連続性のあるレッスンだったら、ピアノの弾き方の違いによって「こーろころ」「こっつんこ」を聞き分けるところまでできますね。


秋のレッスンの定番「どんぐり ころころ」


お池にはまったら「ぼちゃん!」と言ってね


坂道をカタカタカタ…と下ります

けっこう長い”間”ですが、みんな「しーん」と待っています


「ぼちゃん!」

一気に空気が和み、笑い声がおきます。

「待つ」練習なのですが、
ここから”お池にぼちゃん”でいろいろ展開できます。

フレーズでお池に見立てたフープにジャンプしたり、
ビートに合わせてドングリに見立てたお手玉をフープにいれたり。

小さいお子さんだったら
「ももや ももや」「こりゃどこのじぞうさん」のわらべうたで「ぼちゃん!」と遊んでもいいですね

ネタの引き出し  お月見でリトミック

2012-08-17 20:09:47 | ネタの引き出し
春先からの怒涛のような立て続けのお仕事も少し一段落

来週、再来週にある教室のお楽しみ会も、プログラムは作っし、おみやげ買った、ビンゴの景品も買った、
で、準備はできたし

で、ちょっと落ち着いたので、新シリーズをスタート!

その名も「ネタの引き出し」

「ネタのタネ」が断片的なアイデアだったのに対し、
「ネタの引き出し」は、もう少し流れが出来上がったものを書き溜めておこう!
という趣旨です。

初回はもうすぐ9月、ということで
「お月見」でリトミック

お月見の準備
・ススキを採りに行く・・・道中、トンボやバッタなど出てきてもいいかも
 トンボ・・・高い、レガート、即時反応で止まる→フレーズ など
 バッタ・・・低い、スタッカート、バッタの大きさでジャンプの距離が変わる など

・ススキを採る
 はさみでススキを切る
 秋の花を摘む

・ススキ野原を歩く
 風が吹くとススキが揺れる

月見だんご作り
 だんご粉を混ぜる→四分音符
 手のひらで丸める→二分音符
 ゆでるお湯がぐつぐつ沸く→八分音符
 
 みんなでお団子になって、10でゆであがる・・・1~10をカウント クレッシェンドつける
 赤ちゃんは10でママが高い高い 
 幼児は1~10で、だんだん大きくなる

・かざりつけ
 お手玉を月見だんごに見立て、ビート、または拍子にあわせて積み重ねていく

わらべうた
♪おつきさま えらいの
♪うさぎうさぎ
  ★こちらを参照


クラフトは
お月見うさぎでぴょん!

または

月見だんごのシール貼り
★こちらを参照


これを整理、ふくらませ、教案にしていきます