なかよしリトミックピアノ

神戸市垂水区のリトミック&プレピアノの教室です。

くだものやさんの楽譜

2019-06-30 00:58:52 | プレピアノ

久しぶりの投稿です。

神戸市垂水区でピアノ・リトミック教室を開講している「たまりと」です。

小さいお子さんのレッスンをより分かりやすく、楽しくするための教材。

教材作りが大好きな私は、オリジナルの教材を作ってきました。

「これは使える!」教材もあれば、

「あ~、イマイチ・・・」の教材もありました。

お蔵入りになった教材も多数。

そんなお蔵入りになった教材も、

仕様や使い方を改良したり、視点を変えると、意外に使えることに気づきました。

お蔵入りになった教材を改良する時のために備忘録として記事にしていきます。

 

【くだものやさん楽譜】

くだものを「ドレミファソ」に見立て、くだものやさんの棚(五線)に並べていく教材です。

なぜ、お蔵入りしたかというと・・・

くだものを切り抜いて、ラミネートするのがメッチャ手間がかかる!!

メロンやソーダのストローを切り抜くのは、老眼では無理だっ!

というわけで、量産は無理なのでお蔵入りです。

この「くだものやさん楽譜」は五線の導入ですが、

「見本と同じように並べる」パズルの要素もあります。

並べ方の見本用のワークブックまで作ったのですが、

くだものの形を切り抜いて、ラミネートするのが、とくかく手間がかかる!!

くだものをもっと切り抜きやすい形にしなければ・・・。

 

はっ!!そうだ!

別にくだもので無くても、パンとか魚とか、切り抜きやすい形のものにすればいいのではないかっ!

なぜ、こんな簡単な事に気づかなかったのだろう。

 

そいうわけで、

「くだものや楽譜」はそのうち「パン屋楽譜」か「さかなや楽譜」になって登場するかもしれません。


波の楽譜

2014-08-19 20:27:25 | プレピアノ
小さいお子さんのレッスンでは、予定していた内容がレッスンができないことがあります。

私の力量の無さもあるのでしょうが、しょっちゅうです。

さて、3才の女の子のプレピアノ。

レッスン前にいろいろと気持ちが揺れ動くことがあったのか、なかなかレッスンに乗れません。

じーっと座って、
ずーっと黙って、

きっと心の中は自分で折り合いがつけられない気持ちでぐちゃぐちゃなんだろうな・・・

と、私もずーっと様子を見ます。

「やってみよう」と誘いかけては、断られ、
「先生がするから見てて」と言っては、こっちを見てくれず。


さて・・どないしようかな・・

と、たまたまあった絵本でひらめいた。


これまた、たまたまあった色紙を敷いて、鉛筆で枠を型どり


色を塗って


と、いうのを生徒ちゃんにしてほしかったのですが、反応がない・・・。

はさみで切って、スケッチブックに糊つけ。


でも生徒ちゃんは黙ったまま、座ったまま。

「くじらだね~  波を描いちゃおうかな~」
と、色鉛筆で波描きながら、ひらめいた!

『ここに色シールを貼って、楽譜にしちゃおう』

ウチのプレピアノレッスンでは左手はドは赤、レは黄色、と色のシールで表しています。


波を描きながら
『波の長さを変えて、フレーズの長さも変えようかな・・・いやいや、そんな思惑を考えてはいけない』
子どもって、こちらが「何かをさせよう」と意識下に思うだけで、すぐに感じ取るものなのです。

無心に波を描いて
「あぶくを貼ろうかな」と波の線上に色シールを貼る。

生徒ちゃんも少し興味が出てきました。

やっとこさ色シールを手に取り、長い時間かかって一つ貼れました。

「あ~、あぶくだね」と褒めずに、さらりと流す。

生徒ちゃんに聞く。「もう一つ、貼る?」

調子にのった生徒ちゃん、次々にシールを貼ります。
最後には自分で波を描いて、たくさんのシールを貼ってくれました。

私はよっこらせと、カラーのミュージックベルを出してくる。

「このあぶく、水色だね。(と、ベルを鳴らす)」

次のあぶくを指差し、「これ、同じ色のベルどれ?」と聞くと、生徒ちゃん、嬉しそうにベルを鳴らす。

「ああ、いいね。じゃあ次のあぶくは?」

と、ベルで「波の楽譜」を奏でていきます。

一通り、鳴らし終えたら次はキーボード。
海の中っぽい音を探し、同じように色の音符を弾いていきます。

生徒ちゃん、すごい集中力で長いフレーズも弾きました。


これが、実際に作った「波の楽譜」です。




垂水駅近く 1~3才プレピアノ個人レッスン

2014-08-19 09:56:24 | プレピアノ
この度、なかよしリトミックは垂水駅近くに新しい教室をオープンいたしました
こちらの新教室ではご希望の多い小さなお子様のピアノ個人レッスンの枠を増やす予定です。

まずはこの9月より『1~3才のプレピアノ 個人レッスン』を開講いたします。

【1~3才プレプレピアノ個人レッスンの内容】
◆後々、ピアノレッスンに移行するための導入レッスンです。
 教室オリジナルの絵楽譜を使い、鍵盤に慣れ親しんでいきます。


◆小さなお子様に適した楽器を使います。
ピアノの鍵盤は重く、無理な弾き方をすると繊細なお子様の指を痛めかねません。
そのため、キーボードやデスクベルを併用します。


◆絵本、童謡、わらべうたを取り入れ感性を育てます



◆生活に密着したテーマ「買い物」や「季節の行事」などを取り入れ、社会性を育てます。


◆幼稚園での音楽活動につながる歌、リズム、譜読みの導入をカリキュラムに取り入れています。



◆1~3才のプレピアノ 個人レッスン◆
【日時】火曜日午前中 開講 
【場所】垂水駅から徒歩3分のマンション内です。詳しくはお申込みの際にお知らせします。
【対象年齢】1才6ヶ月~未就園の3才
【月謝】月2回レッスン 4,000円(教材費、施設費込み)
【入会金】1000円
【体験】9月9日、16日(予約制) 日程が合わない方はご相談ください。
    ※体験料 1000円が必要です
【問い合わせ】大島090-8447-2307 
     またはホームページお問い合わせフォームをご利用下さい





プレピアノで、こんな物あると便利

2013-10-06 21:46:19 | プレピアノ
ワタクシ、1才さんからのプレピアノレッスンをやっております。

これがあると、小さい生徒さんのレッスンが楽!
という物をご紹介しますね。

「絵本」
読み聞かせを座ってじっと聴く、はもちろん、
お話からイメージを膨らませると、その後のレッスン内容に結びつけ易いです。

今日の2才さんプレピアノでは絵本「おてて たっち」を使いました。

絵本の中で何度も登場する「おてて たっち」というフレーズ。

このフレーズを使って「右手の判別」をしました。

生徒ちゃんの右手に赤のスカーフを巻きます。
(右手におリボン結びましょ~ 可愛い右手になりました~ など言いながら楽しくね♪)

ママと両手をつないで、楽しくスウィング♪

そして・・・「♪みぎて たっち」のメロディーが聞こえてきたら、ママと右手をハイタッチ!
赤いリボンがついている方だよ。

教えるのは右手だけ。
左手も教えて、右と左を比べさせると、混乱します。

まず教えるのは「ひとつだけ」です。


パネルシアター
絵楽譜の前段階や、絵楽譜の補足に使います。
リズミカルにパネルに貼る様子を見せたり、指差ししたりで、「左→右」方向に目で追う練習をします。

♪メリーさんの…
「ひ」


「つ」


「じ」


マレットで指し示すこともします


ドレミに変身させるときも
「ひつじさん、お腹がすいたからミカンをあげるよ」


先生が貼る様子を見せてもよし、生徒ちゃんが貼ってもよし、です。


どれみっち♪
1~2才で鍵盤位置を理解するのは、限りなく難しい!
ので、これを使っています。

「どれみっち♪」

鍵盤に差し込むだけでドレミの位置が一目瞭然です。

本当は字で「どれみ」が書いてますが、ドレミシールを貼ってます。

これを使っていても、自然と「どれみっち」無しでも鍵盤位置は分かるようになります。

とても良い教材なのですが、最近は売っていないようです
予備の「どれみっち♪」が欲しいのに、困るな~


12人寄れば文殊の知恵~プレピアノ勉強会

2013-09-08 22:09:58 | プレピアノ
リトミックからピアノレッスンに移行するとき、
間に「プレピアノ」というピアノ導入期があると、とてもいいです。

でも、プレピアノの指導法、レッスンアイデアってなかなか情報が集めにくいですよね。

そこで!
ピアノ導入に興味のある先生たちが集まり、「プレピアノ勉強会」を開催しました。

参加はワタクシ+11名の素敵な先生方、合わせて12名です。

先生方がご紹介くださった

レッスン小物の数々




カード類


音符導入





教本ご紹介


志の高い先生方が集まると、こんなにも指導法、レッスンアイデアが共有できるのですね

ご参加くださった先生方、ありがとうございました。
これをご縁に、どうぞ今後とも宜しくお願いいたします。

素敵な先生方のご紹介は別ブログにしています♪
こちら→★
ぜひご覧になってくださいね

ひたすら、おみやげ作り

2013-08-31 23:29:10 | プレピアノ
教室のイベントも終わり、今週はのんびり~してました…

はずが…

ひたすらパソコン作業をしてます

作っているのは、来週開催するプレピアノ勉強会のおみやげ。
「せっかく参加してくださる方に、おみやげを差し上げよう♪」と考え、
1才さんのプレピアノの絵楽譜とワークのデータを「おみやげ」にすることにしました。

「でも、絵楽譜って使い方が分かりにくいから、解説を書こうっと♪」
…と軽く考えたのがいけなかった。

これが予想以上に大変なのだった(泣)
「自分一人が分かっている使い方」を「皆さんが使えるように伝える」のが、こんなに難しいとは!

でも、おかげで
・なんとなく経験でやっていたことが、実は系列だっていなかった
・「楽しそうだから」取り入れていた曲が不必要で、他の曲と差し替えることができた
など、教材がより良くなりました。

自作の教材を使う時は、「第三者に使ってもらうことを考えてマニュアル作りをする」といいのですね
独りよがりの部分がよく見えてきました

作業途中はこんな感じでーす

絵楽譜

季節に合わせて並べていたものを、難易度に並べ替え、加筆しました。

絵楽譜の解説


あれもこれも盛り込み過ぎの解説なので、これから整理していきます


ワークの解説

ワークが1か月につき1枚しか作れてな~い
1か月2~3回のレッスンじゃ足らないじゃないか!
クラフトと組み合わせる?
え?
今から「クラフトの作り方12か月」も作るの?それは無理じゃー!

と、楽しく(?)おみやげ作りしてます。

勉強会の参加の皆様、おみやげの出来が悪くても暖かい目で見てやってくださいね♪

絵本でテクニック

2013-05-15 14:29:59 | プレピアノ
今日はなかよしリトミックの鍵盤導入クラスでした。

1~2才クラスでは絵本を使って「手指の操作」を楽しく練習しました。

「てん てん てん」

この絵本に出てくる虫をイメージして、手指を動かしました。

かたつむりでは、一本指で角を作ります

♪でんでんむしむし かたつむり(にょき)とフレーズの切れ目で角を伸ばします


このほかに「ちょうちょう」「ほたる」「かまきり」をしました。
詳しくは解説を加えて、別ブログでまたご紹介します♪

かえるの合唱で、1才さんのプレピアノ

2013-05-05 22:35:06 | プレピアノ
ワタクシ、ピアノの導入レッスンでは「絵楽譜」を使っています。

絵楽譜は「読譜」のために使っています。

え?1才さんで読譜は必要?

ハッキリ申しあげましょう。
1才さんで読譜は要らないです。

では、なぜ絵楽譜を使うのか?

それはですね、3つの目的があるのですよ。

・1つ目は、注視の練習

・2つ目は、聞こえた音と、ドレミという名前を一致させるため。

・3つ目は、お家でピアノで遊んでもらうため。

1つ目と2つ目は長くなるので、またの機会に別ブログでご説明するとして、

 「お家でピアノで遊ぶ」! 
ぜひ、親子での音楽体験を、たくさんして欲しいのです。
ここはワタクシとしては、一番に力を入れたいところ!


では、1才さんむけの「かえるの合唱」で「遊び方」ご説明しましょう。
・対象は1才後半、
・かえるの合唱の歌を知っている、
ということを前提に話をすすめていきます。

プレピアノで使うのは「♪かえるのうたが」のフレーズだけです。

そして、弾くのは歌部分ではなく、休符です。

レッスンなので先生としては歌部分をどうにか演奏させたいですよね。
でも、最初は1音だけ。

そのために休符部分を使います。

最後の休符を意識するには、そこに至るまでの歌部分を子どもはちゃんと聞いています。
それで十分です。


「♪かえるの うたが (ぴょん)」

1)この休符(ぴょん)部分で、まず体を使って遊びます

ぴょんと跳ねたり、ママにさわったもらったり。

2)たっぷり遊んだところで、絵楽譜登場。

えっ?これが楽譜?

はい、まぎれもなく楽譜です。

先生やママが手でかえるを隠して…

「♪かえるの うたが…」

「ぴょん!」


3)次の段階では指さしになります。


子どもがタイミングよく指さすのは難しいです。
タイミングよく指せるように、先生が絵楽譜を差し出します。

子どもが乗り気じゃない時は
ママが指さしするか、
「また今度しようね♪」とさっさと切り上げるに限ります。

4)指差しのタイミングと動作が演奏につながります。
「♪ かえるの うたが (ぴょん)」
を太鼓やデスクベルで鳴らします。

慣れれば、キーボードやピアノで好きな音を「ぴょん」に合わせて、鳴らします。
(ピアノの場合はお子さんが指を痛めないよう、先生が手を添えるなどしてくださいね)


以上を、お家でも遊びとして取り入れて欲しいのです。

「ぴょん」で
ママがくすぐったり、抱っこしたり、
お家にある小物楽器を鳴らしたり、
折り紙のカエルを跳ばしたり、
たくさん遊んでほしいのです。

「子どもに家でも音楽体験させたいけど、
何を聞かせればいいの? どんな楽器がいいの? 何を歌えばいいの?」

と困っているママに、

「難しくはないですよ、こうやって親子で音遊びできますよ」

とお伝えするのも、
1才さんのプレピアノレッスンの大きな役割です。





 




「おはながわらった」の絵楽譜

2013-03-28 21:40:49 | プレピアノ
明日はママズケアのお教室、りずむっこ音楽教室のレッスンです。

りずむっこでは1歳半~2歳の「大きいさんクラス」で鍵盤導入のごく初歩を取り入れています。

芦屋という土地柄か、ピアノに熱意を持つママ達が多いので、私も力が入ります!
ぜひ、お家でもできる鍵盤あそびを覚えて帰ってくださいね♪

明日は「おはながわらった」の部分奏をします。

パネルシアターやふれあい遊び、楽器遊びをした後に、
「♪おはなが わらった~」の「わらった」部分をキーボードで弾きます。

「わらった」は(ヘ長調だと)「ラララ」になります。

同じ音を続けて弾く「同音連打」が、鍵盤の導入では一番無理がないようです。

「大工さんのかなづち」「ほたる」などで2つの「同音連打」を経験しているお子さんもいるので、
3つに挑戦です。

3つの同音連打が出てくる曲は意外に多いのです。

メリーさんのひつじ


たこたこあがれ


ちなみに4つの同音連打は「ひげじいさん」「かえるの合唱」です。

同じことを曲を変え、音を変え、何度も繰り返します

ぷちぷちピアノ 休日クラス

2013-02-24 21:27:13 | プレピアノ
今日は鍵盤導入クラス「ぷちぷちピアノ」休日クラスでした。

今日の一つ目のお題は 「ゆうびんやさん」
 
二つの黒鍵の認識です
詳しくは こちら→★

鍵盤でゆうびんやさんをした後は、プリントでまとめ。

二つの黒鍵を見つけられました


二つ目のお題は「なべなべ」

読譜の導入です
詳しくは こちら→★

一生懸命、ドとレの色塗り中


残り時間で、「ホットクロスバン」を復習で弾きました。


今日はお休みもあって、女子二人。
仲良くきゃっきゃしながらも、

楽譜をスケッチブックに糊で貼るときの会話

「わたし、幼稚園でも(スティック)糊を使うからじょうずなの」
「わたしだって、指で塗る糊使うもん!」
いや~
微妙なライバル関係(?)が可愛いですな~

来月も仲良く、楽しく、がんばりましょー