乙姫の気まぐれ日記

アメリカのおせち

バランティア

2011年08月10日 10時17分00秒 | 日記
今日は例のバランティアに行ってきた。

美容院、用達など簡単な事だが時間的には結構かかる。

彼女は全く私と同じ歳だが、倒れてから十年にもなる。 

そして失語障害と言う重度の後遺症が残ってしまった。

それでも大きな家で一人で生きて居るのだから凄いと思う。

私は、何時も思う。

人間が身体障害者になった場合い、五官のどの機能が一番

大変かと考える。 勿論目が一番大事かと思う。

然し完全な失語も本当に大変だ。

勿論脳梗塞の結果だから失語だけじゃない、後遺症はいっぱいある。

感情のコントロールが出来ないようで、怒られる事も度々だ。

私は相手の言うことを感で察してやるのだがどうしても分からない時がある。

入れ歯が合わなくてガタガタと外れるから、手を入れて抑えてしまう。

涎が流れる。

健康な人でも手を口に入れては話が出来ない。

益々こちらは解らないと、足で床を蹴って怒る。*(爆弾)*

それでも私は腹が立たない。*(笑顔)**(笑顔)* 

何故だろう。 彼女の本当の優しさを知っているからだ。*(ハート)**(ハート)*

あれから十年、随分怒られながらのバランティアだった。

乙姫も後どれくらい出来るのだろうか。

何処に行ってもお母さんですかと聞かれてしまう。

病はそれだけ彼女の老化を進めて居るのが可哀想に思えてくる。

ああ、やっぱり健康は有難いと改めて自分に感謝した日だった。
*(OK)**(OK)*