乙姫の気まぐれ日記

アメリカのおせち

老化

2010年10月20日 07時45分00秒 | 日記
毎月一回銀行から私の明細書が遅れて来る。

こちらはスーパーでもなんでも現金生活

をする人は少なく、小切手を書くか、

キャッシュカードを利用して居る。

そこで今朝一カ月分の明細書と自分の小

切手帳を合わせる仕事をした。

これは私の仕事で何時も一銭の狂いもな

くピシッと合わせないと気分が悪いし

合っても居た。

処が今日は違う、付け落としはあるし、

ダブル記入もある。

そして計算が合わない、何度やっても銀

行のバランスと自分のバランスが合わない。

仕方なく計算違いと記入して辻褄を合せ

て置いた。

奥歯に物が挟まった気分ですっきりしない。

脳の細胞も一本足りなくなったのだろうか。
*(ショック)**(ショック)**(ショック)*

平常心

2010年10月19日 08時13分00秒 | 日記
重く垂れこめた暗雲もお昼にはくっきり

と晴れ上がり、遮る雲さえも無く、果て

しない青空が広がって居ます。

耳の奥でかすかな自分の血液の循環が聞

こえて居るような錯覚さえ起りそうな静

かな昼下がりです。

以前は子供達の賑やかにはしゃぐ声で活

気づいて居た此の通りも今は殆どリタイ

ヤ族で静かな住宅街になりました。

朝晩夫婦でワーキングする人、犬を散歩

させる人、ゴルフのプレーに出掛ける人

と様々だがみんな落ち着いて優雅に暮ら

して居るようだ。

そんな中で日本人は私たちだけ、いや、

日本語の解らない日本人が裏通りに一軒

一寸離れた角に一軒住んでいる。

何処も同じでご近所の情報と云うのは皆

伝わって居る。

私たちは知らないが、向こう様はこちら

の事は良いに付け悪しきに付け知って居

るのには驚かされる。

だから今度の猫騒動でもみな通通だった

のだ。

お陰で今回は大いに助かりはしたがこち

らの嫌なことでもやっぱり通通なのであ

ろう。

それでもご近所さんは大事だなあと痛切

に感じた次第。

いややそんなことはどうでも良いが今朝

一番でペットドクターに行って血液検査

など全てOK.

後は無くした目方の挽回を待つだけの

ハッピーエンド。

一カ月ぶりに乙姫も平常心に戻れたようだ。

*(笑顔)**(笑顔)**(笑顔)*

動物愛護の国、アメリカ

2010年10月17日 02時48分00秒 | 日記
*(笑顔)**(笑顔)**(笑顔)**(笑顔)*
昨夜私達はもう、寝巻に着替えて寛いで居る

所に電話がリリ~ン、リリ~ン。

取ろうかどうしようかと迷いながらも受話器

を見ると知らない名前が付いて居た。

普通なら取らないのだがこれが虫の知らせと

云うものか、受話器を取ってハロー。

何んといきなり貴方の猫を見ましたよと言うで

はありませんか。

えっ! 何処でですか。

今あなたは何処に居るんですか。

今私たちはあなたの家の方に向かって歩いて

居ますので兎に角外に出てきて下さいと言う。

私は寝巻のまま裸足で飛び出した。

そして彼らが案内してくれた処は私の家

から五軒目、そこの屋根の隙間に居るで

はないか。

名前を呼んだら泣きながら出て来たのだ

が降りて来れない。助けて欲しくて屋根

の上で泣きながら右往左往するばかり。

すると其の見つけた方が家に戻って梯子

を持ってヘッドライトを頭に付けてやっ

て来たがそれだけでトトロは又逃げてしまい

どうすることも出来ない。

止むなく一夜を明かし私は今朝六時に一人で又

昨夜の場所に行って名前を呼んだ。

居るではないか、泣きながらどうにかして降り

ようと試みるが降りられない。

今度は殿に梯子を持ってきてもらい、私

が上がって捕獲作戦。

余所様の家で断りもなしにガタスタやりながら

も頭の中は訴えられたらどうしよう、でも構う

もんか、こうなったら鬼婆丸出し、そして

やったあ~!

捕まえたところで中から何事かとミスターが出

て来たので事の次第を話すとまあ、一緒になっ

て喜ぶあの姿、頭が下がってしまいました。

さて、捕まえては見たが何んと其の哀れな姿、

骨と皮ばかりに痩せ、爪は取れ、毛並み

の艶は無くなり、それにも増して精神的

トラウマが大きいようだ。

安心して寝られず立ったまま眠り、そして又歩

きながら睡魔に襲われている。

一カ月近く空腹に耐えながら怯えきってこうし

て過して居たのであろうことを思うと胸が痛む。

週明けを待ってドクターに連れて行こう。

今回の猫騒動でこの国の人達の優しさや、如何

に動物に対する思いが深いことかが初めて知っ

た思いです。

ご近所の方が早速タムさんに情報を入れたらし

く直ぐに猫に会いに来てくれました。

私の育った頃の日本では想像もつかなかった

動物に寄せる愛は格別の国民のように感じさせ

られました。

これで猫騒動一件落着、お騒がせいたしまし

た。

*(笑顔)**(笑顔)**(笑顔)**(笑顔)**(笑顔)*

photo by tamatebako74 from OCNフォトフレンド

写真ではふっくら見えますが哀れなほど痩せこけて目もトロントしています。
でも、食べますし、水を沢山呑みますから大丈夫です。

*(グッド)**(ハート)**(笑顔)*奇特な人

2010年10月16日 01時49分00秒 | 日記
私の愛猫が失踪して二十五日が経った。

どう考えても不可解だし、振り切っても

振り切っても色んなことが頭を過り諦め

きれずに居るけれど現状はままならずだ。

処がご近所に奇特なアメリカ人の紳士が

居て私のポスターを見て以来毎日のよう

に探し続けてくれている。

色々な情報を得ては連絡してくれるのだ

がトトロではない。

彼は隈なく此のあたりを一軒一軒ドアを

ノックして聞いて歩いている。

そして昨夜食事中に又電話が掛かって来た。

大かた確実に近い情報だった。

それは我が家の裏の家、何時もトトロが

塀を越えて遊びに行く処だ。

大きなプールのある家でトトロはそれに

惹かれて居たのも私は知っていた。

彼らが越したのは二十日の日、其の朝五

時に外に出たトトロはそのまま行方が不

明になった。

彼らが連れて行ったことは間違いないと

其の隣家が教えてくれたのだそうだ。

そして今から警察に行こう、自分が手

伝ってやると言う。

警察がこんな仕事をするんですか。

勿論ですよ。

猫だって家に属するものですからダイヤ

なんかの盗難と同じで届けるべきですと

言う彼に食事を途中で止めて私たちは付

いて行った。

夜分の為か警察署には二、三人しかいない。

長いこと待っていかめしい処に案内された。

タムさんはインターネットで調べた此の

周りの家並みや事の次第を自分のことの

ように説明はしてくれたのだがーーーー

良く話は解りました。

でも、猫は所持品では無く人間の感情の

物だから探すことはしてやれないと言う。

おかしな返事に納得できず、私は、じゃ

犬もですかと聞いて見た。犬は別ですと

言う返事に開いた口が塞がらない。

此の神士、タムさんは自分は犬と猫を持

ち、それはそれは大事に世話して居るの

で他人の事でも真剣なのである。

帰り際に小さな私をしっかりとハグして

自分は諦めませんよ、必ずとり返してや

ると言って帰って行きました。

ちなみにタムさんは60歳のリタイヤ

メン、見るからに優しそうなイケメンの

神士です。









走行685キロ

2010年10月14日 06時41分00秒 | 日記
*(晴れ)**(笑顔)**(晴れ)**(笑顔)*
前夜に話しが持ち上がって昨日の朝は急に遠出をすることになった。
二人は四時起きし、テレビを見ながら本当にメンドシーノまで日帰りで行けるの?
と念を押してみた。
大丈夫行けるよと云う爺様を信じて任せることにした。
他の事は余り信じて居ないのだが、何処かに行く時だけは信じられる。
何故か彼は張り切っているし、運転も自ら引き受けて喜んで居る。
何時も何処かに出かける時だけは二人は意気投合し仲睦まじい二人である。
もしもの非常事態にと猫には自動で出てくる餌と水の容器に取り変えてやった。
冒険好きの私たちは何の躊躇も無く六時出発
外は未だ暗く、それが又子供の遠足みたいな気分にさせてくれる。
こうして私たちは国内、国外を沢山歩き、
其の楽しさが私たちが異国で生きる原動力となって来た事も大いにあると思っている。

サンライズ直前の輝きが湖水を真っ赤に染めて居ました。
photo by tamatebako74 from OCNフォトフレンド

レッドウードの原生林を心地よく走りながら爺とバアはまるで青春時代に返った気分。恋したころの思い出を語りながら
笑っったり、若さを恥じて見たり、自然は私たちを本来の優しい二人にさせてくてました。
photo by tamatebako74 from OCNフォトフレンド

林の中に見つけた山小屋風のカフェ
此処で一休みラティを一杯飲んでリフレッシュ

photo by tamatebako74 from OCNフォトフレンド

メンドシーノの此のホテルでランチをし、私はスチームクラムヲオーダーしたのだが何んとも不味くて食べられない。
photo by tamatebako74 from OCNフォトフレンド
photo by tamatebako74 from OCNフォトフレンド
モシモシ、
ウエトレスさん一寸
私のオーダーはスチームクラムでしたよね。スチームクラムはワインで蒸したものが欲しかったのですが。
一寸お待ちになってねと云ってメニューを持って戻って来た
此れですよね。確かにスチームクラムと書いてある。そしてこのお店は此れなんですと言うけれどそれはスチームクラムとは程遠いトマトスープの同様、しょっぱくて食べられない。

処がなんでも美味しい爺様は自分の分と私の分を食べながらこれはしょっぱい、あんたには食べられないねと云いつつも
綺麗に食べてしまいました。
夜七時半の帰宅案外早く帰って来れました。