五年ぶりに自動車免許の更新に行ってまいりました。
ま、この時代普通に自動車運転をしていると、五年ごとに免許更新をしますね。
で、五年も経っていると色々と制度が変更になっていますね。前回の更新のときは、免許証の大きさがクレジットカード大になっていて、妙に頼りない感じがしたことを覚えています。
今回も驚くような新機軸が二つ用意されていましたのでレポートします。今日はその一弾です。
【免許更新に行く前に数字4桁の暗証番号を二つ用意していかなければならない】
今時、インターネットショッピングや、SNSや、googleなんかで会員登録するときに、かならずパスワードを設定しなければならないのは常識的になっています。
しかし、自動車免許をもらうのにまで、暗証番号を用意しなければならないとは・・それも、二つも。
私の住む兵庫県の運転免許はICカードが発行されます。
Wikipediaに
よりますと
『2008年(平成20年)1月4日からは千葉県・岡山県・香川県・長崎県・熊本県の5県でもICカード免許証の交付を開始した。一部の県を除き、他の道府県でも2008年度末までに導入予定である。(石川県は2010年以降とのこと。)』
ということです。
で、このICカード運転免許証を発行してもらうために数字で4桁の暗証番号を二つ登録しないといけないのです。
ま、自動車運転という万一事故なんか起こした日にゃ他人様の人生にかかわることになるようなことですので、暗証番号の二つは用意しなきゃと、なんとなくことの重大性を感じるのでありますが、どうも、そんなために用意された暗証番号ではないようです。
ICカード免許証については警視庁のwebサイトに
紹介ページがあります。
ページ最初に運転免許証のICカード化についてわかりやすい記述があります。
『
最近、一見しただけでは判別できない精巧な偽変造免許証が出回り、他人名義の免許証を用いて銀行口座を開設したり、携帯電話の利用契約を結び、振り込め詐欺等に不正に使用されています。
ICカード免許証は、偽変造免許証の作成が極めて困難であり、不正使用を防止できます。
』
なるほど~~。偽造免許証で本人確認をしてるヤカラを封じ込めるためのICカードなのか。さすが警察は私たちの身の安全を守ってくれているのだなぁ、と納得したあなた。
それ、まちがってます!
「一見しただけでは判別できない」のは誰でしょう?
この文章を読むと「銀行」と「携帯電話会社」が「判別できなくて」困っているという風にしか読めませんね。
そもそも、運転免許証を本人確認のために使っている銀行や携帯電話会社の方がおかしいんじゃないかと、私は思うのです。
そのために、免許証に暗証番号を記録する、なんていう仕組みをとること自体が本末転倒だと思うのですが・・どうでしょう?
そのうち、銀行口座を開くとか、携帯電話の機種変更をするとか、保険を受け取るとかのときに、8桁の暗証番号を打ち込まなければならないことになることは必定です。

自分のIC免許証に記録されている情報を見るには専用のリーダーが必要です。
今日の講習会の説明では、兵庫県においては運転免許センターなどに置いているということです。新しい免許証をもらった私は、センターの奥まったトイレの前に二つならんだリーダーに免許証をおいて設定された8桁の暗証番号を入力してICカードに記録された白黒の顔写真を確認したのでした。
なんか、お金の使い方、間違ってない?