ELGINファンシーダイヤル:古い懐中時計

2010年03月23日 | 人生は物欲は避けがたい。
ELGINの懐中時計です。ファンシーダイヤルというシリーズのようです。

アンティークウォッチ 古時計の館様のwebサイトに、たくさんの懐中時計が紹介されています。

このELGINという時計メーカーは「1950年代以前の最盛期には、アメリカを代表する懐中時計・腕時計メーカーの一つであり、高級腕時計のブランドに数えられる存在だったが、アメリカの時計業界の衰退によってメーカーとしての実態は消滅した。」とのことです。(wikipedia)

写真は、私の父が持っているもので、上記の「古時計の館」様によると、おおむね1910年前後の作と推定されます。100年前ですか

今でもリューズを巻けば動くということです。100年の時の流れが、この小さな金属の塊の中に詰まっているようです。

どなたか、詳しい情報があれば、コメントください。

大きく見るのはこちらをクリック(相当大きいです。

源兵衛渡:大阪市営安治川トンネル

2010年03月21日 | 人生は旅である。
テケテン♪

毎度当blogにお運びいただきまして、誠にありがとうございます。本日もあちこちぶらぶらしましたお話にお付き合いいただきます。

え~、全国に渡し舟というものは結構あるもので。
うぃきべでぃあぁ、言うんですか?インターネットの百科事典みたいなもんですが。こちらに、いくつも紹介されております。
でも、大阪市のように8つも渡し舟が運行(それも市営!)されているところはないようございますな。

そんな中でも、今回ご紹介する「源兵衛渡」は"渡し"といいながらその実態は「川底に渡したぁるトンネル」という珍しいものでございます。
このトンネルはその作り方から「沈埋トンネル」というもので、聞くところによりますと、川の底に溝を掘っておいて、上から鉄の箱を少しずつ沈めて、一本の筒にするという、なんや、無理やり作りましたぁ、いうようなトンネルです。

ちなみに、この安治川トンネルが日本で始めての沈埋トンネルで(1944年)この安治川からそう遠ぉない場所にある「大阪港咲洲トンネル」が日本ではじめての自動車と地下鉄が通る「沈埋トンネル」であります。

ところで、「沈埋」って、なんと読むんでっしゃろか「ちんまい?」


トンネルまではエレベーターで降ります。自転車も乗ることが出来ますねん。


昔は、自動車用のトンネルもあったということです。換気が良ぉなかったらしく、今は閉鎖されております。


トンネルには、守衛さんがいらっしゃって、自転車は押して歩くことになっています。


すぐそばには、阪神電車なんば線の鉄橋が掛かっておりまして、西九条から九条へ行くには電車でもいけるようになっています。でも、この安治川トンネルは何せただでっさかい、ぎょうさんの人が今日も使こうてはります。


ここで、不思議な思いが起こるのですが、この安治川トンネルは、川の北側の西九条の町と南側の九条の町をつないでいるわけですが、この二つの町とも結構にぎやかな町です。この間をたくさんの人が行き来するのは、どんな用事があるんでっしゃろか?なにか歴史的な理由がありそうです。

いずれにしても、人が行きかうと町が賑わい。町の賑わいは交通がとても重要や、ということなんでっしゃろな。

おあとがよろしいようで。


google map地図はこちら



「龍馬伝」見てますか?

2010年03月14日 | 人生は旅である。
脚本家、福田靖氏は龍馬に一貫した細かな言葉を発しさせている。と私は感じる。
第11話で龍馬のセリフが「(わしの)居場所が無くなっちょる」

先を見通せていた(結果論的に)龍馬は、下士というわが身の現実と、土佐というこの場所に居場所を見出せなくなっていたのだろう。
このセリフは13話の脱藩につながっていく。

話は変わるが、人間の欲望には、自己実現を頂点とした5段階がある、とマズローは喝破した。wikipedia

居場所が無くなって脱藩していく龍馬はマズローの言う「自己実現」のために行動した(頂点を目指した)と理解してもそれほど間違いはないだろう。
そして、自己の実現を追い求めて生き抜いた龍馬を理想の生き方として理解することそのものは否定されることではないことだろう。

しかし、自己実現を求めて生きる人たちは、多くの自己実現を求められなかった人たちと、自己実現を求めること自体を知らない人たちの上に人生が成り立っていることを知るべしなのである。

これはノブレス・オブリージュの議論につながる。