昨日、日本古典文学読書サークル例会は、旭ヶ丘市民センターで開催した。通常利用していた宮城県図書館は使用許可がまだおりず、先月利用した桂市民センターは、和室で畳に坐るため、年配者が殆どのメンバーには不評で、椅子テーブルの当センターにしたものだ。施設は幸い地下鉄旭ヶ丘駅舎の3階にあり地下鉄利用者には便利この上ない好条件だ。メンバーで4月に山形県天童市に転居された方は自家用車でわざわざ参加してくれて、その勉強熱心さに感激。
源氏物語は昨年4月、桐壺の巻から開始した原文読み下しも最終帖の夢浮橋の巻きまで完了した。
源氏物語が時代を経て如何に民衆に愛されたかは江戸時代、全五十四帖の最初と終わりを除いたものに香道の五十二種の簡潔で粋な文様をあてた源氏香(げんじこう)につきる。日本、否平安や江戸時代の文化はすてたものじゃない。
源氏物語絵巻 伝狩野養信筆 光源氏と明石の姫君
十一花散里の巻 源氏香文様