本日高校時代の恩師から連絡あり空手道部の後輩が世界大会の組手試合最重量級で金メダルを獲ったとの事。香川君という29歳の青年だが15歳の時東京から福島の我が母校の空手道部留学し修行した。身長193センチあり中学時代はバスケットボールに熱中していたが父君が空手師範で、我らが恩師を見込んで福島に空手留学生となったのだった。恵まれた体格で素直な性格からすぐに上達、全国でも名だたる選手に成長した。世界大会でも常連となっていたがトップに立つことは出来ずにここまで涙を呑んだ事も何度かあり、今回晴れて世界の頂点に立つ事が出来た、この人が空手をやる人かと思える柔和な顔つきの美青年である。強い人は優しいを地で行く人だ。
チャンピオンの誇りを持って空手人生を賭け東京五輪で花開くと宣言、頼もしい後輩だ。
優勝した時並みいる外国人選手が喜びを爆発させているときに、一人静かに喜びをかみしめていたのを見た記者に聞かれて、相撲の横綱と同じ、(敗者に敬意を払う)空手は武道だからと胸中を明かした驕らない日本のサムライでもある。
福島民報新聞より転載させていただきました(共同通信)