Truth Diary

遺失物の拾得届もっと柔軟に

  早朝団地内をラジオ体操に向かう途中に躑躅の生垣の上に派手なストラップの付いたカードケースを見つけた。失くした人がすぐに気づいて取に現れるだろうとそのままやり過ごし、体操が終わって同じ処を通りかかるとまた有っ残っていた。
 カードケースを開けて見ると氏名が記入されたスイカ(Suikca)カード、箱根フリーパス乗車券、東京デズニーランド入場券、他に家の鍵などが入っていた。失くした人は相当落胆しているだろうと推測され苗字が同じお宅はないか付近の表札で照合しようとしたが無く、家まで持ち帰り警察に遺失物拾得の電話連絡をした。私自身も落とし物をして不安で相当落ち込んだ経験が有るので失くした人に速やかに拾ったという情報が分かれば安心すると思い、落とし主から警察に問い合わせの連絡が入ったら拾った人からの情報が有ると伝えて欲しい、私は間もなく近くの警察署もしくは交番に持参するとお願いしたところ、確実に警察に現物が届かないうちはそうした事は出来ないと言われてしまい、急いで警察署迄拾得物を持って行った。
 遺失物係から遺失物拾得届の用紙に拾得場所、拾得時間、住所氏名、連絡先、拾得物に関する報労金、所得権などについて権利を行使か否か、遺失者に自らの氏名を告知するか否かなど記入させられ、その書類を提出し、暫く待つように言われ約15分程待った後、きれいにプリントされた「拾得物件預かり書」を提示されこれに間違いないか確認して署名するように言われ写しを一部渡され処理が完了した。
 予想はしていたが面倒で時間もかかる事がいまさらながら感じた。家人からは見つけても知らぬふりをするのが賢いやり方だと、よけいな事をしたと言わんばかりに言われたが、失くした人の身になって見れば不安でしようない時間を過ごし、拾った人からの情報があったと聞けばホット安心するに違いないと思っていたが、私の前に路上で発見した人は関わりになると面倒だと敢て目立つ住宅の植栽の上に置いて誰か別の人に発見してもらいやすくしたのだろうと推測される。
 警察に届けるのをためらうのはやはり面倒な書類を書かされ更に届け出受理まで時間がかかるのを嫌う為なのだろう。
 せめて遺失者にいち早く「拾得情報が有りましたよ」と伝えてくれることはできないものか。警察に品物を持参して面倒な書類作成は後回しでやってくれるような計らいが出来ないものか見ぬふりする人が少なくなるような粋な計らいは無理なのだろうか。そそっかしい私は何度も救われた経験をしているので情報の速やかな周知を願うものである。

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