Truth Diary

台風19号

 前々から強大な台風が来ると騒がれていたが、たかをっくくっていた。進路が東京を直撃しそうな為の大騒ぎぐらいに思って殆ど準備らしきものをしなかった。静岡辺りに上陸する頃からとてつもない強風で停電や家屋への被害が出そうと心配し対策した。
 そして襲来当日、大雨による河川の氾濫、堤防の決壊などの映像で唯ならぬ台風だと実感刻一刻と近ずく動静に瞬時も目が離せなくなった。実家に行く時に近道として阿武隈川沿いの角田、丸森ルートを使っていたが、何時も崖沿いの細い道路を走りながら大雨で崩壊してきたらひとたまりもないだろうななどと思いながらなるべく早く通過したものだ。
 電力社員だった頃、新たに橋が架かることになるとその橋梁に電気ケーブルの管路を、添架させてもらい将来ケーブルを通して両岸値域を連係する為、河川を管理する国土交通省の事務所に打合せ、申請に良く行ったものだった。
 河川管理者は百年に一度の洪水を想定した水位(ウオーターレベル)から橋に添架する構造物に対して厳しい審査が行われ何度も設計をやり直しそんな洪水があるものだろうかと思い役所の融通の無さに泣いたものだった。また、堤防の堤体にはいざと言う時の「蟻の一穴」という諺にあるように決壊の原因になると、掘ったり穴を空ける事は決して許可しなかった。
 今度の河川氾濫で河川管理者のいう事が良く理解できた。百年に一度が明日来るかもしれないのだ。その役所をしてもも想定できないような前代未聞の大雨が降ったのだ。被災されたみなさまに御見舞申し上げます。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「自然災害」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事