東京オリンピック、空手競技が正式種目に

　本日,かねてからその動向が注目されてきた空手競技が、東京オリンピック正式種目として登録されたとの報道があった。
　私が入学した時、高校では初めての空手道部が福島に産声をあげた。今では考えられないが、未成熟な少年に空手を教えれば武器を持ったと等しく、大変なことになるとの、辺りからのあまたの反対に打ち勝って空手部創設した恩師は、爾来、生涯を空手と共に生き、自らの家族をも巻き込み、まさに空手に賭けた人生だった。教師を退職した後も、ご子息が引き継ぎ福島県の監督を務めるなどまさに空手一家だ。自宅に道場をかまえ下は小学生から、成人までを対象に空手道を通じた人造りを実践してきた。
　恩師の当初からの目標は、空手道部を日本一にすると言う事で、創部の時から聞かされてきた。卒業後の精進のかいもあり、近年OB達で世界大会に出場する者も出てきていることから、東京オリンピックでメダルを獲り、被災地福島に勇気をもたらし、母校の後輩たちにメダルを持って報告に来て欲しいと、おりあるごとに口にしていた。今年卒寿を迎える恩師は、ずっと以前から空手は必ずオリンピック正式種目として採用になると言い続けてきたが、その思いが通じお慶びも一入だと思う。後は後輩たちが奮励努力して日本代表に選ばれる事を願ってやまない。押忍！！