7月17日、広瀬川の霊屋橋しもで鮎釣りをしていた時、折りたたみイスに座って、川をスケッチする人がいた、間もなく、テレビカメラを持った取材クルーが来て、その画家らしき人と広瀬川の風景を撮影していた。気になったので、釣りに集中しながらも、ちらちらとテレビカメラを見ると、私も撮られているようだった。
一番、ここでいいところを見せなければと、つい肩に力が入った。しかし、まぐれとはあるもので、その時「ガツン」と竿先に強烈なショックがあり、竿が強引に曲げられた、テレビで撮られているので絶対失態はできないと緊張したが、25センチ級の鮎をなんとか玉網に受けることができほっと安堵のため息をついた。
その開放感で一休みして、その画家さんにいきさつを尋ねた。古山拓さんという、主にヨーロッパや国内の風景を水彩で描かれている方で、同時にイラストレーターでもある。
9月に仙台市荒町の森民酒造本家で広瀬川をテーマにした「広瀬川美術蔵展」を行うとのこと。「もしかしたら私の釣り姿も出品なさるのですか」と、ぶしつけにも訊いてしまったら、その予定ですと明快に答えられどんな絵に仕上がるのか、テレビではどのように放映されるのかと期待が膨らんだ。
そして昨夕、友達3人で仙台で飲んでいたら、カミサンから、メールが入った。「テレビであなたの鮎釣りが放映され、ビデオに録っておきましたから」と機械音痴などと常日頃なじっていたが、ひとつ貸しを作ってしまい今後が思いやられる。
同展示は、若林区荒町53番地の森民酒造本家で19日(土)から23日(水)までのシルバーウェイーク期間中、10時から午後6時まで開催される(最終日は午後3時まで)是非行って、自分が広瀬川に納まった姿を面映く眺めてきたいと思っている。
http://www.moritami.jp/event/hirose02.html がそのパンフレットです。