年越し

　退院から間もないという事でひたすら家の中でおとなしく暮れを迎えた。これも珍しく娘がいつもより早く２９日に来て炊事などいろいろと手伝ってくれた。
　私は階段の登り降りしないようにと一階の日本間にベットを据えて手術前から生活しており狭い動線の中でひたすら読書とテレビ・ビデオ鑑賞の生活でぐうたらな暮らしが身についてしまった。
　このまま年越ししてしまってはダメだと思いベットを畳むことにした。暫くぶりに２階の我ベットルームへ引っ越し。正月特番は観たくないのでBSで録画しておいた古い洋画を観たり肩の凝らない文庫本を読む。
　古書音読サークルで２月から始まる源氏物語を開いてみたが少しも読み進めず断念したためだ。私の仕事になっている神棚の清掃と近くの二柱神社から授かってきた年神様の御幣を張り替え社の掃除、榊を取替お神酒と水、米、塩などを供える。お役目を終え一安心いろいろあった一年を振り返り無事年越し出来る事への感謝で家族揃って礼拝。