多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

第十届全国杂技展演 7月17日~28日 広西省南宁市で開催!!

2019-06-19 20:30:08 | 杂技の雑記
今年は9月にも河南省の濮阳で中国全土から集められた選りすぐりの演目が集結するイベントが開催されるのですが
それにも負けず劣らないビックイベントが来月7月17日~28日の約10日間で開催されます.
中国の文化和旅游部の公式発表が出ているのですがイベント内容がすごい!!

・十届全国杂技展演将有来自全国的6台杂技剧、33个杂技节目、7个魔术节目分别在广西文化艺术中心、南宁剧场、邕州剧场、自治区政协同心会堂、南宁市人大会堂等5个场馆演出19场,并在南宁市民歌湖大舞台举办1场惠民演出。

6つの雑技ショー
33の雑技演目と7つのマジック演目が広西省南宁市に集結して5ヶ所の劇場で19回の公演を行うそうなんです!!!
なんというすごいイベントなんでしょう.
雑技ファンとしては行きたい!行きたいとこなので。。。夏休みに結構な出費が。。。
なんか最近思うんですが,中国遠征の仕方を直前でも得た情報ごとに行動するかどうか決定する形にした方がいいんじゃないかと思い始めてます.
今までは,おおよその予想をたてて,行く場所を決めて早めに飛行機を手配する方法だったんですが,これだと本当に空振る危険があるんですよね~
そしてこういうすごいイベントの情報が突然舞い込んでくる.動けない。。。
唯一例外で情報が入ってから行動して見に行ったのが大連の戦士紅星芸術団の立ち上げ公演だったんですが,やっぱあれだな~なんて思い始めてます.
日本でもうすぐサーカス学会が立ち上がりますが
こうやって学会を立ち上げようという発起人さんだけでも結構な方がおられたので,誰か見に行ったりしないんですかね~
と他力本願(笑)

この33演目なんですが,公式に情報がアップされています.
詳しく知りたい方はこちらのサイトから確認してください.
私のPCにはワードが入ってなくて。。。
さすがに中国のサイトを政府系とはいえ会社で開くのは怖いですしね.

そんな中で一部をアップしてくれたのが昨日紹介した自貢市雑技団

赤線惹かれてる部分がもちろんこの雑技団の公式サイトからの引用なので自分たちを示す印になってます.
今回は四川省の中から唯一の選出になってるみたいです.
この赤線部の周辺だけでもそうそうたるメンバーになってます.
中国雑技団からはチャイニーズポールを逆輸入して一段階レベルが違う演目にしあげた《九級浪》もラインナップされてます!
山東省雑技団の草帽はシルクドゥソレイユのマイケルジャクソンのショーでも取り入れられた演目ですね.
はっきりいいます.
サーカスが好きで,もしも中国で効率よく今のいろんな雑技をみたい!と思っている人がいるなら
迷うことなくこれに行くべきです!この一回の旅行である意味私が今まで実際にみた雑技を超えるんじゃないかっていうぐらい網羅できます!!
それぐらいのメンツのようです.
まだ時間はあるのでサーカス好きの方は検討してみてください.

最後にせっかくなので自貢雑技団の演目のエントリーされた演目の様子をアップしますね.







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自貢市雑技団《恐龙馆奇妙夜》

2019-06-18 21:11:01 | 杂技の雑記
今朝,中国の四川省でかなり大きな地震があったみたいです.
残念ながら亡くなられた方もでているみたいですが,救助を待たれている方が少しでも早く救助され
またケガをされた方がの一日も早い回復そして街の復興を祈っています.
そんな四川省を応援する というほどのものではないんですが,今日は四川省の自貢市の自貢市雑技団の公演を紹介しようと思います.
6月13日に試演という形で6回の公演が行われたショーで《恐龙馆奇妙夜》(恐竜館の不思議な夜)
子供たちがより雑技やマジックの魅力にふれられ,楽しめるように,ストーリー性だけでなく舞台技術にも工夫を凝らしたショーのようです.
この“子供たち”をターゲットにしてるのは大切やな~って最近よく思います.
恐竜っていう多くの子供が憧れ大好きな存在とコラボする目の付け所もいいですよね.
しかも恐竜も結構いい出来ですよ.

USJとか日本にもたまに来る恐竜のショーでもそうですが,かなりリアルな雰囲気出すものが増えましたよね.
私が子供のころは The着ぐるみ!って感じやったんですが,そんな雰囲気がまるでない.
もちろんこいつはさすがに雑技はできないんですが,雑技をする方も結構いい感じなんです.

恐竜っぽい雰囲気出てますよね.
写真で見ても,エアリアルストラップはまるでプテラノドンが空で旋回してるようにみえます.
石家庄の河北省雑技団の子供向けの雑技公演でも思いましたが,こういう日本でいうと児童ミュージカルみたいなところに
しっかりと雑技が存在しているのっていいと思いませんか?
少しでも雑技に興味をもつ子供が増えたらいいな~なんて願うのでした.



おまけ

公演中の写真なんですが蹦极と水流星のコラボ.
90度角度を変えた回転の共演!
かたや人がまわし,かたや人がまわる対称的な特徴
このシーンがどういうシーンだったのか動画でみたいな~~~
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サーカス学会の入会方法がアップされました!

2019-06-17 20:56:08 | サーカスニュース
サーカス学会発起人さんのHP中の日記でサーカス学会に関する案内が公式にアナウンスされました.
詳しくはこちらのサイトをご覧ください.
学会といっても
『サーカスを愛し、サーカスに関心がある者は、誰でも会員になることができます。』
ということで年会費も4000円とかなり抑えられたものになっています.
年齢によれば1000円で入れるみたいなので,老若男女幅広い人が参加できますね.
活動内容は
・機関誌『サーカス学』の発行(年一回)
・公開講演会の開催
 市民が自由に参加できるサーカスをテーマにした講演会の実施
・サーカス学ゼミ
 会員同士の交流の場となり、サーカスをさまざまな視点から独自に考察する発表会
サーカス情報の発信と収集
Facebookを通じて、国内だけでなく、海外のサーカスや関連するパフォーマンス、イベントなどの情報を集約、配信。
世界のサーカス団体との交流
となっており,太字にした部分だけでも4000円を超える価値があるんじゃないかと思います.
個人的に一番期待したいのはやはり,北朝鮮のサーカスとの交流!!これにつきます.
欧米や南米,そして中国やベトナム,カンボジア,モンゴルなどなどいろんな国と地域にサーカスがありますが
では個人で交流が一番難しそうなところはどこ?って聞かれると私は北朝鮮じゃないかと思うんです.
日本では一部問題に拘る人々も数多くいるので,まず来日公演とかも何年後ならあるんかな。。。といった感じ.
交流って一言で言ってももちろん幅は広いと思うんですが,ただ客として見るだけでもハードルがきつく感じます.
そしてもう一つの太字,公演情報の集約と配信.
これは中国雑技を追いかけていて一番苦労するところなんですよね~
《いつどこでどの雑技団がどんなショーをするのか》
これが本当になかなか手に入らない.シルクドゥソレイユファンなんて楽なもんですよ.公演情報がめっちゃ先までアップされてるんですから~
そしてそうやって遠くばかりを見ていると,足元の情報を見落とすもんで
それが6/12でした.
なんと!
大阪で「中日友好交流故事会」というイベントが開催されたのですが
なんとそこに中国側からのゲストパフォーマーとして昨日ブログの最後の方で私が一人で大興奮していたこの二人!

肩上芭蕾の生みの親である吴正丹 魏葆华夫婦が出演してたんです.
ぶっちゃけ参加してるのは各界のお偉いさんたちなので知っててもどうしようもなかった可能性も高いんですが
知ってるとなんとかできないかと考えられたわけで.
本当に《公演情報》ってお金を払ってでも手に入れたいものなんですよね.
なので私は早速入会届をゲットして,明日にでも申し込む予定です.
今日じゃないのかって?いや,送って頂いたのをプリントアウトして書き込んでPDFで取り込まんと
私のパソコンじゃ無理だってさっき気が付いたんでした.

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さぁ~って再来週の雑技公演は~

2019-06-16 10:47:39 | 杂技の雑記
広州です!
とサザエさん風にやってみましたが,広州市雑技団から公演情報がアップされました~
(まあ3日ほど前なんですけどね)
今回は
广州艺术节 戏剧2019
と銘打って《启航》(発進!!みたいな意味です)
という名前のショーで6月28日19:30 6月30日10:00 の2回公演.
場所は广州杂技团第一剧院ということなので広州市雑技団の本部があるところだと思います.
政府支援もあって,チケット代は88元,128元,158元ということで一番高くても3000円しないっていう超財布にやさしい公演になってます.
しかも158元の席3枚で360元とかセット割まであるんです.家族で見に行ったりするのにも優しいですね.
この28日~30日は大阪だとG20で遊びに行くにも遊びに行きにくくなるので広州に行っちゃうのもいいかもしれませんよ~
あっそうそう
こうしゅうはこうしゅうでも広州であって杭州じゃないのでお間違いなく.

さて気になる公演内容ですが
雑技だけでなく,マジックや道化、武術,舞踊などをを取り入れた舞台作品で。。。とありふれたことしか書かれてなかったんですが
最後の文章は気に入りました.
《杂技是震感人心的艺术,是英雄的艺术》
雑技は人々の心を震撼させる芸術であり,英雄の芸術である!
なんかよく分からないけどカッコいい~~~~~~!!って一人で盛り上がってました.

60名の雑技芸人による12演目,90分間のショー
広州だと今何かと話題の香港経由って手もありますし,是非月末の予定の候補もしくは
出張ついでにでもいかがでしょうか.

では最後に写真でアップされている演目を紹介しときます.
集体空竹

第29回モンテカルロサーカスフェスティバル シルバークラウン受賞の演目です.
地圈

伝統的な中国武術と雑技を融合させた演目に仕上がっているそうです.
软钢丝

第32回モンテカルロサーカスフェスティバルでゴールデンクラウンを獲得した演目!
そう!あのシルクドゥソレイユファンにもおなじみのリーウェイを生み出した雑技団なんです.
今のあの上下に動く软钢丝は新しい芸人によって演じられているんですが,今回上下するかどうか.
これ,めっちゃ重要なポイントなのに書かれてた記事だけじゃ分からない!!!!!
球技

雑技と球技を合わさった演目.
いくつものボールが連なってステージ上に繰り出される光景はもはや一つの絵画のような美しさになります.
第31回モンテカルロサーカスフェスティバルでシルバークラウン獲得の演目です.
肩上芭蕾

そして最後の最後にビック演目が来るんです.
この写真を見た瞬間に分かる人は「えっ!?これってそもそも広州市雑技団ちゃうやん」って思ったはず.
はい!正解!!!私もそう思ったし,まさしくそうなんです.
この演目は同じ広州は広州でも広州軍区戦士文工団雑技団の演目なんです.
そう思って説明を見ているとすごい言葉が!!抜粋します.
《此节目由世界首创者吴正丹,魏葆华特别演出》
え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!
あの,あの,
第26回モンテカルロサーカスフェスティバルで観客総立ちの圧倒的演技でゴールデンクラウンを獲得した
そしてこの肩上芭蕾という演目をこの世界に生み出したあの夫婦が出演するんです!!!
これ,絶対に広州に居る人は,いや香港マカオに居る人も見た方がいい!いや見るべきだ!見なければいけない!!
今も現役で演じられているのは知ってましたが,個人での活動のためなかなかショーを予測して旅行計画を立てられません.
本当にこのタイミングで広東省にいる人は自分の幸運を誇るべきやとマジで思います.

ということで最後は仕事とかで広州に居る人への妬みでした~チャンチャン
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中国雑技団 《未来星夢》 を見る!

2019-06-15 12:58:13 | 2019GW《天津,石家荘,北京》の旅
今回の旅行の中で当初中国雑技団の公演は《天地宝蔵》しか見られない予定でした.
実際,GWに入った時点でも中国雑技団の公演予定はそれだけ.
だったのですが,なんと北京に行く直前ぐらいになって中国雑技団にいる知り合いの方(といっても会ったことはないんですけどね,ただそれなりの立場の方みたい)が
アップしたWeChatでこちらの公演が急遽行われることが分かりました~\(^o^)/

その名も《未来星夢》 チケットには東図劇場ってありますが,これは急遽決まった公演なのでチケットがそこまで用意できてないだけみたいです.
ぶっちゃけネット検索でも出ないし,実はこの後に中国雑技団の友人と会うんですが,その友人にも「どうやって情報ゲットしたん?」ってびっくりされるぐらい
直前での決定やったみたいです.本当に細くても人脈って大切やな~って思います.
もちろん強い人脈が魅力的ですが,こういう公演情報だけなら浅くても広い人脈が理想やと思います.
そんなわけで見事に情報をゲットして,問い合わせたら,あまり告知も行き届く前だったので1日目と2日目合わせて3公演全て最前列ど真ん中で楽しめました~\(^o^)/
この《未来星夢》ですが劇場名こそ違うものの公演名が記載されたチケットがあることからも分かると思いますが
公演そのものは何度もやられている公演で,2劇場体制の時によく片方でされることが多かったです.
特徴は純粋に中国雑技団の代表的な演目を見られるという点.
演目と演目のつながりとかそういった部分は一切こだわってなくて,いわゆるサーカステントでサーカスを見る感じに
A⇒B⇒C・・・と演目をそれぞれ楽しむ感じです.
だからこそ中国雑技団のトップチームが調整に使ったり,逆に若手チームがお客さんの前での実践経験を純粋に積んでいくのにもつかわれます.
1つ言えることは
チームがどうあれ,モンテカルロサーカスフェスティバルを筆頭に様々な国内外のサーカスフェスティバルに派遣される
そのスタイルでの各演目を楽しめるというのがこの《未来星夢》というショーの特徴なんです.
なのでこのショーがあるって知った瞬間にチケット手配に動いてたのでした.

座席配置はこんな感じ

本来が映画館みたいな感じなんです.
おそらく舞台挨拶とかもできるこの映画館の中では大きなホールです.
そして劇場内では始まるまでは中国雑技団を紹介するビデオを楽しむことができます.


中国雑技団について簡単に紹介すると
1950年8月にソ連から10月革命勝利33周年記念イベントに中国が招待されたのをきっかけに
周恩来総理の指示のもと全国から選りすぐりの46名の雑技芸人が選ばれ約ました
彼ら彼女らは2ヶ月の練習とリハーサル経て10月20日の夜に毛沢東などそうそうたるメンバーの前でショーを披露し
彼ら一つ組織として結成することが決定されました.そして周恩来総理が中華雑技団命名.
これが中国雑技団の始まりになります.この団体はソ連をはじめ東側のヨーロッパ諸国で公演を行ったそうです.
始まり方の特徴としては特定の地域を中心に結成メンバーが選ばれたのではなく全国から選ばれたことでしょうか.
ちなみに今の中国雑技団という名前になるのは1953年になります.
中国雑技団ですが,結成当初から世界中で活躍したかっていうとそうではなく
1950~1966年間は全国の一流の芸人から技を学びながら若手を育成する期間になっており,また文革の10年間はやはり大混乱の時期だったみたいですが,
そんな中で1972年西アジア,北アフリカ7か国訪問で海外公演を行っています.
1976年に文革が終わり,そこから復興がはじまり,1987年から2006年までの19年間が改革の期間と言われています.
この間に雑技学校の設立,芸術性強化など様々なことが行われています.
そして2006年に民営化され中国雑技団有限会社となります.
ということで中国雑技団が世界中の国際大会で成果を出していくのは意外と最近で1980年代中旬からになります.
初めてのモンテカルロサーカスフェスティバル制覇は2004年で武漢雑技団をはじめ,いろんな雑技団より遅れてのことになります.
ただし!
こっからはすごい演目をどんどん送り出しているんですけどね.
また後日紹介しますが,長い年月をかけただけあって,施設とかバックアップ体制など組織力もぴか一です.

そんな中国雑技団が世界の大会に派遣したものに近い形で演技を披露してくれるがこの《未来星夢》です.
では今回の公演で見られた演目を紹介したいと思います.

对手顶


广州战士杂技团の肩上芭蕾のような演目で,2010年にイタリアの国際大会で銀賞を受賞しています.
広州戦士雑技団の演技は戦士紅星芸術団に引き継がれていてますが,こちらの中国雑技団の方はより力強くなっています.
足を前後に開脚した女性の後ろから頭を超えて足を持ち,そこから一気に持ち上げて片手で女性を支える動作などは
雑技団員として徹底的に基礎的な身体を強化してるからでしょうね.より雑技感がアップしてます.

转蝶(花盘)


この演目は何年か前に来日したパンダマスターでも披露された演目ですね.
この演目自体は実はそれほど国際大会で目立った活躍をしているわけじゃありません.
ささっと調べた範囲ですが,2012年に北朝鮮でのサーカスフェスティバルで銀賞を受賞したぐらい.
ただこの演目の面々はたいがい別の演目をやります.
蹬伞であったり空竹であったり.雑技の演目ではこの演目のように大人数の演目がちょくちょくあるんですが
そういうメンバーは往々にして複数の演目をと鍛えています.
サーカスを見ていてよく思うのがステージの大きさに対して一人や二人の演目ばっかりだとちょっと寂しく感じるんですよね.
こうやって大人数で複数の演目をすることで,平均すると一つのステージに出る人数がそこまで多くなくても
ステージ全体を芸人で埋め尽くした壮大なショーができる.それもまた中国雑技の魅力です.
この辺は身近なものだと宝塚歌劇団を思い起こしてみてください.大劇場での公演をささえるのは圧倒的な数の力です.
80人近くがワンショーに出るんですからね.あの数の迫力はなかなかのもんです.
雑技では複数の演技を掛け持ちする団体芸の芸人でそんな迫力を出してます.

男子技巧- 协奏・黑白狂想
今回,この公演のニュースが飛び込んで一番興奮したのがやっとこさこれが目の前で生で見られると思ったから!!!





いや~もうめっちゃ興奮した!
この演技をど真ん中最前列で見られるという幸せ!日本公演だとたいがい某価学会系列が取っちゃうんでできな幸せ!
北京に来て良かった~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
雑技の神様ありがと~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
えっと,この演目はこのブログでも何度か紹介しましたが,第35回パリの世界サーカスフェスティバル(←日本語でなんて書けばいいの~)や
第39回モンテカルロサーカスフェスティバルなど金賞,一等賞以外を受賞したことないぐらいの演目です.
倒立系の技を5人の男性(モンテカルロ時は+女性1人立ったけど,正直別にいらんと思った)で次々に繰り出します.
今回は急遽決まった公演というのと劇場の広さもあって,道具を持ち込めておらず最後のムーブメント等,じゃっかん技を出し切れてませんでしたが
シングルハンドバランシングで,音階順にならんだ音の出るスティックをピアノのように弾く,弾くというにはシングルハンドバランシングで
飛ぶんですが,音楽を奏でる.この演目の名前をまさに表したシーンがあるんですが,そこはバッチリと披露してくれました.
これ,誰か大道芸でもなんでもいいけお日本人コピーできませんかね?
いや,マジで外でやれば盛り上がることこの上ないと思うんです.
奏でる音楽も,いろいろあって,ドレミの歌や,誕生日の歌とか.大道芸なら誕生日の人がいないか聞いてみて,その人へ!みたいなこともできる.
ただし
これだけ世界的な場所で披露されているにも関わらず,あまり他でされてないのには理由もあると思います.
はっきり言って,きつそうです.
実はこの演目のオリジナルキャストはこのブログでもなんどか取り上げている陈磊なんですが,彼は既にソロで海外に活躍の場を広げていて
中国雑技団には居ないのです.なので今やっているのは後任なのですが,やはり曲の最後の方は限界ギリギリ感が半端ないです.
ただこのぎりぎりの中で時には失敗,時には成功!この挑戦する姿勢とそれを手に汗握りながら応援しながらドキドキしながら楽しむ
そんな感覚もまた雑技やサーカスの楽しみなんですよね~
やっぱり雑技好きだ~~~って実感する瞬間です.

柔术

柔术(コントーション)そのものとして国際大会に出ることはあまりないんですが,この技術を基本にいして《双人滚杯》や《顶碗》などいろんな形になって国際大会で賞を受賞してます.
コントーション自体も非人間性と言いましょうか,人でないような動きという意味で非常に観客を惹きつける演技でいろんなサーカスで取り入れられている演目ですね.
日本でおなじみのシルクドゥソレイユではモンゴル勢がものすごいシェアを持ってるイメージです.私も動画でしか見たことないですがOのコントーションとか好きです.
が,どんなステージでも中々この写真ぐらいの距離で見られることもないんじゃないだろうか.
なんて思う瞬間でした.

集体空竹(グループディアボロ)



こちらはもう説明不要なぐらいの演目ですね.中国ゴマ,空竹,ディアボロいろいろ呼び方はありますが,中国でも長く演じられた演目です.
国際大会でも最近だと第37回モンテカルロサーカスフェスティバルでの金賞など書ききれない実績があります.
(まあ実際には書こうと思えば書けるんですけどね~)
ディアボロ自体は世界中というかそれこそ日本でもめちゃくちゃやってる人も多いし,それこそソロでシルクドゥソレイユを含む世界中の
ステージで活躍している人がいます.が,あくまでディアボロという分野の中で技を競い合い,生み出してやっている感じなのに対して
中国のディアボロはディアボロという一つの道具を使って雑技の基本動作を加えてよりアクロバティックないうなれば
サーカスの演目に仕上がている感じがします.身体動作がより加わった感じですね.
あと技と技の間の時間がこれだけの人数でやるので除かれて,よりスピード感のある演技になります.
日本でも体操とかそういう世界をある程度極めてからディアボロに入るともっと面白くなるんじゃないかな~なんて思うですが
実際にどれぐらいおられるんでしょうかね.なんかイメージだとそういう分野からの人はティッシュとかリングとかそっちに行っちゃう気がします.
ただこういうお互いに別角度から一つの道具を使うってのも進化には面白いと思ってます.
ディアボロという一つの道具を極める人たちと
ディアボロを用いて様々なよりアクロバティックな演技を極める人たち.
1つの道具の可能性を進化させていく上で,こうやって両サイドから攻めている状況は結構いいかもしれません.

十三人顶碗


·
数ある中国雑技団の演目の中でもこの演目は中国雑技団に新しい歴史を刻んだ演目とも言える演目です.
2004年に中国雑技団が初めてモンテカルロサーカスフェスティバルでゴールデンクランを受賞した演目がこの演目なのです!
私もめちゃくちゃ好きな演目で,日本公演のパンダマスターにはこれのトップチームが参加しているという情報があって
それだけでも見られるだけ見たい!!!って思ったほどです.
頂碗はどちらかというとコントーション的な静かな動きの中で人々を惹きつける演目ですが,この演目ではバンキン的な要素を加えた
アクロバティックな,それでいて足では常にお椀を重ねて持ち続けているバランス,なんというか雑技のいろんな魅力が一つの演目に集約されているんです.
Youtubeにもいっぱい動画が上がっているので興味ある人はこの演目名で検索してみてください.


本当に最高の時間をありがとうございました!と叫びたいです.
2日間で3公演見ることが出来ましたが,私の旅行プランがもしも逆回りに北京⇒石家庄だとみられなかった
もってるぞ!私!!!というのも実感しちゃう奇跡の観劇に感激です.
また北京行きたいな~~~~~

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6月29日 サーカス学会が立ち上がる!

2019-06-14 19:49:16 | サーカスニュース
先日お話を聞かせていただいた西元さんからのコメントで初めて知り,検索してみたところ
6月29日午後3時早稲田大学戸山キャンパス36号館681教室でサーカス学会の設立総会が行われるみたいです!
ソースはこちらのサイト
正確にはこちらのサイトにリンクされてるツイッターなんですけど
まあ細かいことは気にしな~い.
発起人は大島幹雄さんという方で,この方もまたサーカスファンなら誰もが本を一冊は読んだことがあるんじゃないかっていう方ですよね.
特に私が好きなのは「明治のサーカス芸人はなぜロシアに消えたのか」という本で,普段本をほとんど読まない私でも
まるでドキュメンタリー番組でも見ているような感覚で読み進んで,最後のまとめのあたりで感動してました.
そんな大島さんの記事もこちらの河北新聞のサイトに載っています.
記事によると活動内容は
(1)機関誌の発行
(2)公開講演会
(3)サーカス学ゼミ
(4)サーカス情報の発信と収集
(5)世界のサーカス団体との交流
などを考えられているみたいで,機関紙はなんとしても定期購読したいところです.
参加方法とかは見つけられてませんが,一番最初に貼ったリンク先,デラシネ通信日誌.
ここって実はまさに発起人の大島さんのHPなので,問い合わせたりすればなんとかなるかもしれません.
念のためにHPのトップページを貼っておきますね.

さて,せっかくなのでもう1ネタ書きたいと思います.
サーカス学会というのは日本ではこれが初めてだと思います.
が,日本サーカス研究会というのをご存知でしょうか?
しかも海外でその足跡をきっちりと残した日本サーカス研究会です.
それがこちら!

分かりますか?
頂技(中国呉橋)日本雑技研究会賞杯 日本雑技研究会設立
という文字が!
これ,実は前回の中国旅行の時にお邪魔させてもらった,中国で唯一の公式の雑技専門の専門誌《杂技与魔术》という雑誌の編集部で
バックナンバーを約3時間見せてもらってた時に見つけた記事なんです!
そしてこれを見た瞬間に,「こ,これは~~~」ってなったんです.
私には確かにこれに関する記憶があったんです.そして帰国後真っ先に部屋の中の本から見つけ出しました.
それがこちら

そうなんです.以前このブログにもコメント頂いた国際サーカス村協会やサーカス学校を設立された西田さんの本に書かれてたことなんです!
残念ながら私が見つけたのは第二回なので,西田さんが本に書かれた第1回のものではないんですが
(編集部で無制限に時間があればもっと見つけたんですが・・・),ただ日本のサーカス研究家の方の足跡がこうやって
しっかりと中国に残っていることや,本で読んでたことが別の角度の情報とつながってめっちゃ興奮してました.
※一応,本を写真に撮ってあげるのは,よろしくないんで,万一クレーム来たら消します.
中国の本はね~(笑)

ちなみに編集部では2冊以上在庫があるバックナンバーは売って頂くことができて,スーツケースの重量の許す限り買いまくったので
ざっとこれだけが私の家にはあります.まだほとんど中身を紐解けてないので,おもしろいものがあったら紹介します.
あともしも読んでみたい!って興味がある方いれば連絡していただければ,お貸ししたりすることも可能です.

















なんか表紙見てるだけでもワクワクしてきませんか?
ワクワクしてきた人は
もう立派なサーカスファンです.
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中国のクラウンというと。。。

2019-06-13 20:58:49 | 杂技の雑記
どんなサーカスにもいる存在といえばこちら

はい,クラウンです.日本語だと道化師というのでしょうか.
このクラウンの起源はかな~~~~り古くて紀元前2500年ごろの古代エジプト第五王朝時代には小さなクラウンがいて
宮廷で王様に対して演じていたといわれているそうです.

クラウンがサーカスの一部になるにあたってなくてはならない存在と言われているのがこちら↓イギリスの喜劇役者ジェセフ・グリマルディ

17世紀にホワイトフェイスというクラウンを作り上げて,英国のクラウンの父とも呼ばれているそうです.
クラウン文化の発展にともなって,容姿もまた徐々に分かれていきますが,ホワイトフェイスは今でもクラウンの中でももっとも見られるクラウンです.
さて,これはまあ置いといて
では中国でクラウンの起源ともなっている存在は?と言われるとこちらは紀元前1818年に既に中国の戯曲中で記載があるみたいです.
それがこちら

一種の進行役的な役柄のキャラクターで
《无丑不成戏》 クラウンなしにはショーが成り立たない(かな?)
という言葉があるみたいです.
そしてこのキャラ.
私のブログをご覧になってた方ならどこかで見覚えありませんか?
そう!こちら!!

はい,フランクドラグーヌが中国の武漢に作ったHan Showのメインキャラクターなんですね~
ドラグーヌ,何気にこの辺のことは抑えてたんだろうな~なんて思うのでした.

ちなみに何十年か前の雑技だとやはりチャップリンを意識したクラウンが多かったみたいです.
私は無駄に西洋化せんでええと思うんですけどね.
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武漢雑技庁で開催されていた《环球大马戏嘉年华》 千秋楽!

2019-06-12 20:22:02 | 杂技の雑記
4月13日から武漢雑技庁で開催されていた《环球大马戏嘉年华》 が6月9日,無事に千秋楽を迎えたみたいです.
約2ヶ月にわたって,国内外の50名近い芸人があつまり33公演を完走!
今回は武漢雑技団の雑技といろんな外国からのサーカス芸が結集していて,見応えだけでなく,普段見られない演目も見られる機会になったんじゃないかと思います.
私の知っている限りは武漢雑技団に今は動物芸はないと思うんですが,武漢雑技庁では




じゃ~~ん
こんな感じで動物芸にも対応できています.
サーカス好きの人が一般人からよく聞かれる質問に《サーカスとは?》ってものがありますが
私の答えはものすごく単純で
1つのショーの形態で,直径13メートル前後(少し幅があったと思いますが,基本決まってます)の円形のステージでやればサーカス
雑技は?って聞かれると“技”で,それを上記のリングでやればショーとしてはサーカスになる.路上でやれば大道芸.
めっちゃ単純だけどこれぐらい単純に考えた方が分かりやすいと思うんですけどね.
このだいたい決まっている円形の意味も馬術の芸の写真を見ると納得できますよね.
リングはある程度同じ大きさの方が,芸が演じられるステージが多くなりますから.
海外からの演目だと
ホイールオブデス

クラウン

などなど
そして中国からは
力量

柔术

大跳板

そして,ここ数年で一番海外でも活躍した武漢雑技団の代表的な演目
《飞轮炫技》

イカリアンゲーム + トランポリン が観覧車のように回転しながら行われる演目です!
(個人的には実はここまで機械機械した演目は私の中の雑技らしさがなくて好きじゃないんですけどね)
そして最近,国内の雑技大会でも好成績を残した演目《杆上技巧》

もしっかり披露されたみたいです.
武漢雑技と世界のサーカス芸が集まった感じで,地元向けという意味では最高のショーだったんじゃないかと思います.
出演された皆々様,お疲れさまでした~



ちなみに9月にまたやるらしい(笑)
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X The Land of Fantacy チケット手配無事完了!!

2019-06-11 21:04:44 | サーカスニュース


5/30の正式発表以来,どうやってチケットを手配するかでドタバタしてましたが
この前,スタッフと連絡が取れて,チケットが買える!となったあたりでしたが,
正式に「チケットを取り置きしているので,チケットオフィスでパスポートを見せて引き取ってください」
という案内が来ました~\(^o^)/
てなわけで杭州旅行でのシルクドゥソレイユの新しい常設ショー「X The Land of Fantacy」じゃまくさいのでX showのチケット手配が完了です.
よかった~
11月に8月10日に開演!なんていう,今から思うといったいなんやってんっていう発表から
とりあえず飛行機だけ手配だ~となって(4月からサーチャージ下がるの分かってたのに,その前に買うという暴走)
で,そこから続報なしの,ホンマに始まるん?からのどうやってチケット買うのだ~からのゴールでした.
雑技好き共通の悩みは中国のショーのチケットをいかに手配するかなんですが
シルクドゥソレイユが絡んでいるだけあって,比較的終わってみると楽やったかな.
なので見に来たい!って方は是非問い合わせてみてください.なんとかなります.


なお私は
8月11日,14日,15日の公演を観賞します.
どれも1日1公演の夜7:30開演です.
チケットボックスでは
マスターカードも使えるそうなので、外国人にはありがたいですね!
それを聞いても人民元を用意していきますけどね(笑)

現状,アジアで唯一のシルクドゥソレイユ常設ショーとなるX show開幕が待ちきれないです.

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芸術となんちゃらサーカスと動物と

2019-06-10 20:45:16 | Weblog
先日参加した《アジアの現代サーカスの今》
だいたいのことは昨日書いたので,あとちょこっとだけ,最近語られるサーカスについて思うことをさらりと書きたいと思います.

・芸術
そもそも芸術とはなんぞや。。。
例えば大辞泉によると
「特定の材料・様式などによって美を追求・表現しようとする人間の活動」
とあります.
じゃあ美しいとはなんぞや
これもまた大辞泉によると
「色・形・音などの調和がとれていて快く感じられるさま」
「きれいだ」
「りっぱである。見事だ。」
などいろいろある.ようはきれい!とかすごい!って思われるのは「美しい」わけで
それを追求して表現すると芸術.
じゃあもっと分かりやすく
すごい!とか
めっちゃ綺麗で,見とれてしまって,まったく他のものが目に入らなかった
とかもっと分かりやすく言えばいいんじゃ。。。なんて思うわけです.
どこかに《芸術》という言葉に格式みたいなものがあって,サーカスを立派に見せようとして
芸術って言葉が便利に使われてるんじゃないの?なんてひねくれものの私は時々思うんです.
便利で危険な言葉の代表が《芸術》とか思ってます.
なんで危険かっていうとですね,中国では芸術的じゃないって名目で雑技として求められなかった演目ってのも
存在するんです.残忍で悪趣味みたいな感じに言われ,芸術性がないって.
芸術って言葉がよくも悪くも免罪符というか,あいまいでありながらも,一種の宝刀のように使われてて。。。
例えばですね
「これが昔ながらのサーカスで~」って説明のあとに別のものを示しながら
「こういう芸術的なサーカス~」なんて言うと,遠回しに前者の芸術じゃない!ってある意味切り捨ててるんですよね.
私自身「芸術」なんて勉強をしてないのでついていけてないだけだとは思うんですが
そもそもどこぞのえらい人たちが定義したものにはてはまるものが素晴らしい!なんてのは
面白いんかな.

・なんちゃらサーカス
伝統的なサーカス,現代サーカス,近代サーカス,近大マグロ。。。
これもよう分からんし,伝統的とか現代とか
あとヌーヴォーシルク 新サーカスって言葉もよく分からんのですよね~
土曜日のイベントでは木下大サーカスのようなサーカスが伝統的サーカスで~って説明がありましたが
私は思いっきり首をひねってました.
というのもそもそも木下大サーカスだってやってることは今と昔じゃ違うわけです.
どれぐらいこの方が木下大サーカス追いかけてるかは知らないし,さすがに客席の立場でそんなことは聞けませんけどね.
サーカスショーを分類する時に
新とか伝統とかって分け方もあんまり好きじゃなくて。。。と書きながら私も伝統的な雑技とかよく書いちゃうんですけどね.
ただ思うのは
新とか昔ながら ってのは所詮は《今》という基準があっての表現で
100年後には今の新は新じゃないわけです.
今の新が100年後もバリバリ最前線で最新的なポジションでもそれは
いうなれば何年も続く秘伝のたれみたいなものになってるわけで.
こういうのも
「サーカス?あ~子供のころに見たかな~」
みたいな人に振り向てもらうための言葉じゃね?なんてどこかで思うわけです.
なお,雑技でも新雑技って言葉はよく目にします.
新もいいんだけどさ~昔の写真で残ってる技をしっかりと伝承してからにしてくれ~なんて思ってるんです.

・動物
これも土曜日に話題になったものです.
雑技も時代や王朝の方針など様々な理由で持ち上げられたり,抑圧されたりしてきた歴史があります.
なので《野生動物の公演がやりにくい》これだけならなんとも思わないんです.
ただ,今うごく思っているのは
王朝など絶対的な権力者に抑えつけられたなら,反骨精神で細々とでも生き残ろうという気力もでると思います.
単純に誰も見ないから廃れていくってのも,これはこれでしゃあないことかなって思うんです.
ただ今世界で起きているのは全く異質なこと.いうなれば民主主義という世界を覆う悪魔の仕業という背景があると思うんです.
めっちゃ単純化して書くと
世界に100人の観客がいて,うち10人がめっちゃ好き!見たい!!と思ってサポートして
それが独自で生き残れる実力を持っていたとしても,
90人がそれを嫌いで消したい!と思ったら,今の世の中では持続可能な技術でも消されてしまうんです.
そしてそれは《民意》とか《総意》のような圧力でのしかかってくるわけで
それは特定の王朝や個人からされるのとはダメージに雲泥の差があると思うんです.
結果,生き残るものの絶対条件は《嫌う人が過半数に達しないこと》が最低条件になる.
つまんなくない?

と,そんなことをごちゃごちゃ思ってたのでした.
まっただの雑技ファンの独り言ですが,こんな機会でもないと文字にしないのと
書いてると自分の中でも,ここはもうちょい考えてみようとか思えてくるのでいいですね.
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